CANALAZZO 57号


CANALAZZO 57号

2007/02/07(火)発行

━━━(1面)【経済】カラカス好況 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

このほど、カラカス政庁の執政官は定例会見の場で、 ここしばらくのカラカス入植地の状況について、 「経済成長が、近来まれに見る勢いで進んでいる」との判断を示した。

あわせて、大規模な商船隊の寄港が相次いだことによって、 高級物品の寄付や公共投資が増加している点、 また、新交易品ニワトリの投入によって、 輸出・生産ともに緩やかに増加している点を示し、 その先行きについては、商業指標が14500突破といった数値を上げながら、 好調さが持続できると予測。
さらに、このペースでいけば、サイザル麻がまもなく一般市場に投入され、 本国の造船技師・翻訳家・錬金術師らへの需要に支えられた、 景気拡大が続くとの見方を示した。

一方、同時期に解禁が見込まれる石油採掘について、 内外経済に与える影響は、400年後ならいざ知らず、 今世紀中ではあまり期待できないとも述べた。

そして、執政官は、 このところ市民から続々と提起されるカラカス支援策に謝意を述べるとともに、 海軍からこのほど示された付近海域の掃討作戦実施を全面的に支持。
これによりもたらされる重点強化期間における成長を確実なものとし、 民間主導の持続的な成長を図るため、 ヴェネツィア市民の一層の協力を 各方面を通じて精力的に依頼していきたいとしている。

━━━(2面)【東地中海】東地中海に回帰する三大国資本━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

1月29日未明、サロニカにまた、イングランドの資本家から資金が流入、 一時サロニカ港で揉み合い状態が生じた。
一説には、とある海賊の遺言を奉じての行為との見方があるが、 その後大きなうねりになるまでには至っていない。

一方、カンディア港に関しては、 乱獲が禁止されている貝紫の取引拡大を求めて、 とあるポルトガル投資家グループが多大な関心を抱いているとも伝えられ、 ヴェネツィアの優位がまた取り崩される可能性も リアルト界隈では噂されている。

さらには、今週にはいって、 東地中海にはこのところ無関心を装っていたイスパニア資本が、 アテネに突如なだれ込むなどの動きを示しており、 東地中海情勢は新たな局面に突入した。

━━━(3面)【国内】平民大集会の呼びかけ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

2月4日、サンマルコ広場に、 休会中であった集会開催を提起する掲示板が立った。
開催については、2月10日(土)21時からとし、 会場にはサンマルコ大聖堂を予定している。
また、想定している議題としては

・新議長選出とその方法
・カラカスの開拓推進案
・海事に関する情報交換
・交易投資計画

などをあげており、 ヴェネツィア市民権を有する市民の参加を広く呼びかけている。