グラフの意味


グラフ.png

このグラフの説明をします。
横軸は時刻で単位は1フレ=1/60秒です。
縦軸は画面を書き換えた割合を表します。言い換えれば走査線の位置を意味します。
実際の画面にこの様な色はついていませんが、説明の為に1フレ毎に色をつけています。

時刻0から0コマ(水色)の画面を書き始めて、時刻1で書き終えます。
時刻1から1コマ(ピンク)の画面を書き始めて、時刻2で書き終えます。以下同様です。

つまりこのグラフはリフレッシュレート60Hz、1画面を書き換える時間=1/60秒のディスプレイをあらわしています。

時刻aにおいて、短い露光時間で写真を撮ると、ブラウン管の場合はbの様に細い横線が写るのみです。
ブラウン管は瞬間的には1点を表示しているのみで、もっと短い時間で写真を撮れば点になってしまうでしょう。
人はその残像を見ているので、画像として認識します。

応答速度の短い液晶の場合はcの様になります。液晶は常に点灯しているので下半分は水色、上半分はピンクになりますが、応答速度の分走査線の上側でグラデーションになります。
水色からピンクになるまで1フレかかる様な応答速度の悪い液晶はeの様になります。

この様にあまりにも短い露光時間ではブラウン管の文字が読めず、遅延の計算が出来ません(モード1、2の場合)。

今度は露光時間を1/60秒にしてみます。
aの時刻からさかのぼって1/60秒前にシャッターが開き、aの時刻でシャッターが閉じたとします。
この時、ブラウン管の場合はdの様な写真になります。下半分が水色、上半分がピンクになります。
cの状態に似ていますが、ブラウン管は旧フレームと新フレームの境界がくっきりしていて、画面のどこまで書き換えたか判りやすくなっています。

応答速度の短い液晶でもeの様な写真になってしまいます。下半分が水色ですがその更に1コマ前の黒の絵も写りこんでグラデーションに、上半分はピンクと水色のグラデーションになっています。 この様に画面をどこまで書き換えたが非常に判りづらくなっていますが、dと同じ中央まで書き換えたと考えて遅延を計算することになります。

ブラウン管を1画面写す為に1/60秒間シャッターを開けていますが、シャッターが閉じる瞬間に画面がどこまで書き換えたかがモード2の遅延の計算においては重要になってきます。

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