《悪鬼転生の塔》


《悪鬼転生の塔》(あっきてんせいのとう)

カードデータ


カード名悪鬼転生の塔効果:
[このカードをフリーズする]《ノーマル》あなたは自分の山札をシャッフルし、自分の山札の番上のカードを公開し、持ち主の山札の番下に裏向きで置く。そのカードがこのカードと同名のカードならば、あなたは自分の墓地にある対象の使用コストが自分のエネルギーゾーンとスマッシュゾーンにあるカードの合計枚数以下のユニットを1枚まで選び、このカードと同じラインのユニットのない自軍エリアのスクエアにフリーズ状態で置く。そうでないならば、あなたは自分の山札の番上のカードをプランゾーンとして表向きにする。
属性-
種別ベースタイミングノーマル
使用コスト黒2


ゲーム外カードデータ

収録セットNo.レアリティフレーバーテキストIllustration
IV-4IV-4 035/100Common?-吉村 正人?


解説

 IV-4 天魔光臨にて登場した、軽量?ベース?
 ギャンブルカードの1枚であり、ある意味万能リアニメイト?効果を持つ。

 天魔光臨にて各色に登場した、同名カードがデッキから見えた時に効果を発動するサイクル?

 デッキをシャッフルし、そのデッキトップ?が同名カードであれば効果を発動するという何とも運要素が絡むギャンブル要素の非常に強い癖のあるカード。
 かつこのカードを張るタイミングはノーマル?と見れば使えない印象を受けてしまいがち。
 しかしそれでもそのギャンブルにかかるリスクと賭けに勝ったときのリターンを見るとそこまで辛くは無い。
 このカードを張る場合は2エネルギーさえ溜まれば良いので、最短のタイミングで設置できればそこまでユニットの展開を阻害する事は無い。
 ゲーム後半に行くに従いこのカードのコストそのものも軽くなって行き、かつこのカードの効果はノーマル?でしか発動しないため自分のターンでしか張れないことはデメリットではないだろう。
 当然ながらこのギャンブル効果で同名カードを当てるのは難しい。
 30枚以上デッキが残っている状態ならば同名カードをデッキトップに見せる確立はフル投入した場合15分の1を越え、それが1枚でも手札にかぶるとより低くなっていく。
 だがそのギャンブルに必要なベットはこのカードのフリーズ?、加えてもし違うカードが見えたとしてもプランゾーン?を作れるというのが大きいだろう。
 もし外れたとしても、見えたカードをデッキボトムに送るだけでノーコストでプランゾーン?を作成できる。
 これは以外に大きく、置くだけでエネルギーブースト?している呼声の効果がデッキに及んだものとほぼ変わらない。
 1回や2回めくるだけでは確かに賭けに勝つのは難しいものの、それでいてノーコストでプラン?をめくれるのでこのカードに支払ったコスト損失分は外れていても取り返せるということになる。

 しかし稀にとはいえギャンブルに勝った場合の効果は非常に強力。
 序盤に発動すると実に美味しくないが、ゲームがもつれるに従い実に抜群の汎用を誇るリアニメイト?効果を発生させる。
 とにかくギャンブルに勝てば溜まったエネルギー分の蘇生が行えるので、そもそも超序盤でめくらない限り、ほぼ蘇生できないなんていう状況は無いだろう。
 狙って出すのは難しいが、特に試合がもつれるとこのカードをめくる確率も上昇し、加えて大型?墓地に送られている状況もしばしばあるため決してバカにはできない。
 終盤の終盤、詰む一歩手前で偶然に使われて《断裂の魔氷クレバス》《竜皇帝アルィンド》なんかが出てきて逆転された日には笑うしかないだろう。
 だが運の要素が大きく絡みやすいので、やはりプラン?を手軽に作れる上でたまに見えてお得な程度の考えで良いかもしれない。

 効果の性質及び都合上当然投入する際は3枚フル投入しなければ最大限に効果を生かせない。
 当然このカードが手札に複数ダブってしまえばギャンブルに勝てる確立は下がっていき、何らかの形でデッキから無くなればプランゾーン?を作成できる以外に魅力がなくなってしまう。

 デッキがどんどん減っていくディメンション・ゼロというカードゲームの性質から、後半になればなるほどこのカードをめくる確立は上昇していくため常に分が悪いというわけではない。
 そもそも後半になりに行くに従い同名カードがデッキから無くなってしまった場合は確かに事故要員にしかならないが、それでもエネルギーを使わずにプラン?をめくれるため完全に死んでしまうわけでは無いだろう。

 だがフル投入しなければならない以外にも欠点は多い。
 まず2回デッキトップをオープンするので1枚目で外れても2枚目で当たりを引くというのはこのカードを使う上での「あるある」。当然だが効果は発動せずプラン?を作れたうま味が少ないので大外れということになる。
 また暴走?との噛み合わせは非常に悪いため同時採用するのは避けたほうが良いだろう。
 フリーズ?しなければならないため、急襲《魔獣軍団長ヴァサーゴ》を使う場合は効果の発動を避けるなどするなど工夫も必要でただ適当に使えば良いというわけではないのも覚えておきたい。
 リアニメイト?する都合上ファッティだけを蘇生すれば良いというわけでもなく、効果が決まった場合や手札の状況などを見極めて計画的に使って行きたい。

 覚醒の刻にて大幅に追加されたプランゾーン効果?関連のギミックを促進させる上でプラン?をただで作れるこのカードの有用性もある程度高くなった。
 モチロンデッキスペースを大幅に必要とするため不要になる場合も多いが、入手しやすいカードとして頭の隅に置いてみると良いだろう。

 ところで、毎ターン山札をシャッフルするというのは想像以上に手間と時間がかかる。複数枚張った場合はプランこそノーコストで生成できるものの、半分冗談ながら遅延デッキの一歩手前になる。
 ビートダウン?には採用しにくいものの、コントロール?を主体としたデッキを相手にするとこのカードを大量に張られて時間切れという笑えない事態すら引き起こしかねないので注意しよう。

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