Study
電話
参考文献:「電話はなぜつながるのか」米田正明(日経BP社)
電話網 †
- 電話交換機を結ぶ電話網について
- 電話局に置かれる電話交換機は2種類ある.
- 中継交換機
- 交換機と交換機の間に位置し,中継ケーブルでつながる
- 加入者交換機
昔の電話網 †
- 1990年頃までの電話網
- メッシュとスターの混合型
- 電話網全体としては,4つの階層型
市内 †
- 加入者交換機同士は,ほぼメッシュ方で接続される
- 交換機が故障しても迂回経路が確保できる
- 通常は,なるべく最短のホップ数での経路になる
上の階層 †
- 階層型になり,各局からスター型で下の加入者交換機の電話局である端局へつながる
- よく使う場所どうしは直接,斜回線が引かれてメッシュ型につながる部分もある
- 市ごと
- 県ごと
- 政令指定都市ごと
現在の電話網 †
- 90年代から,技術の進化により電話網が変わってきた
- 交換機の処理能力のアップ
- 交換機同士を結ぶ中継ケーブルで扱える回線数が増えた(時分割多重)
- 工夫しながら中継ケーブルを使う必要が無くなった.
- メッシュ型では効率が悪い
- むしろ中継ケーブルの数をなるべく少なくした方がシンプルで運用や管理がしやすい
- 中継交換機と加入者交換機のみの2階層型
障害対策 †
- スター型だと上位階層に障害が起こると全てがだめになる
階層構造 †
電話局網 †
- 電話局を物理的に結ぶ電話局網
- 実際の物理的な通信経路である電話局網と,概念的な電話網は異なる
- 基本的にはリング状のネットワーク構成
- 大小複数のリングがつながっている
- ケーブルの敷設コストが抑えられる(ケーブルが長くならなくて済む)
- 信頼性も高い(逆周りのルートがある)
共通線信号網 †
- このSTPが交換機同士のコネクションを制御する
- 電話網よりもさらにぜいたくな二重化
- 信号網自体が完全に2重(A面とB面)
- 電話局はどちらか1つの信号網に所属する
- 正常時は両方を使って付加を分散している
- 通常はA面とB面は混じらないが,障害児はお互いに横断できる
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