生物多様性の認識調査


生物多様性の認識共有

(一星さんからのメーリスより一部引用しました)
環境サミットが開始して2ヶ月が過ぎました!分科会も一区切り(報告書提出)を終え、それぞれ学びも深めてきた頃だと思います。
今更感はあるのですが、「生物多様性」という言葉に対して皆がどう考えているかを知りたいです!「生物多様性」とは「環境問題」と同じくらい大きなくくりで生物を取り巻く言葉です。全体でどのような認識を持っているか確認したいです。

【自分が思う生物多様性への認識】を以下のコメント欄に書き込んで下さいね!!
それぞれの方の意見にはコメントできる機能も付いていますので、気になる意見のメンバーに対しては直接レスポンスするなど、積極的に交流していきましょう!

生物多様性について

坂巻央? (2010-06-21 (月) 00:54:30)

私は環境問題そのものへの興味は小学生のときに持ち始めて、これまで自分なりに色々やってみましたがなかなか上手くいかず、やっぱりもっと勉強しなくてはと思い、今自分が所属している学科(課程)に進むことを選びました。

うちの学科は環境問題をわりと広く浅く学びますが、その中でも生きものそのものであったり、森と生物の繋がりとか、自分はそういったものに一番興味があることに気づき、いろいろ勉強していくうちに、生物多様性の問題にもぶち当たり、授業で勉強したり独学で本を読んだりする中で、生物多様性についてなんとなく分かってきました。

私の中で生物多様性は、いろいろな生きものが支え合って生きている(またその生態系が健全に保たれることでその環境が守られている)、人間もその中に含まれる、全ての生物には何らかの意味(?)がある、という認識です。(ざっくりとですが)

昔、もっと人と自然との間の距離が近かった頃は、人はもっと自然と生きものとのつきあい方をきちんと分かっていて、何か特別なことをしていなくても自然と共生関係を築けていたのだと思います。
でも、便利で豊かな生活を追い求める中で自然との距離がどんどん開いていって、その恩恵にもなかなか気づけなくなって色々な問題が生じ、何か措置をとらなければならない状態になってしまったのだと思います。
だから私は、生物多様性っていうものは人々に認識させる、というよりは、元々(昔)は当たり前に存在していた、自然や生きものを慈しむこころを取り返す、みたいなイメージなのではないかと、今これを書いていて思いました。

ここからは個人的な身の上話になってしまいますが、私は自然や生きものが大好きです。虫も大好きです。でも前から好きだったわけではありませんでした。以前は部屋にちっちゃいクモが出ただけでも大騒ぎしていたし、家のドアに蛾がとまっているだけでドアに触りたくありませんでした。
私は木が好きなので将来樹木医になりたいと思っているのですが、樹木医になるには害虫などにも対処しなければならないと気づいて絶望し orz、なんとか虫苦手を克服しなくてはと思いました。それで、大学に入ってから農業体験に参加したり、単純に身の回りの自然や生きものにどんどん興味を持って接することで、少しずつ克服されてきました。今は生物系の研究室に入って毎日のように虫やカエルに触っているので、昆虫との距離は縮まるばかりです。(笑)
そうなるともう本当にいろいろな生きものに興味がわき始めて、虫が飛んでいたりしても怖いとか気持ち悪いとかより先に、「こいつは一体なんだ」という疑問がどんどんわいてくるようになりました。

一体なにが言いたいのかというと、きっかけは何にしろ、環境を守りたい、自然を守りたい、と思うことで一人でも沢山のひとが身の回りの生きものたちに気づいてくれたら、生物多様性を守る鍵になっていくんじゃないかと私は思いました。
ちなみに私は勉強や読書からだけじゃなく、これまでテレビドラマや映画などいろいろなものからインスパイアされてきました。
あとはもうとにかく出歩くことだと思います。たまには難しいことは忘れて山や川へ行って植物や生きものに直接触れてみることが大事だと思います。楽しいですし!


生物多様性への認識

長南安香 (2010-06-19 (土) 22:52:03)

・生物多様性への認識

私が生物多様性について考えるようになったのは大学に入ってからです。
しかし、コカ・コーラ学生環境サミットのメンバーになって真剣に勉強するまでは、環境問題のうちの一つというザックリとした捉え方しかしていなかったように思います。

ただ、「生物多様性」という言葉のなかにはただ単に”生物の多様性”だけでなく、”文化的な多様性””伝統の大切さ”も含まれるのだろうなというイメージはもともと持っていました。
そしてそれが、様々な環境問題と同じく、世界中の貧富の格差をも考えなければならないような大きな問題だという認識がありました。
だからこそ高い壁を感じてしまって「何をしたら良いのか分からない」、という状況でした。

今、分科会の中で「食文化」の面から生物多様性について考えています。
食文化と聞いてすぐに思いつくのが農業のことだったので、栽培作物(在来品種・種の所有権・遺伝子組み換えなど)について調べましたが、緊急に対応すべき課題が本当に山積みであることを実感しました。同時に、地産地消や食農教育の重要性を改めて感じました。

また、生物多様性条約の中では「種(タネ)」という言葉ではなくて「資源」という言葉が使われています。このあたりが、この条約が経済・お金の話であるということを示しているなぁと改めて思いました。
現実ではお金に換算されるけれど、本当は、生き物として”生きている”ということを考えるとなんだか複雑な気持ちになります。レイチェル・カーソンのセンスオブワンダーとか、風の谷のナウシカの原作とか読むとなおさらそう思います。


生物多様性への認識

引地慶多 (2010-06-19 (土) 21:09:29)

生物多様性は中学生のころから興味を持っていたテーマでした。
そのころの認識は「様々な環境に適応して生きている生き物が、世界中にいろいろいる」というくらいでした。

しかし現在は、生物多様性とは遺伝子レベルのことまで含み、多くの人間の利害関係にも関係してくる、生物好き以外とも関係が深いものと認識しています。
だから、ますます保護する対象として重要なのだと思います。
個人的には利害に関係なく野生生物のために守っていくべきだと思っていますが。


生物多様性の認識

山崎翔一 (2010-06-19 (土) 20:36:15)

さっそくですが、生物多様性の認識について時系列的に書きます。

まずこの企画に参加する前は生物多様性ってなんだ?
生物多様性=生物数の多さと考えていました。

しかし、この分科会を通して、生物数が単に多ければいいというものではないとわかりました。

また生物多様性は我々の生活に身近に存在し、切ることのできないものです。
しかし、現状をみるとあまり重要と認識されてないようにも見受けられました。
気候変動に隠れていますが、生物多様性はそれ以上に重要で、わからないことのほうが多いので、早急に対処すべき分野です。



自分が思う生物多様性への認識

志賀史章 (2010-06-19 (土) 18:59:18)

「自分が思う生物多様性への認識」
生物多様性は私たちが生きていく上で絶対に必要な存在です。
しかし、私はそのことを自分の生活と絡めて考えることはまだできていません。
自分の生活とはかけ離れた問題として認識してしまっています。

今は生物多様性を知る段階だと思います。世界規模での問題を調べていますが、
最終的には生物多様性を身近な問題として認識することができればいいんじゃないかと思います。


また、私はこの学生サミットに関わり、生物多様性について調べて、経済活動のため(利用するため)だけに生物多様性を保全しているのでは、
私たちの生活とさらにかけ離れた存在になってしまうのではないかと感じています。