2007/01/22(日)発行
━━━(1面)【国際】ブレーメン沖海戦、蘭英合同軍勝利 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
1月21日、ブレーメン沖を中心とした ネーデルランド・イングランド合同軍対フランス・ポルトガル連合軍の海戦は、 蘭英合同軍が終始優勢を確保したままに、停戦となった。
この紛争は、フランスの、 帝国自由都市ブレーメンに対する貢納金支払い要求に端を発した。 この理不尽の極みとも取れる要求に対し、 ブレーメンの権益を維持してきたネーデルランド、 北海の雄イングランド両国は、相次いでブレーメン防衛を宣言、 また、ポルトガルはフランス支持を表明し、対立を深めていった。
仏葡連合はカレーを拠点に動員した艦隊を北上させ、 対する蘭英合同軍は、 ロンドン・アムステルダム間を防衛線として迎撃にあたり、 アントワープ沖からブレーメン沖にかけての海域を中心としながら、 北海からユトランド半島にかけての広域で攻防を繰り広げた。
結局、3日間の攻防において、 地の利を得た蘭英合同軍が、終始海戦の主導権を握り、 仏葡連合軍を北海から叩き出した格好で、 北海情勢は、当該海域の権益をめぐり対立する蘭英両国の休戦状態が いつまで継続するかという点に焦点が移ってきている。
━━━(2面)【東地中海】ヴェネツィア、ファマガスタの統治権回復か━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
ここしばらく、東地中海商船隊は、 ファマガスタ港において継続的な経済投資を行い、 キプロス島東部の統治権回復を図る行動に出ている。
1月21日現在、キプロス全域の統治権をヴェネツィアは回復しており、 この定着が図れるかが注目される。
他方、セヴァストポリ太守は、 1月17日時点でフランスとの同盟関係を改めて表明、 さらに今後、一時北海に向かっていたフランスの関心が、 東地中海へと回帰するとの予測は容易であり、 東地中海での経済的衝突は今しばらく波乱含みの展開になるとみられている。
━━━(3面)【社会】第四回アカデミー大会ヴェネツィアでも開催 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
1月12日から1月14日にかけて、 第四回アカデミー大会が、 ヴェネツィア・アムステルダム・マルセイユの三都市共催で行われた。
三日間連続で三都市共催、 ほぼ同日程で大規模な海上競技大会開催されるという条件が重なったため、 参加者減も心配されたが、 各会場とも、150名から200名程度の冒険者を集め、盛況のうちに終わった。
事務局のコメント
「五勝以上の賞品である宝箱の中身より、
参加賞で配布された紋章の方が、価値が高いのではないかとの
問い合わせを受けておりますが、宝箱の中身につきましては、
各都市目利きの道具屋主人の厳正なる鑑定を経て、封入しており、
現時点で問題はなかったものと判断しております」
━━━(4面)【社会】謝肉祭の日程発表 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
元首官邸は、1月19日、今年の謝肉祭の概要の第一弾を発表した。
今年度謝肉祭は、2月後半より開催とのことである。
担当官は、
「昨年は3月からでしたが、
今年は、職人組合から仮面と仮装をバリエーション豊かにするだけだから
との連絡がありまして」
と明らかにしつつ、会期中の各種催事について説明を行った。