手札発動で、同じ色のカードを使いつづけることで、基本攻撃値が上がるグラディウスがキーカード。手札に来たグラディウスを速やかに育て、高攻撃値でプレッシャーを与えてゆく、というのが基本コンセプト。
手札発動系の育成モンスターの中では育成速度がそこそこ速い点が特徴で、ターン開始時に手札にグラディウスがあれば、ほぼ確実に1段階(攻撃値+20)は育つ。2ターン、3ターンと持ち越せば、最大値である基本攻撃値60を叩き出すことも比較的容易である。
育成の安定度を考えると、ほぼ単色で組む必要があり、その結果移動や支援モンスターの調達の面でどうしても無理が出てしまう。仮に育成がうまくいっても、基本耐久値は14のままで変わらない為、先制に対して非常に脆く、「避けと先制の二択」をやられるだけで詰んでしまうことが多い。目くらましやユニコーンなど、デッキに入れやすい「対策カード」が多いのも逆風である。
総合すると見た目のインパクトこそあるものの全般的に「穴」が多く、今の環境では今一つ勝ちきれないデッキとなっている。それでも瞬間的な爆発力や各種シナジーカードの豊富さから、好んで使うプレイヤーも多い。
豊富なテレポートモンスターのお陰で安定した移動が出来るのが特徴。グラディウスが使えない状況でも、黄属性の優秀なサブアタッカーのお陰でフォローが利き、先制と避け無効の両方を色支援で調達できる為、総合的な安定度ではトップクラスである。
「鍵聖戦」でポヨロールが追加され、グラディウスや戦闘支援カードのサーチが容易となったのも追い風。一番のライバルはやはり、黄単ならより安定度のあるカルト・ホールだろう。
豊富な手札操作カードによって、グラディウスの育成だけでなく、デッキからのサーチや捨て山からのリサイクルも容易に行なえる点が一番の売り。1ターンで攻撃値60のグラディウスを量産することも不可能ではない。逆にいえばグラディウス以外のサブアタッカーには殆ど期待できない為、「いかにグラディウスで戦うか」が他のタイプよりも重要となってくる。
移動面もケルピーのお陰で配置越えは困らないが、2色4マス移動の種類が少なく、移動速度も全般的に遅くなりがちな為、早押し勝負になると厳しい。色支援も青だけでは先制や避け無効を付けられない為、戦闘が白支援頼みになりがちなところも、好みが分かれるところだろう。
グラディウス自体が赤なので、最も単色寄りで最も単純なスタイルとなる。
移動に使うモンスターも戦闘向けなのが多い反面、移動ルートとデッキ管理を間違えると黄色か緑で動けなくなる事もちらほら。
ン・キィーとケンヘルの二つは、3積みが必須条項である。
青移動は赤2青2もラフリア冬・春にスフィンクス困らず、色支援にも困らない。
白支援は心眼が最も相性が良く、他にはオーバーキル時のライフ転用で古代樹の実(目眩ましにも強い)、不死剣(アサシン、ガルダ、阿)も使いやすい。
魔法は天女の羽衣と機械の翼が安定。
一度は考えるであろう、「MAXグラディウス二刀流ウォーナイト」、更にその上を行く、二刀流+配置MAXグラディウス+キマイラの宝石の「MAXグラディウス三刀流ウォーナイト」という漢のロマンもお忘れ無く。
豊富で優秀な2色4マス移動と配置越えが出来る鬼ブルのお陰で、比較的無理の無い移動が出来るのが一番の長所。色支援も避け無効以外はほぼ一通り揃っており、3妖精やタワーによる手札破壊、現世の歩兵をはじめとした各種育成手段など、脇を固めるサポート要員も豊富。横にグラディウスを置いてブレスト伯爵でアタック、といった「爆弾」も存在し、総合力では決して他の色と引けを取らない。グラディウスのサーチやリサイクルなどは、魔法でカバーしてゆくと良いだろう。
Ver 弐 [FREE] グラディウス(緑) 黄 0枚: 青 0枚: 赤 3枚: ベビドーラ、 グラディウス×2 緑22枚: ルーン、 コングボス、 鬼ブル×3、 ブレスト伯爵、 ピノ×3、 アマゾーネ、 カブトス、 ハコリス、 リーン×2、 フリィーキィー×3、 現世の歩兵、 ロータン、 ナイトキャット×3 魔 2枚: 転生の宴×2 援 3枚: 覚醒、 黒の称号、 亡者の盾 移動値 黄:10 青:11 赤:10 緑:42 無:11 計:84
避け対策の関係で、赤はグラディウスの他にベビドーラが1枚だけだが投入されている。グラディウスや支援のサーチは転生の宴で行ない、だぶついた魔法や支援はリーンで処理してゆくと良いだろう。
ルーンやパンを増量して手札破壊に特化したり、現世の歩兵や時空の歩兵も投入して育成方面に尖らせたりする調整も面白い。