ファン・ゴッホ


#amazon(454402076X)

ファン・ゴッホ(1853--1890)は後期印象派の画家。

 30代になって弟のテオを頼りにパリを訪れて、ゴッホは印象派の作品に接して才能を開花させた。日本の浮世絵の影響も一時期受けたこともあった。その後、アルルに場所を移して作品を製作することになった。この地で、友人の画家ゴーギャンと数ヶ月生活を共にするが、二人の関係はうまくいかなくなり、ゴーギャンがパリに戻ったことで、ゴッホは自分の耳を切り落としてしまう。情緒不安定が原因で、サン・レミのカトリック精神病院に入院。その後も、1890年7月29日に死去するまで、油絵を中心とした作品を多数描いた。

 コリン・ウィルソンはゴッホを感情的アウトサイダーとして分類し、『暗黒のまつり?』では、オリヴァー・グラスプという架空の人物の題材とした。