KDDIの評価


KDDI

KDDIの利点

総合通信キャリアである事

  • NTTグループは、事業による会社の分割が必須となった
    • それぞれの会社間の連携をする事が出来ない
      • 移動体通信:NTT DoCoMo
      • 電話網・プロバイダ:NTT東日本・NTT西日本
      • 県外通信(国際通信):NTT Communication(その存在意義も疑問)
  • KDDIは、すべての通信事業を一手に提供出来る
    • 通信事業部間での連携が可能
    • インターネット網・固定電話・携帯電話の「三位一体」によるシナジー効果(相乗効果)

KDDIまとめて請求

  • KDDI関連の通信費請求書を一本化
    • KDDIメタルプラス(家庭用)
    • ひかりone(DION)
    • DION
    • マイライン
  • 各サービスでのポイントが合算できる

au自宅割

  • au電話から自宅への通話料が自動的に半額になる
  • 自宅の電話に制限があるが
    • メタルプラス電話
    • ひかりone電話
    • DIONのADSL
    • ケーブルプラス電話
    • KDDIのマイラインプラス(122を入力しないと、他通信事業の電話回線にならない)

KDDI電話auで着信確認

  • 自宅での電話着信をCメールで確認できる

メタルプラス

  • 自宅の電話回線でインターネットサービスか、固定電話をKDDIに
    • 固定電話サービスの料金が安くなる

他企業との連携

TOYOTA

  • PiPit
    • トヨタ販売店にあるケータイショップ
  • TiMO
    • トヨタオリジナルケータイ
      • Blutoothによりトヨタ車内でのハンズフリー通話
    • 矢沢永吉によるTVCM

京セラ

  • au、ツーカー、ウィルコムに移動端末を提供する

東京電力(TEPCO*1

  • ひかりone
    • 光ファイバーサービス
    • 電話・ネット・TVという、いわゆる「トリプルプレイ」が可能
      • 電話:初期費用、最大12ヶ月無料
      • ネット:下り100Mbps、上り35Mbps
      • TV:ベーシックチャンネル25ch、VoD(毎月3本無料)、おためしカラオケ

Google

  • 「ケータイでググる,を普及させたい」(KDDI コンテンツ・メディア事業本部長の高橋誠氏)
  • 圧倒的なシェアであるYahoo!モバイル(80%)
    • それに追随するようにEZwebのトップページにした
    • 2006年では、シェアは40%

セコム

  • 「ココセコム」はcdmaOneの通信網とGPS衛星の情報を融合した位置検索技術を駆使
  • 回線はKDDIだが、専用端末の開発、販売、料金決済はMVNOである日本通信、セコムが担当している

KDDIの欠点

クアルコムへの依存

  • 半導体チップはクアルコムへ依存している
    • 端末メーカーはその動向を元に動かざるを得ない
      • サンディエゴという立地から、日本の状況が見やすいかというと・・・
    • 日立製作所だけが、SHモバイルとしてアプリケーション用のチップを開発
  • ただ、CDMAの独占企業であるクアルコムと提携しているのは、強みでもある
    • EZアプリのプラットフォームOSとして働くBREWの搭載
  • 次世代の通信規格に不安?
    • 現行のCDMA2000 1XEV-DO Rel.0やRev.Aは実用していいとして
    • 次世代のCDMA2000 1XEV-DVの開発をクアルコムがやめたのは怖いのでは?
    • 対照的にドコモは自社技術による独自路線

*1 The Tokyo Electric Power COmpany