晩成男子の育て方。


序文:

2015年の大河ドラマのキャッチコピーみたいなタイトルですが…
いえこっちは育てますよ、第一育てなければゲームが成立ちませんし
晩成馬の育て方は千差万別でプレイヤーの個性がよく表れるのですが、ここで私のよくやるローテーション例を示しながら淡々と記述して参ります。
このレポは方法論をメインに据えておりますのでドラマティックな展開をあまり期待せずにプレイの参考例として御覧いただければ幸いです。

育成対象馬について:

  • 父の能力 
    素質:250
    距離適性:1000-3000
    重適性:12(◎)
    気性:9(中)
    ダート適性:15
    成長型:170(晩成2)
  • 母の能力
    素質:250
    距離適性:1000-2800
    重適性:11(○)
    気性:7(中)
    ダート適性:15
    成長型:180(晩成3)
    この父母の能力ならアウトブリードが鉄則ですが、
    Blushing Groom 5x5 (個別効果:気性激効果大)
    で気性を激化させています(個人的にズブいのが嫌いなので)
  • 産まれた仔の能力
    素質:250
    SP(生来値):250
    ST(生来値):250
    PW(生来値):250
    距離適性:1000-3000
    重適性:8
    気性:12
    ダート適性:14
    成長型:178(晩成3)
    かかり:10
    ズブさ:4
    ゲート:4
    腰甘:12
    と、ゲートも結構良くズブくもなくなかなかに優秀です
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    メモはこの通り、疲れにくいのはいいことです
    右回りは「スムース」(by大坪さん)で輸送は苦にしないと精神衛生にもよろしいです
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    SP,ST,PWは三等分されこの通り
    馬名について
    「好きなスポーツは?」と訊かれれば「ラグボール」と即答するのが宇宙海賊の嗜みです
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    典型的な晩成コメント
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    SP250の晩成3なのでスピード不足コメントは2月3週に消えます

育成記録:

  • 育成の目標はG1を2勝することとします
    既に30年目なので4歳のJCまたは有馬記念を勝つことは難しく、さらに5歳の天皇賞春でも負けてしまうことがあります
    よって以下の3つのG1から2つを勝利するまでということになります
    • 4歳の菊花賞
    • 5歳の宝塚記念
    • 5歳の天皇賞秋
  • G1を2勝した後は無敵になりますので、ダイジェストとします

第1戦 新馬戦

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6月3週の新馬戦に登録し
4月1週から追い切りを開始します

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最初3週はウッド軽め調教+ダート5F単走軽めで追い切り、
以後、ゲート調教+ウッド5F単走軽めで追い切ります

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ここでゲートが1になり、スタートは抜群になりました
ゲート矯正確率は1/4であり、最良にするためにあと10週ほどゲート調教を続けます

*確率1/4の事象を10回試行したときに少なくとも1回当たる確率は
1-(1-1/4)^10≒1-0.056=0.944
で約94%になります
*試行4回だけだと
1-(1-1/4)^4≒1-0.316=0.684
で約68%しかありません
*一般的に、当選確率1/nのガチャ試行n回で当たりを引く確率は約6割で、試行2.5n回でやっと9割に届きます
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6月3週の新馬戦、猛騎手まさかの騎乗拒否
お前なにしてくれんねん!CR関東やから乗ってくれると信じとったのに

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気を取り直して翌週の新馬戦に登録し直します

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この時期は実力が微妙なので有力騎手をぜひとも確保しておきたいのです
ちなみに追込以外では勝つ可能性は皆無です
といっても勝率は低いですが

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息遣い、仕上がりについて文句はありません

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1番枠を得ましたが、30年目ともなるとこの時期の新馬戦にもAランクが他に4頭もいます
(開始間もない時期ならCランクしかいなかったりします)

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血統の良さと素質の高さから圧倒的一番人気です

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好スタートから控えます

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追込ながら中団やや後方と好位置です

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白の帽子ここからよく伸びはしますが、

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しかし脚色が勝馬とは圧倒的に劣りました

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3馬身差の2着、完敗です

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ちなみに勝馬は以後5連勝で阪神3歳牝馬ステークスを制し最優秀三歳牝馬となる実力馬でした。しかしこの年代でナリタタイシンの仔とは

仕込みそして第2戦 4歳未勝利(5月4週)

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次走を翌年5月4週の阪神2500mの未勝利戦とします

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勝てなかったら続いて6月4週福島2000mの未勝利で挽回する算段です

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次走まで43週あるのでひたすらウッド6F併せ一杯で追い切ります
通常調教はゲート10週の後ウッド軽めに変更します

コラム:仕込み中の疲労はMaxでも問題ないか
*結論から言うと問題なし、疲労を気にせずガンガン追い切ってください
*2週から4週ごとの1回馬場入り休みによる調教値増加効果を確認します
 **基礎データ
  -疲労232以上から馬場入り休みで200に低下
  -通常の追い切り調教値効果+26のとき、
   +疲労200-225での追い切り調教値効果+20
   +疲労226以上での追い切り調教値効果+16
  -6F一杯追い切りでの疲労増加+9
  -休みなしの調教値増加⇒3回で+48、4回で+64、5回で+80
 **2週に1回休み⇒調教値+0+20+20=+40<+48なので休養の意味なし
 **3週に1回休み⇒調教値+0+20+20+20=+60<+64以下なので休養の意味なし
 **4週に1回休み⇒調教値+0+20+20+20+16=+76<+80以下なので休養の意味なし
 上記は疲れが最もたまりにくい馬での結果なので
 疲れがたまりやすい場合はさらに休養効果が減少し、なおさら意味がありません
註:これは調教値に関してのみの言及です。ゲートによるスタート矯正をしたい場合は
疲労を低くしておかないと調教効果が得られないのでこの限りではありません
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12月4週、レースまで20週となりましたので2か月の温泉放牧に出します

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帰ってきたら6週ウッド軽めで仕上げ、息遣いを最大にすべく7本の追い切りをしてレースに臨みます

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長距離で有利な逃げを指示し、レースに登録します

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仕上がりに文句はありません

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中ほどの枠に割り当てられました

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圧倒的一番人気で再起を図ります

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好スタートを決めて逃げ込みを狙います

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リードを広げて直線に入ります

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直線でも脚色が衰えません
もう勝利確定です

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文句のない圧勝でまず一勝をあげました

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厩務員さんも喜んでいます


第3戦 神戸新聞杯

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さて喜びに浮かれている暇はありません
菊花賞を見据え、格上挑戦で神戸新聞杯に登録します

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馬場入り休みの後5週追い切り、そして4週インターバル法を採用します
レースまで7週となったら放牧し、帰厩後4週追い切って上げます

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中距離で有利な差しを指示して最終登録します

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仕上がりは万全です

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やや外目の枠で5番人気です
なお圧倒的一番人気の3番ウルフラッシャーは春の2冠馬です

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好スタートから先団を追走しての好位差しを図ります

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約1馬身差の2番手で直線に入ります

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1番オリンピアハッピーが先に抜け出しました

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オリンピアハッピーがそのまま粘ります

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届かず2着に終わりました

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勝馬はスプリングS勝ちの他、古馬相手に函館記念3着となかなかの実力馬です
実はこのオリンピアハッピー、後でもう一度重要な役割を演じてくれます

第4戦 京都新聞杯

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菊花賞の優先出走権を得ました
しかし、本賞金は1480万しかありません
本賞金が4000万に足りないと古馬G1戦線で除外される蓋然性が高く、今後を考えるとさらに稼いでおく必要があります
そこでローテーションはきついですが勝ちやすい京都新聞杯に登録します
なお指示は差しで、仕上げにも抜かりはありません

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枠は外目ですが2倍を切る大本命です
そういえば対抗の3番人気エナジータイムは新馬戦で対戦しています
3歳夏から苦労を続けながら3勝を挙げておりここでは実績上位です
しかし、こちらはこちらで、その間厳しいトレーニングを積んできました
実力の違いを見せてやりましょう

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好スタートを決めますが外を回らされて好位置はキープできなかったので差しきりを狙います

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先頭まで6馬身ほどありますが脚色には余裕があります

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緑の帽子が鋭く追い上げます

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見事差し切って優勝

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2勝目を挙げるとともに重賞初制覇です

第5戦 菊花賞

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中2週で菊花賞に挑みます

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長距離なので逃げを指示します

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仕上がりも文句なしです

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9番枠で2番人気、一番人気は3冠のかかるウルフラッシャーです

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好スタートから単騎で逃げます

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2馬身のリードで直線に入ります

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実況にいっぱいかとか言われていますがまだまだ手応えはあります

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神戸新聞杯で後塵を拝したオリンピアハッピーが徐々に詰め寄りますが、驚異の粘りを見せます

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かなり差を詰められしたが粘り切りました

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好タイムでG1初勝利を飾りまずは目標をひとつ達成しました
オリンピアハッピーはゴール直前で差されたようです

第6戦 宝塚記念

先述の通り、この後ジャパンカップや有馬記念に登録しても勝率はかなり低いです
また翌年の天皇賞春でもたまに負けることがあるので宝塚記念に登録します

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そこで余った時間を利用し、12週間追い切って鍛えて最強馬に仕立て上げます

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レースまで15週となったところで放牧に出し、4週インターバル法で宝塚記念に出走します

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中距離ですが能力を信じ、差しではなく逃げを指示します

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仕上げは完璧です

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運よく内目の枠を得ましたが2番人気です
なお一番人気のダッシュジョージは前走春の天皇賞を勝っています

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好スタートからマイペースで逃げます

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直線でも逃げ足は全く衰えません

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全くの楽勝です

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これでG1を2勝、育成の目標を達成しました

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ここまでの戦績です
育成レポはここで一区切りとし、以後ダイジェストで記述します

ジャパンカップレコード更新

この馬の6歳時のジャパンカップでレコードを更新しようと思いましたが胸騒ぎがしましたので5歳時に狙うことにしました

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勿論逃げ指示で仕上がりに抜かりなぞありません

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7番枠で、払戻し倍率最低の6.8倍が5頭もいるので何番人気か判りませんが2番人気です
昨年の神戸新聞杯と菊花賞で激闘を演じた10番のオリンピアハッピーは前走京都大賞典勝ちから駒を進めています

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好スタートを決めました
また、オリンピアハッピーも同じく好スタートを決めています

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オリンピアハッピーが外から執拗に絡んできます

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普通なら直線で共倒れする嫌な展開です

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ラグボール先頭のまま直線に入ります

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共倒れ必至の厳しい展開で逃げながらも直線でさらに伸びます

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これこそが仕込みで鍛え抜かれた高素質晩成馬の神髄に他なりません

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ダンスブレーヴが追い込んできますがもはや完全にセイフティリードです

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文句なしの圧勝でゴール

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見事レコードを更新しました
こうした厳しい展開でないとレコードを更新しづらいのがこのゲームの東京2400mです
さらに今回結構やり直していますので東京2400mのレコードは製作者からの挑戦状なのかもしれません


エピローグ

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  • 続く有馬記念の結果
    大外16番枠からデフォルトレコードを更新する圧勝
    こんな最強馬を求めることもまた競馬ゲームの目標の一つです
  • 5歳時戦績
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    レコード更新のジャパンカップを含めG1を4勝
    文句なしに年度代表馬に表彰されました
  • 6歳時戦績
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    G1を6勝して年度代表馬さらに最優秀スプリソターを受賞
    (しかしスプリソターって何だ?振り向かないことか?それとも、ためらわないことか?)
    ベスト体重が増え続け成長していることがうかがえます
    天皇賞秋の1分57秒切りと有馬記念での好タイム5馬身勝ちが光ります
  • 7歳時戦績
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    同じくG1を6勝して年度代表馬
    衰えは見えず、ベスト体重はまだ増えています
  • 引退後のデータ
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    見えない点として
    気性:激
    重:○
    となっています
  • 6歳時パス
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あとがき:
実はジャパンカップのレコード更新は別に独立したプレイレポートとするつもりだったのですが、上手くこのレポに混ぜ込むことができたのは幸運でした
単純に方法論として晩成馬のローテーション例を示すだけのつもりが、 意外な脇役がいたおかげでジャパンカップのレコード更新という難関を劇的にクリアできてしまいました
このゲーム特にドラマティックな演出もなくサクサク進むので気づかないのですが、その裏には物語がしっかりと存在していることが馬柱のスクリーンショットを撮って見直すなどして注意深く観察することで判った次第でした