Ｈ・Ｐ・ラヴクラフト

Ｈ・Ｐ・ラヴクラフト(1890.8.20 - 1937.3.15)はアメリカの怪奇小説家。ＣＷは『夢見る力』でラヴクラフトを取り上げ、その後、オーガスト・ダレスの誘いからクトゥルフ神話をテーマにした小説を書くようになった。

ウィルソンは『三人の超能力者の話?』でラブクラフトに触れ、自ら築き上げた頭脳の中の世界に向かって焦点をあわせることが出来るように心を訓練するのは素晴らしい事だ、と述べる。つまり、かなり不満足な、念願不成就の生活を送っていたこの作家が、栄養不良の子供のようにあてどなく暮らして何もやり遂げずに死んだとしても不思議ではなかったのに、実際には彼は、自分が必要としていた「心理的ビタミン」を想像の行為によっていくらか発生させることが出来、結局はたいした人間へと成長することに何とか成功したのだと。これはウィルソンによると、飢えかかっていた人間がフルコースの料理を創造することで体重を増やすのと同じくらい驚くべきことである。この真正の洞察は『夢見る力』において想像力を組織的に分析する際の原動力ともなっている。 （理）

外部リンク

ミスカトニック予備校：クトゥルフ神話の紹介。
ぬすさんち - クトゥルー神話サイト：クトゥルフ神話とラヴクラフトについて