デュプレクス（二重通信）

無線通信技術
無線伝送方式
Study

FDD*1 †

• 周波数分割デュプレクス
• 携帯電話では，上りと下りの通信で別々の周波数を使う
  • 端末も基地局も自分が発した周波数を受け取る事は出来ないから
    • 上り：uplink, reverse link
    • 下り：downlink, forward link

• ペアバンド
  • 上りと下りのついになった周波数帯
  • ある程度周波数間隔を隔てた2つの帯域
    • シンセサイザによってチャネルを切り替える

TDD*2 †

• 上りと下りで同じ周波数帯を使って，相互通信をする
  • 単純なのだと，単信通信
    • 送信と受信を双方が交互に行うやり方
  • 送受信のタイミングを厳密に合わせて行う

• 利点
  • 周波数の割り当てが楽
    • ペアバンドを組む必要がない（アンペア・バンド運用）
  • 電気的に指向性を変化させられる
    • スマートアンテナでFDDより有利
  • 上りと下りのタイムスロットの割付を変えられる
    • 周波数を効率的に利用しながら，上りと下りの通信速度を変えられる

• 実用
  • 制御が複雑なので，携帯電話ではずっとFDD
    • PHSではTDDが採用されている
  • TD-CDMA*3
    • W-CDMAをTDD化した技術

多元接続との組み合わせ表記 †

• 通信システムを，多元接続とデュプレクス技術を組み合わせて表記する
  • PDCやGSM
    • TDMA/FDD
  • W-CDMAやCDMA2000 1X
    • CDMA/FDD
  • PHS
    • TDMA/TDD