オリジナルブレイブサーガ‐00


オリジナルブレイブサーガ‐DIMENSION LOAD‐?


 ――『勇者シリーズSS総合スレ』より




 きみたちの世界は、平和だろうか?
 ぼくたちの世界は、悪夢を見ていた。

「ここにワタクシ達は宣言するでしょう」

 敵はおぞましき御伽の国“ワンダラーズ”。

「このビラをご覧の皆様に、いいえ! ご覧でない皆様にも、必ずお届けすることを。何をかって? スんバラ
シ――、あ――、スバラシイ“夢”を、ですよォ!」

 ひとりで挑むには、あまりに強大で。
 激化していく戦闘の中で、ぼくには何かが足りない。そんな気がしていた。
 そして気づいた。
 どうやらぼくたちは、“勇者”を探さなくてはならないということ。
 こことはまるで違ったいくつかの世界を渡り歩く、長い旅が始まった。




『FEEDBACK――“FALBREAK”』

 昏いほどに濃い青の勇者。
 さながら猛禽、飛びて翔けるもの。

「飛べ! 何よりも高く!」

 ぼくたちは空を飛べないけれど。
 きみがもし、今すぐに、翼を貸してくれたら!

『――“the BRAVE of Flyaway”!』


 勇者飛翔 ファルブレイク




『FEEDBACK――“ARCRAYON”』

 剣の似合う男だった。
 それはか弱きを背に庇う白銀の騎士。

「守りたい者はいるだろうか? であれば、剣に想いを籠めることだ」

 いる。いるとも。
 ぼくだって世界中の笑顔に出会いたいと願ってここに来た。

『――“the knight of BRAVE”!』


 勇者騎士 アークレイオン




『FEEDBACK――“SPRIGGAN”』

 鮮烈の青を発するは、機械仕掛けの拳法家。
 鋼の技と術理で転瞬を制する。

『我が流派超重延加拳が、決して巨大質量に劣るものではないと証明しよう』

 持てる全てを駆使して、ともに戦おう。
 あふれる勇気は、輝く風に舞い上がり、光の速さを越えていく。

『――“the Speed of Light”!』


 瞬転 の スプリガン




『FEEDBACK――“FLIGHTNER”』

 その銀翼に乗せられたものはいったい何であるのか。
 驚異の科学者たちが産んだテクノロジー。あるいは人類の夢か。

「フライトナー! 空の敵を叩くぞ!」
「空に我々の敵などいないさ!」

 今ならぼくも。
 果てしない天空を、思いのままに。

『――“the BRAVE of Sky”!』


 天空勇者 フライトナー




『FEEDBACK――“SEIENOH”』

 酸鼻極まる世界で、人類は生きようと必死に足掻く。
 戦う意志の結晶こそが鋼騎、聖炎凰。

「兄さんを倒すまで、どんな敵にだって私は負けません!」

 忘れはしない。その掌の熱さを。
 炎の嵐を呼ぶ彼女のことを。

『――“the BRAVE of Crimson”!』


 紅勇者 セイエンオー




『FEEDBACK――“IBANHONE”』

 何もかも、心さえも映し出す銀の勇者。
 電光のように現れる、それは生ける御伽噺。

『なるほど確かに。認めよう、貴様の強さは神話における竜がごとくだ。なれど――』

 ぼくたちが背中を補い合えば、どんな敵だろうと粉砕できるに決まっていた。
 今こそ、ブレイブチャージを!

『――“the BRAVE of Lightning”!』


 勇者電光 アイバンホーン




 そして、世界は激動する!
 新たなる強敵と、新たなる仲間!


「ゆくぞ、アイバンホーン!」
『アークレイオンとかいったな。……いいだろう! 見せてみろ!』
「勇者騎士がもうひとり……?」
「なんか、すごく偉そうな奴が来たもんだね……」


「飛翔合体! ファルブレイク!」
「フライトナー! しばらく見ない間に、その、何だ、……ずいぶんと変わったな?」
「俺はこっちだ、フォグ・ライン!」


「維新機士“不知火”よ! そこの嗚呼駆零遠なる西洋騎士から屑鉄にするのだ!」
「義魏擬偽欺ッ」
「噂に聞くサムライ、というには精神性に乏しいようだ。……恐るるに足らん!」


「呼吸は確かに重要な要素だが、そこまでいくと魔法だな。……もっとも、俺の延加拳にも魔法はあるがね」
(その遮光器がいんちきっぽい……)


「HAYATE(ハヤテ)かぁ。カッコイイなぁ……」
「えー太くん、さわっちゃダメなんだよ」
「おお、そいつの魅力が分かるのか、ぼうず」


「超AIってわけでもないのか。異星の技術ってのは興味深いな」
「……差し当たり私の体を分解しようとするのは止めてくれないだろうか、カイト」


「鏖魔のしゃれこうべか。この私、フォグ・ラインの傑作機『ホワイトデビル』の慣らしには丁度よい!」


「俺の名は天農。下は男の子のヒミツだ」
「じょ、女子高生になんてことを!」
「変態ッ!」
「姫ッ!? どうなされたのです!」


「行ける! ――ブレイク!」
「ああ!」
「そんな! どうやってボクの鏖技、鏖乱宴を!?」
「皆殺しとか言って喜んでやがる野郎に、分かるもんかよ!」


『あの空中戦に入っていくだけの力は、私にはない!』
「乗るんだ、スプリガン! ――名づけて超重延加拳、“揚力車”だ!」


『高等怪物機械のひとつ、怪物維新機士である。祇義誼……』
「平和を脅かすなら、俺は情けなんか掛けない。……全力でぶっ壊(ブレイク)してやる!」


「みんなさ、それぞれの戦い方があるんだと思う。悠羽ちゃんみたいに自分で戦ったり、みんなでいっしょに作
戦を練ったり。ことねちゃんが、見ていてあげたり、守られてあげるのだって、立派な戦いなんじゃないかな」
「……そう、なんでしょうか。マドカお姉ちゃん」


 ぼくたちの旅は続いていく。
 そこには七つの世界があり、出会うべき七人の勇者がいる!
 勇者の力をフィードバックせよ! その果てに――

『Perfect Mode――“DIM‐LOAD”!』

 ――何があるのか。
 今は分からなくとも。

「たくさんの勇気をぼくは見た。……きみは、どうだ?」

 見つかるだろう。
 足りなかった何かは。きっと!

『――“the Connecter of BRAVEs”!』


 勇者連結 ディムロード






 創作発表板オリジナルブレイブサーガ

 ‐DIMENSION LOAD‐






『エピソード01  VS.ストレイダー/ぼくには何かが足りない』
 到達せよ、次の次元へ!

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