病める者の生活


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病める者の生活

心の病気をわずらっている、あるいは「問題がある」と自負している人が、一人暮らしの参考にできるように、南野の体験を書いておきます。

対象読者として「健忘レベルで忘れっぽい」「朝どうしても起きられない」「家事をするためにその数倍の休憩が必要になる」「アパートを借りてみたけど、何をしていいかわからない」「きわめて優柔不断」「とにかく眠い」人を想定しています。

ぜんぶ

病めるものたちの暮らし

はじめに言っておきたいのは

「ストレスのない生活は、どんな家財より貴重」

暮らしを整えると病気の負担がましになる。

 はじめのころは、何をそろえていいかわからなかったので  生活用品が一切揃わなかった。

 「安物買いの銭失い」が怖かった記憶がある。  このため、あって当たり前のものがなく、一人暮らしの  醍醐味を味わうことができなかった。

  •  #病めるものたちはレオパレスがおすすめ
  •  #判断力が落ちてるときは、お膳立てが大事。
  •  #あんまりお金のない人は、学生用のマンション。
  •  #もとから冷蔵庫とコンロがついてるから

   後に音を上げて、100円ショップや家具店でいろいろそろえた。  銭失いになることはこわかったけど、生活は楽しい。

 どうせ、100円ものは捨ててしまってもいいし、  家具類は売ってしまえばいいだろう。

  •  #おすすめは、金属製の組み立て家具で丈夫なもの。
  •   車が有れば運べるし、使ってる間も楽。
  •   木と違って、複数回のねじ回しに耐えうる

   また、部屋の電気やスイッチの切り忘れが多い。

 これが怖かったので、暖房は湯たんぽにした。  手入れもあまりいらないし、放置しても危険ではない。

 夏は除湿器を使うようにした。水が一定量たまると、  自動的にスイッチが切れるからだ。

 朝もぎりぎりにならないと出発できない。  体調が悪いと、起きあがることもできなくなるが、休みの連絡を入れると元気になってしまう。

 これは、車を買ったときにだいぶ解決した。  (もっとも、その頃には休みの連絡も1回/月まで落ちていたが)

   PCをシャットダウンすることが不安で(いつ用があるかわからないため)眠れなかったりした。

 サーバを運営してる友達が、7日つけっぱなしだった話を聞いて、別につけっぱなしでもいいや、と気楽に寝られるようになった。

病める者たちの対策

  •  暖房は湯たんぽと布団
  •  夏場は除湿器と扇風機でしのぐ
  •  生理痛はカイロと鎮痛剤でしのぐ。だめなら会社休む。
  •  台所が詰まったら容赦なく溶かす
  •  お風呂の道具は手の高さにおいておく(下を向くと、頭がさらに痛くなるので)
  •  自分の暮らしが常識から外れてても「だって健康法だもん」と割り切る
  •  机といすは大きい物を買い、PCから距離を取って作業
  •  休日はなるだけ外に出て、帰ったらゆっくり休む。(できれば自己判断が必要なところへ行く。電車とか)
  •  休みの日は勉強とかしない    

さいごに

 これに半年ぐらいかけて気づいていくのが治療の過程。  すぐにできなくっても大丈夫だと思います。