「アヴァロンの鍵」では、破壊の業火やメイジパラサイトなどの全体魔法、タワーやリーンなどのカード奪取、異形の力や人魚の涙などの複製カード生成など、様々な状況でカードの「破壊」が発生する。この「破壊」を対戦相手の妨害に使ったり、或いは自身のリソースに変えたり、というのが「破壊デッキ」共通の基本コンセプトである。以下そのバリエーションを挙げる。
特定の色マス上で破壊の業火を発動させることで一気に破壊数を稼ぎ、それを破壊の報復に繋いでゆく。
売りはゲーム開始直後にほぼコンボが発動する即効性の高さと、対戦相手への妨害能力の高さ。特にキーカードが1色に偏りがちな配置デッキやテレポートデッキなどに対しては、絶大な足止め効果を発揮する。
Ver 弐 [FREE] 業火報復(青) 黄 6枚: ゴースト×2、 ヘルドロイ、 Mr.ジェントル、 メイドラマイマイ、 ポヨロール 青10枚: マーメイド×3、 ディープシーカー×3、 アンチュ、 レッドザガ×3 赤 5枚: フェレット、 ケンタウルスヘル、 ラフリア(冬)、 ベビドーラ、 隼丸 緑 5枚: 鬼ブル、 ハコリス、 ロータン、 ナイトキャット、 ポッコロ 魔 2枚: 破壊の業火、 転生の宴 援 2枚: 破壊の報復×2 移動値 黄:9 青:24 赤:10 緑:12 無:11 計:66
青焼き型の業火報復デッキ。青が焼かれた後は、比較的バランスの取れた移動型デッキとして動かすことが出来る。メイドラマイマイも投入されており、青マスに入れないときのフォローや、ホルダーターン時にロックをかける時などに役立つ。
特定の色を24枚以上入れた、ほぼ単色のデッキに破壊の業火を投入し、業火発動と共にデッキをリセットさせる、というギミックを投入したもの。デッキリセット後にボルカノ+威圧のオーラを決めるのが一番有名だが、雷雷2枚と風風1枚を入れて、攻耐40オーバーの雷雷で戦う、という戦法も存在する。
Ver 弐 [FREE] 自己修復(青) 黄 2枚: メイドラマイマイ、 審判の石像 青24枚: エンペラー、 ディープシーカー×3、 アンチュ×3、 ケルピー×3、 レッドザガ×3、 セイレーン、 カメポポン×2、 アーマトード、 トットー、 ヤドカリン、 ネオン×2、 ユキ・ダルマン×2、 シードラコ 赤 1枚: ボルカノ 緑 1枚: タワー 魔 1枚: 破壊の業火 援 1枚: 威圧のオーラ 移動値 黄:7 青:48 赤:8 緑:7 無:11 計:81
青焼き型のボルカノ威圧デッキ。タワーによる手札破壊、審判の石像による息切れ防止、メイドラマイマイとアンチュを組み合わせての無限青マス増殖などのコンボが組み込まれている。
基本は業火報復デッキと同じだが、魔法にメイジパラサイトを採用し、無属性/無条件移動を持つモンスターカードを破壊する。
業火型に比べると対戦相手への妨害効果は乏しいものの、「セラフィー・ルカをピンポイントで潰せる」という理由で、「秩序と戒律」の頃から、それなりに使用者は多かった。プレイングも業火型に比べて比較的易しく、祠でコンボを発動させやすい、というメリットも存在する。
Ver 弐 [FREE] メイパラ報復サンプル 黄 6枚: AI、 女神×2、 ヘブンタウルス、 ヘルドロイ、 セクシーベル 青11枚: ケルピー×3、 アーマトード×2、 トットー、 サーペント×3、 シードラコ×2 赤 2枚: フェレット、 隼丸 緑 6枚: 鬼ブル×2、 オロチ×2、 ワーム×2 魔 2枚: メイジパラサイト、 人魚の涙 援 3枚: 破壊の報復、 覚醒、 堕天使の嘆き 移動値 黄:8 青:12 赤:8 緑:15 無:27 計:70
CPUダグダが使用するデッキ(『魔導の夜明け』参照)。
メイジパラサイトの為のサーチ要素は採用せず、代わりにケルピーや人魚の涙などによるサブの破壊要員が多く投入されている。破壊の報復以外の白支援も2枚投入されており、メイジパラサイトが発動しなくても戦える構成になっている。
異形の力で手札に白支援を加えた後、マーメイドやサーペントで移動して手札をリフレッシュしつつ破壊数を稼ぐのが基本コンボ。ムチュゴロウを使ってデッキをリセットさせずに破壊数を維持したり、シーウエポンでデッキの回転を遅くして破壊数が最大の状態を保たせたり、といったギミックがしばしば採用される。