画像ファイル


Study

Webで使用する画像フォーマット

  • Webでの表示に適した軽量化された圧縮画像フォーマット

非可逆性圧縮

  • 編集し、保存する作業を繰り返すと元画像の情報が失われて劣化していく

JPG*1

  • 写真などの自然な輪郭のはっきりしない画像に向いている
  • 圧縮率を自在に指定できる
  • 2種類のデータを間引いて圧縮する
    • 色成分
      • 人間の目は、輝度に比べて色変化には鈍感
      • この段階でデータの圧縮率は1/2になる
    • 不要成分
      • 8×8画素の小ブロックごとに分割して、不要な要素を切り捨てる
    • この時に、離散コサイン変換DTC*2を用いる
    • 逆に、この段階のせいで「ブロック歪み」が出てくる(ブロックノイズ)
  • データは切り捨てるので元に戻らない非可逆性の圧縮になる

可逆性圧縮

  • 編集、保存を繰り返しても元の画像劣化は無い

GIF*3

  • グラフや線画のような 輪郭のはっきりした色変化の少ない画像に向いてる
  • 複数の画像を1枚のGIFファイルに保存して切り替えるアニメ−ションGIFも可能
  • 使用する色数を減らすことで圧縮
    • 最大で256色、最小で2色
    • フルカラー画像は1677万色使う
    • グラデーションがある場合は境目がはっきりになる
    • 色情報の変化だけなので、いくら編集してもそれ以上画像が劣化することはない

PNG*4

  • GIFの技術であるLZW*5圧縮アルゴリズムに特許がかかって、それに対抗すべく作った形式
    • 特許に接触しない形で既存の技術を利用して開発されている
    • でも、その特許も最近切れたけど
  • ほとんどの画像で、GIFより圧縮率が高い
    • その分、圧縮や展開に多少時間がかかる
  • フルカラー表現も可能なので、GIFより色彩があざやか
  • アニメーションには対応していない
    • 対応させるように作ったMNG*6はあまり普及しなかった
  • 半透明な背景の画像が作れて、どんな背景にも対応が出来る
    • GIFは1色透過で、背景がその1色と同じときだけ透過してるように見える

画像の表示

  • Webでは通常、画像の上側から情報が送られ、表示されていく
  • それを、全体表示からだんだんと鮮明化していく画像フォーマットがある
    • GIF、PNG:インターレースGIF(PNG)
    • JPG:プログレッシブJPEG

独自フォーマット

  • Webで使用しない画像フォーマット(ダウンロード目的以外は)
  • 非圧縮なのでファイルサイズは大きくなる

OSの標準フォーマット

BMP*7
Windows
PICT
MacOS 9以前
PDF*8
MacOS X

アプリケーションの標準フォーマット

PSD*9
Photoshop
AI*10
Illustrator

*1 ジェーペグ:Joint Photographic Coding Experts Group
*2 Discrete Cosine Transform
*3 ジフ:Graphics Interchange Format
*4 ピング:Portable Network Graphic
*5 開発者3人の頭文字:Lempel、Ziv、Welch
*6 ミング:Multiple-image Network Graphics
*7 Bit MaP
*8 Portable Document Format
*9 Photoshop Document
*10 Adobe Illustrator Document