東北大学医学部　試験資料館

Group2 / 2007年

Group2

2007年の問題を記入していって下さい。

1)PTSDに関して正しいものを選べ
a.精神的外傷となる出来事は主観的なものなので、出来事の深刻さは問われない
b.災害などの急性・一過性の出来事によって発症したものは、PTSDではなく急性ストレス反応という
c.特徴的な症状が2週間持続した場合、PTSDと診断される
d.特徴的な症状とは、フラッシュバック、解離、過覚醒、感情鈍麻などが挙げられる
e.特徴的な症状が無くても、大鬱病エピソードがあった場合、PTSDと診断される

13)次の文章を読んで、正しい選択肢を選べ。
30歳女性。18歳の時に統合失調症を発症し、入退院を繰り返している。体調が良い時は家事の手伝いを行っている。幻聴は気にならず、関係被害妄想も少ないが、対人機能、社会機能が低下しているため働くことが出来ず、家族からは怠けていると思われている。
a.繰り返す入退院は家族の感情表出が乏しいlow expressed emotion(低EE)と関係することが多い
b.繰り返す入退院は家族機能とは無関係で、疾病の要因のみが関係する
c.対人機能、社会機能の低下には、抗うつ剤がしばしば奏功する
d.対人機能、社会機能の低下は、抗精神病薬の二次的な副作用として出る場合がある
e.対人機能、社会機能の低下は自己訓練法や森田療法などの自己啓発的治療が必須である

急性化膿性髄膜炎の髄液所見で誤っているのはどれか。
a.圧増加
b.糖増加
c.好中球増加
d.蛋白上昇
e.混濁
解答：b

10歳女児。10日前より手足口病が発症し5日前より水疱が消失した。昨日より歩行時のふらつきが見られ、眼振が見られ、踵足試験、指鼻試験がうまくできない。MRIでは小腦がT2高信号になっている。

54)この疾患の診断は
a.小脳梗塞
b.化膿性髄膜炎
c.急性小脳失調症
d.脊髄小脳失調症
e.ウェルニッケ脳症
解答：c

55)この疾患の予後について
a.予後は良好である
b.てんかん重積を伴う
c.ビタミンB6の大量投与が有効である
d.今後、緩徐に進行する
e.早急に抗生物質を投与する必要がある
解答：a

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