263 名前: 勇者飛翔 [sage] 投稿日: 2008/09/08(月) 19:38:28 ID:GCJBXpRN
では自分も・・かなり長ったらしい文になりそうですが・・・
「転勤・・・ですか・・・?」
上司からその言葉を聞かされた相馬シンヤはきょとんとした顔になる。
「ああ、まだ確定はしてないが・・・ちなみに転勤というよりは転属という話
だが、詳しい事はよくわからん・・・」
上司も首をかしげる。
「とにかく、明日麻生コンッェルの本社ビルに出向してくれ。会長と直々に会う
ようだから態度には気をつけてな」
第一話 本日よりブレイバーズ転属を命ず
「あの・・・それで・・・会長自ら私のような者に話とは一体・・・何事なのでしょうか・・・」
シンヤは普段あまり使い慣れない敬語で会話する。
「・・・短刀直入に言わせてもらおう。君にはブレイバーズの隊員になって欲しいのだ・・・」
険しい表情を崩さずに、目の前の男、麻生コンッェルの会長、麻生鋼一は答えた。
「・・・ブレイバーズ・・・?」
あまりに突飛な話にシンヤは思わず首をかしげた。
「あーあ・・・そこら辺は私が説明してあげよう」
麻生の傍に立っていた男、乃木坂宗助が答える。
シンヤを社長室まで案内してくれた人だが、どうも変な人だ。
「ブレイバーズとは、我らが麻生コンッェルが設立した私設防衛組織の名称だ」
「私設・・・防衛組織?」
「簡単に言えば、警察や自衛隊とは異なる、麻生コンッェルが独自に設立した、
凶悪犯罪から日本を守るための組織ということだ」
「はあ・・・」
やはり、意味がわからない。何故そんな大層な話で自分にお呼びがかかったのだろうか。
「君は以前銀行強盗事件の解決に協力したことがあるだろう?」
「え?ああ・・・まあ・・・大した事はしていないのですが・・・」
乃木坂の言う通り、シンヤは以前銀行強盗事件に遭遇していた。
預金のためによった銀行で偶然にも強盗に遭遇したのである。
相手は3人組みで拳銃を所持していて、非常に緊迫していたのだが、
子どもが泣きだした事が原因で犯人が激昂してしまい、母親が足を撃たれてしまった。
それを見てシンヤは猛烈な怒りに駆られて後先考えずに犯人にとびかかり、発砲した
弾丸も間一髪のタイミングでかわして犯人を取り押さえた。
結果的にそこで生まれた隙を見て一斉に飛びかかったまわりの人々によって強盗は一網打尽に
され、どうにか事件は解決した。
三面記事にも乗り、シンヤはお手柄と言われたが、正直今思えば運が良かっただけとしか思えない。
「しかし君は明らかに危険な相手に向かっていき、そして事件解決の一端をになった。そのことに
変わりはない。そのような行動ができる人間は、いずれ日本を守る上で必要になってくる筈だ」
麻生が答えた。
「それに君は身体能力に優れていると聞く。ブレイバーズはなによりも過酷な任務が要求されるからな。
その任務に耐えるには生半可な体力では勤まらない」
乃木坂が横から口を挿む。
「・・・すいません・・・正直、そう言われても私にはやはり何がなんだか・・・」
あまりにも唐突過ぎる内容に、やはりシンヤはついていけなかった。
「わかっている。そう言うのも無理はない。乃木坂」
そう言うと麻生は乃木坂の方を向いた。
「うむ。相馬クン、とりあえず我々が作成したブレイバーズに関する概要をまとめた物だ。
とりあえずこれに目を通してみてくれ」
そういうと乃木坂は手に持った封筒を手渡した。
「はあ・・・」
やはり釈然としない表情で封筒を受け取るシンヤ。
「今から約2週間程、今回の話について考えて欲しい。そして2週間後に、改めて
答えを聞きたいと思っている」
265 名前: 勇者飛翔 [sage] 投稿日: 2008/09/08(月) 20:09:28 ID:GCJBXpRN
「・・・」
目の前のオムライスを呆然と見詰めながら、シンヤは思い詰めていた。
「どうした?腹でも痛いのか?」
そう尋ねたのは向かいの席でパスタをほおばっているシンヤの先輩の向井だった。
ずぼらで大ざっぱな性格で、シンヤとしては最も苦手なタイプの人間の筈だが、
何故か気は合うようで、度々一緒に飯を食べたりする間柄である。
「あ・・・いや、すいません・・・ちょっと考えこんでて・・・」
「そういや珍しいな。お前、いつもはもうちょい明るいだろ」
「ええ、まあ・・・」
シンヤは上手く受け答え出来なかった。
「・・・ひょっとしてお前、転勤のことについてか?」
一瞬向井の顔が真剣になった。
「知ってたんですか・・・」
シンヤはため息をついた。全くもって、妙に勘が良い人だと思う。
「で、どこに転勤しようっての?」
「まだ転勤するって決まった訳じゃないんですが・・・一応、今よりは厳しい場所なのは
確実みたいで・・・」
「ふうん・・・」
向井は少し考えた。
「・・・お前、ここに来たとき、人を守る仕事がしたかったとか言ってたよな」
「?ええ、まあ・・・」
シンヤは苦笑いした。
確かに昔から困ってる人を見ていると体が勝手に動き出すような性格で、そんなことも
思っていた。
しかし不祥事ばかりの警官は正直やりたくなくて、とりあえず警備員として就職したものの、
今思えばそれこそ大間違いだった気がしてならない。
日本有数の大企業である麻生コンッェルの傘下とはいえ、所詮は三流警備員、人を守る仕事
なんてものとは程遠い、しょうもない仕事しかやらず、正直充実感など皆無である。
給料がそこそこで一人暮らしだから食うのに困らないのが良いところだろうか。
「お前にお呼びがかかった場所、人を守れるような仕事をする場所なのか?」
「ええ、建前上はそう言ってましたが正直どうなんだか・・・」
「可能性があるんなら、こんなところでくすぶってるよりもそっちに行った方がずっと
良いと思うぜ・・・」
いつもとは少し様子が違う、力強い口調で言う向井。
「お前も分かってるだろ?こんな警備会社じゃお前が言う人を守る仕事なんてどうやったって、
出来やしないぜ?」
「それは・・確かにそうですが・・・」
それでもやはりはっきり決断は出来ない。ブレイバーズという組織は話だけじゃそれくらい不透明過ぎる。
「・・・まあ、よっぽど悩むくらいの難しい場所なんだろうけどよ・・・」
そう言うと向井は手元の水を飲み干した。
「覚えときな、オレみたいなグータラと違って、お前にはまだ可能性は残ってるっていうことをな・・・」
昼下がりの街は見た目は平和そのものだった。
「・・・平和を貪り、怠惰にふける愚民どもが・・・」
だがその光景を見下ろす男は、明らかに平和ではなかった。
「この腐りきった平和の破壊を、新たなる維新の第一歩にしてくれる!」
そう叫ぶと男は、頭上で指を鳴らした。
268 名前: 勇者飛翔 [sage] 投稿日: 2008/09/08(月) 22:48:14 ID:GCJBXpRN
すいません・・・残りは可能な限り早く書きあげるのでもう少しお待ちを・・・。
男の頭上に、中型のヘリが出現した。
「さあ行け!維新機士・烏丸!この世界に天誅を下せ!」
男の叫びとともに、ヘリが変形してゆき、異形のロボ、維新機士・烏丸に変貌、地上に降下して行った。
「いやー食った食った。悪いなー奢らせちゃって」
言葉とは裏腹に、あんま悪びれた様子のない向井。
「ったく、勘弁してくださいよ・・・てかこう何度も財布忘れるなんてどう見ても狙ってやってるでしょう?」
「いいじゃねえか、オレとお前の中だろ?」
「はあ・・・」
傍若無人な先輩の態度に呆れつつ、シンヤは店を出ようとドアノブを握った。が、
「ん・・・?」
ふと、震動が体に伝わった。
「どうした?」
「いや、なんか空気が震えたような・・・」
そう言った次の瞬間だった。
「!?うわあぁぁぁっ!!」
突如天井が崩壊し、シンヤ達は瓦礫の波に飲み込まれた。
「まっさつ、まっさつ・・・」
機械的な声で呟きながら、烏丸は歩みを進めていく。
腕に装備された機銃はあらゆる物を容赦なく貫き、辺りを破壊しつくしていた。
シンヤと向井がいたレストランがあったビルも、攻撃で倒壊してしまったのだ
「くくく、いいぞ烏丸、もっと血と殺戮の雨を降らすのだ!」
男は高笑いしていた。
「・・・ん・・・」
しばらく気を失っていたシンヤが目を覚ます。辺りは瓦礫で埋め尽くされていた。
「・・・一体何が起こったんだ・・・?」
確かにかすかな振動を感じたが、これは明らかに自身の類ではない。
そしてシンヤは自分の腰から下が瓦礫に埋まっていて抜け出せない事に気が付いた。
「・・・く・・・」
シンヤは力を込めた。幸いにもそこまで大きな瓦礫ではなかったらしく、あっさりどかす事が出来た。
「ふう・・・」
どうにか立ち上がり、ため息をつくシンヤ。
恐らく、店にいた人は殆どが生き埋め状態になっているだろう。
「!向井さん・・・!」
シンヤは向井の事を思い出した。店が崩壊する前はすぐ後ろにいた筈である。
「向井さん!向井さん!」
大声で叫ぶシンヤ、しかし反応はなく、空しく自分の叫び声が反響するだけだ。気を失っているのだろうか。
「とにかく、助けを呼びに行かないと・・・」
シンヤはとりあえず店を出ようとした。幸いにもドアはひしゃげていたが、入口がすぐそばにあり、
どうにか出られそうだった。
「おらっ!」
シンヤは思い切りドアを蹴っ飛ばした
269 名前: 勇者飛翔 [sage] 投稿日: 2008/09/08(月) 23:17:12 ID:GCJBXpRN
「・・・!」
店の外に出たシンヤは言葉を失った。道路が抉られ、辺りの建物は全て破壊し尽くされ、そして人の死体と血のりが
あちこちにまき散らされている。
「一体なにが・・・」
シンヤは頭が混乱していた。しかし、いつまでもそうしてはいられない。早く助けを呼ばなければ。
そう思ってシンヤは踵を返した。しかしその時。
「せいたいはんのうかくにん。まっさつスル」
人間の言葉のような不気味な機械音が響く。
「・・・」
背筋が凍りそうな声にシンヤが振り向いた。
そこには、銃口を向けて立ち尽くす烏丸の姿があった。
シンヤが反射的に飛退いたのと機関銃が火を噴いたのはほぼ同時だった。
「くっ!」
思ったより遠くまで跳躍するも着地に失敗してシンヤは地面に転がったが、すぐに体制を立て直す。が、
「・・・なっ・・・?」
シンヤは驚愕した。自分がさっきまでいた場所は、弾丸によって無残に抉り取られていたのだ。飛退くのが遅かったら確実に死んでいた。
「う・・・あ・・・」
急に本能的な恐怖が頭を走り、シンヤはよろけた。
「・・・くっ・・・!」
とっさにシンヤは近くに転がっていた鉄パイプを掴んで立ち上がる。烏丸の攻撃で大破した車の残骸だろう。
「・・・」
シンヤの体は恐怖で小刻みに震えていた。しかし今は恐怖よりも烏丸に対する怒りが圧倒的に強かった。
どんな目的かは知らないが、こうして人々の平和を踏みにじる行為が決して許される筈がないと思ったのだ。
「・・・愚かな、維新機士に生身で刃向う等自殺行為。愚の骨頂としか言いようがない」
男は鼻で笑った。
「否、そもそも我ら維新夜天党に刃向うという意志そのものが国の意思に反する最も許されない事の一つ・・・烏丸よ!
機関銃など生ぬるい!その国家に抗う虫ケラを原型も留めない程に踏み潰してしまえ!」
「まっさつ、まっさつ・・・」
烏丸は徐々に距離を詰めていく。
「・・・」
シンヤは動けなかった。いや、動かなかった。ここで逃げる必要はないと心が叫んでいた。震えも恐れもぴたりと止まっている。
「まっさつ、まっさつ・・・」
遂に烏丸が目の前に立塞がった。それでもシンヤは微動だにせず、烏丸を睨みつける。
「まっさつ、まっさつ・・・いしんやてんとう二刃向ウもの、まっさつ」
烏丸は足を振りあえげた。シンヤを踏み潰す気だ
「・・・」
シンヤは目を見開いた。まるで自分の最後を目に焼き付けようとするかのように・・・
271 名前: 名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日: 2008/09/08(月) 23:46:11 ID:GCJBXpRN
シンヤは呆然と立ち尽くした。
今まさに自分を踏み潰そうとしていた烏丸は何かに殴られたかのように横に吹っ飛んだのだ。
そしてその場に現れたのは、烏丸よりも同じくらいの体格の黒いロボットだった。しかし異形そのものだった烏丸と異なり、
ちゃんと人の形をしていた。
「生身でロボットに立ち向かおうとするのは、確かに正気の沙汰とは思えないな・・・」
呆れた様な口調で、ロボットが喋った。
「しかし、死の間際でも凛とした顔を崩さないその心構えは何よりも強い」
そう言うとロボットはシンヤの前にしゃがみ込んだ。
「私はブレイク、君の名は・・・」
相変わらずシンヤは呆然と立ち尽くしていたが、その言葉でとりあえず正気に戻った。
「そ、相馬、シンヤ・・・」
「相馬、シンヤ・・・そうか、では君が新たなる隊員候補生か・・・」
「え・・・?」
その言葉にシンヤは首をかしげた。
「おのれ・・・なんなのだあれは・・・!」
男は歯を噛んだ。まさかあのようなロボットが登場するなど、全く予想していなかった。
「ええい烏丸!あの木偶の坊ともども葬り去ってしまえ!!」
「そうとわかれば話は早い。早く乗るんだ、相馬」
そう言うとブレイクは胸部のコクピットを開いた。
「え?」
またしても突然の行為に驚くシンヤ。
「で、でも」
「心配するな。私はブレイバーズの一員だ。君の事も既に乃木坂博士から聞いている」
「・・・ええっ!?」
再度驚くシンヤ。確かに、貰った資料にはロボットの開発がどうとか書いてあったが、流石にそれはネタだろうと思ってスルーしていた。
「まっさつ、まっさつ・・・」
その後ろで再び烏丸が立ち上がる。
「時間がない、早く乗るんだ!」
ブレイクの催促に、シンヤは意を決した。
「・・・よし!」
そしてシンヤはブレイクのコクピットに飛び乗った。
「まっさつ」
機関銃が火を噴く。
「ブレイク!」
「わかってる!」
掛け声に合わせて、ブレイクは跳躍し、弾丸を交わした。
「チェンジ!」
ブレイクは手足を折りたたんで一瞬でバイクの様な姿の装甲車に変形した。
「一気に間合いに突っ込むぞ!」
ブレイクは着地と同時に加速する。
「まっさ」
烏丸が武器を構える前に、ブレイクは間合いに飛び込んでいた
272 名前: 勇者飛翔 [sage] 投稿日: 2008/09/09(火) 00:10:17 ID:m3ysE9EZ
間合いに飛び込むと同時に、ブレイクはロボットへ瞬時に姿を変え、機関銃が装備された烏丸の左手を掴んだ。
「まずはその飛び道具、破壊させてもらう!」
そしてブレイクは右手で烏丸の左手の付け根に渾身の一撃を放った。
「具我唖亜亞阿」
金切り声のような叫び声を上げる烏丸。
「はあっ!」
更に懐にブレイクの蹴りを食らい、破壊された装甲から内部メカを露出させながら後方にのけぞった。
「まっさつ、いしんやてんとう二はむかウもの、ゆるサナイ」
そう言うと烏丸は残った右手で背中のローターを掴んで取り外した。恐らく刀のような使い方だろう
「まっさつ・・・具和唖亜亞阿」
叫び声を上げながら、烏丸が突進してくる。
「くっ!」
ブレイクは剣を白刃取りの要領で押さえた。
「まっさつ、まっさつ・・・」
烏丸は剣に力を加えてゆく。
「ブレイク!」
「心配するな!」
そう言うと瞬時に左手を放した。
そして斬撃を食らう前に即座に自由になった右手を構えた。
「喰らえ、ホイルスラッシャー!」
叫び声と同時にブレイクの左腕に付いていたバイク時のタイヤを射出した。鋭利な刃物へ変形したタイヤは
瞬時に烏丸の右手を付け根から切り裂いた。
「儀也唖亜亞阿」
再び絶叫する烏丸。
「これで終わりだ!」
そう叫ぶとブレイクは右手に付いていたホイルスラッシャーも射出した。先程射出されたホイルスラッシャーと共に、
烏丸目がけて飛んでゆく。そして。
「具後絵儀我也唖亜亞阿吾?」
最大の断末魔を上げ、二対のホイルスラッシャーに真っ二つにされた烏丸は大爆発を起こした。
「・・・勝った・・・のか?」
「ああ、我々の勝利だ・・・」
「おのれ、維新機士を破るとは、何者だ・・・」
その光景を目の当たりにした男は拳を握り締めた。
273 名前: 勇者飛翔 [sage] 投稿日: 2008/09/09(火) 00:31:43 ID:m3ysE9EZ
烏丸を撃破した後、レスキュー隊が到着し、向井や他の人たちもどうにか助かった。
救急車に運ばれた向井を見送った後、シンヤはブレイクに頼んである所へ向かっていた。
「いいのか?そんな恰好で・・・」
走行中にブレイクが呟く。瓦礫の下敷きになったり地面を転がったりで、服はかなり汚れていた。
「うーん、でも着替えてる暇ないんだよな・・・今日中にオレの意思伝えたいから・・・」
「約束の日までまだ三日あるが、何の用だね?」
相変わらず厳格な表情で問う麻生。部屋に汚れた格好で踏み込んだ事に大しても怒っているようにみえるが、とりあえず気にしないでおこう。
「はい・・・先日の、ブレイバーズへの転属の話、是非受けさせて頂きたいのですが・・・」
「・・・何故かね?」
「はい・・・私は今日、突然現れたロボットの攻撃を受けました。そのせいで先輩や周りの人たちは危ない目に遭い、自分も命を落としかけました・・・。
でも、その時にブレイバーズのロボット・・・ブレイクが私を助けてくれたんです・・・」
「ほう・・・では出撃したブレイクは偶然にも君と出会った訳だな・・・くっくっく、なんとも奇遇だな・・・」
横でくすくす笑う乃木坂。
「ブレイクが駆け付けてくれたおかげで敵のロボットを倒す事も出来たし、先輩や周りの人を救う事も出来た。その時思ったんです。ブレイク、いや、
ブレイバーズは人を救う事が出来るんじゃないかな・・・って。そして私は先輩に「人を助けたいとか思うならこんな所でくすぶってちゃだめだ、
可能性があるならそっちに懸けてみるべきだ」って・・・だから私は、ブレイバーズに人を守る力があるなら、その為にブレイバーズに入りたいと、
そう思ったんです・・・」
シンヤは思った事を包み隠さず話した。
「そうか・・・」
麻生は少し考え込んだ。
「では相馬シンヤ、麻生コンッェル会長として、君に転属命令を申しつける」
「・・・はい・・・」
「・・・本日より君を、私設防衛組織ブレイバーズへの正式な転属を命ずる」
「・・・はい!」
終わりです・・・いやはや疲れました・・・無駄に長くなっちまって申し訳ありません・・・
もっとうまくまとめる方法考えないとなあ・・・。