仕組債の修正デュレーションは、固定利付債と異なり、下記の式で計算しています。
(-1)×金利デルタ÷理論価格×10000
なお、金利デルタは、
(0.5BP金利を上方シフトしたときの理論価格−0.5BP金利を下方シフトしたときの理論価格)÷10000
という式で計算しています。(平井)
長短スプレッド債(X年SWAP−Y年SWAP+ZBP)においてコーラビリティが付いていない場合は単純に
順イールドのときは
X年とY年の差が開けば開くほど→現在価値は大きくなる。
X年とY年の差が開けば開くほど→デュレーションは短くなる。
逆イールドのときは上の逆になるが、
大抵の場合はフロアに引っかかるためフロアの数値になる。
もしフロアが0であったら必ずデュレーションは残存期間にほぼ近くなる。
ベータ値計算においては、株価(終値)が取得できないとき、FINCADの関数aaInterpを使って線形補間しますが、株価がゼロの場合、それを有効値とみなし、線形補間はしていません(平井)。
ヨーロピアン型コーラブルスワップは、通常のスワップ取引とスワップションに分解して評価します。たとえば、 「1年後に解約権のある期間5年のコーラブルスワップ(固定受)」 は、「期間5年のスワップ(固定受)」と「1年into4年のスワップション(固定受)の売り」と等価になります(平井)。