内科学��
〔試験〕
※選択問題は指定がない限り、答えの数は１個かもしれないし複数かもしれないと試験前に言われました。
〔お詫び〕
※毎度のことながら順番と選択肢は試験そのままではないのでご了承ください．
1.厚生労働省の脳死判定基準で正しい組み合わせを、下の� 銑イ涼罎�ら選べ.
a.深昏睡（ＪＣＳの３００）である.
b.瞳孔は固定し、径は4mm以上である.
c.脳幹反射は一部残存してもよい.
d.不規則な徐波化を示す脳波である.
e.自発呼吸は消失している.
��a,b,c ��a,b,e ��a,d,e ��b,c,d ��c,d,e
2．(画像問題：講義プリントの動眼神経麻痺のやつ)
(1)診断は何か。
a.右外転神経麻痺
b.右MLF症候群
c.右動眼神経麻痺
d.右顔面神経麻痺
e.左顔面神経麻痺
(2)瞳孔の異常があるとすればどれか。
a.両側瞳孔散大
b.両側瞳孔縮瞳
c.右側瞳孔散大
d.左側瞳孔散大
e.両側対光反射消失
3．次の図のような視野障害になるのは左図のどこが障害されたときかA〜Gから選べ．（図は講義プリントのやつみたい）
(1)左眼のみ全部
(2)両耳側半盲
(3)同名半盲
4．腱反射について正しいものを選べ
a.両上肢腱反射正常で、両下肢腱反射亢進の場合は頸髄病変を疑う
b.上腕二頭筋反射の中枢は第５、６頸髄である
c.アキレス腱反射の中枢は第１，２腰椎である
d.四肢の反射消失の場合は、Guillain-Barre症候群を鑑別に挙げる
e.
5.脊髄の障害で起こりえない症候はどれか。
1.深部腱反射消失
2.Romberg徴候陽性
3.MLF症候群
4.筋硬直（ミオトニア）
5.Horner症
a 1,2 b 1,5 c 2,3 d 3,4 e 4,5
6.次の中から間違った組み合わせを選べ
1）前頭葉病変 吸引反射
2）視床病変 感覚異常
3）海馬病変 記憶障害
4）下垂体病変 視野障害
5）脊髄前角病変 深部感覚障害
7.次のA〜Gの疾患、徴候と最も関係の深い部位を下の１〜２０から選べ.
A Wallenberg症候群
B Locked In 症候群
C 病側眼の内転障害と対側眼の眼振と正常輻輳運動
D 舌片側の味覚障害と同側の兎目
E 下肢に強い片麻痺
F 片側の動眼神経麻痺と対側片麻痺
G 舞踏症状
１）内側縦束 ２）橋底部 ３）視床下核 ４）延髄内側 ５）小脳虫部 ６）黒質 ７）網様体神経節
８）視交差下垂体部 ９）視神経 １０）顔面神経 １１）三叉神経 １２）視索から後頭葉
１３）腰帯筋群 １４）小脳半球 １５）中脳閉塞 １６）延髄外側 １７）側頭葉 １８）脊髄神経節
１９）尾状核 ２０）大脳運動野正中側
8．次のうち手根管症候群で認められるものはどれか．
1．鷲手
2．垂れ手
3．母指球の萎縮
4．手掌�機銑源悗隆恭舒枉�
5．手指�検↓校悗隆恭舒枉�
a 1,2 b 1,5 c 2,3 d 3,4 e 4,5
9.脳血管障害の患者の単純ＣＴの画像Ａ、Ｂ、Ｃの診断を� 銑イ�ら選べ.
画像A 画像B 画像C
�’焼盻亰譟´∪徒�血栓 �Ｇ捷失鼻´ぅ薀�ナ梗塞 �ゥ�モ膜下出血
10.血栓溶解剤(tPA)の適応で正しいのはどれか？
1.発症3h以内が適応
2.脳塞栓に適応はない
3.脳血栓（アテローム硬化性梗塞とラクナ梗塞）が適応
4.CTで広範な早期虚血性変化を認めるものが適応
a.1,2,3 b.1,3 c.2,4 d.4 e.すべて
11．脳卒中について正しい組み合わせはどれか．
1．脳血管障害は本邦の３大死亡原因疾患の中で最多である。
2．近年の脳血管障害の多くは脳梗塞である。
3．高血圧は脳血管障害の最大の危険因子である。
4．脳塞栓症は突然発症して数分以内に症状が完成する。
5．脳卒中は壮年者に頻発し，高齢者では稀である。
a.(1,2,3) b.(1,2,5) c.(1,4,5) d(2,3,4) e.(3,4,5)
12．次の中毒と症候の組み合わせを線で結びなさい。
a．有機リン剤中毒 ・ ・垂れ手(wrist drop)
b．鉛中毒 ・ ・縮瞳
c．アルコール性中毒・ ・Wernicke脳症
d．有機水銀中毒 ・ ・脱毛
e．タリウム中毒 ・ ・小脳性運動失調，求心性視野狭窄
13．次のうち誤っているものはどれか．
a．ハンチントン病は常染色体劣性遺伝形式をとる．
b．一部のParkinson病はα-synucleinの遺伝子異常がある．
c．一部の家族性筋萎縮性側索硬化症ではCu/Zn superoxide dismutaseの遺伝子異常がある．
d．進行性筋ジストロフィー症のDuchenne型は伴性劣性遺伝形式をとる．
e．遺伝性脊髄小脳変性症の多くの病因遺伝子はCAG repeatの異常である．
14．（画像問題：講義プリントの末梢性顔面神経麻痺のやつ）障害部位はどこか.
a．右中脳（小脳だったかも・・・）
b．右顔面神経
c．左顔面神経
d．
e．
15．通常、単核球優位の細胞増多が認められない髄膜炎はどれか
a.結核性髄膜炎
b.真菌性髄膜炎
c.細菌性髄膜炎
d.サルコイドーシス
e.梅毒性髄膜炎
16．片頭痛について正しい選択肢に○をつけよ
� �a女性b男性）に多い
�◆�a若年時b成人後）から発症
��（a拍動性b圧迫性）の頭痛である
�て�痛は頭蓋内の血管の（a収縮b拡張）のためと考えられる
�ゥ札蹈肇縫鷦�容体（a作動薬b拮抗薬）は頭痛を軽減する ．
17．てんかん発作型およびてんかん症候群と対応する脳波所見の内正しいものを選べ.
a. 間代発作 ー 限局性（焦点性）棘波
b. 欠神発作 ー 全般性遅棘徐波
c. ミオクロニー発作 ー 全般性棘徐波
d. West症候群 ー ヒプサリズミア
e. Lennox-Gastaut症候群 ー 全般性３Hz棘徐波
18．側頭葉てんかんの第一選択薬はどれか．
a．ゾニサミド
b．プリミドン
c．フェニトイン
d．カルバマゼピン
e．フェノバルビタール
19．中枢神経感染症について正しいものはどれか．
a．成人の髄膜炎の起因菌で最多なのは肺炎球菌である．
b．．
c．．
d．SSPEでは髄液のみに麻疹ウイルスが出現する．
e．．
20．単純ヘルペス脳炎について間違っているものを選べ.
a．早期から脳波に異常が認められる.
b．.
c．アシクロビルを投与する.
d．MRIで後頭葉に異常が認められる.
e．抗ウイルス薬は診断が確定してから投与する.
21．髄液検査をすぐに行わない場合の組み合わせはどれか．
1．乳頭浮腫がある．
2．．
3．頭痛、発熱に加えて意識障害がある．
4．頭痛、発熱に加えて片麻痺がある．
5．．
a.(1,2,3) b.(1,2,5) c.(1,4,5) d(2,3,4) e.(3,4,5)
22．Parkinson症候群を生じないものを選べ．
a．線条体黒質変性症．
b．抗精神病薬．
c．前頭葉腫瘍．
d．多発脳梗塞．
e．多発性硬化症．
23．Parkinson病の４徴を記せ．
24．Parkinson病について誤っているものを選べ．
a．早期から嗅覚に異常を生じる．
b．心筋のMIBG取り込みが低下する．
c．下痢を生じることがある．
d．Lewy小体が出現する．
e．．
25．次の組織像（たぶん講義で見たやつ）ではragged red fibersが染色されている．どの疾患の組織像か.
a．筋緊張性ジストロフィー
b．先天性ミオパチー
c．ミトコンドリア異常症
d．多発性筋炎
e．糖原病
26．正常圧水頭症の症状として正しいのはどれか．
a．開脚・小幅歩行
b．
c．
d．姿勢時振戦
e．
27．障害されると認知症を生じる部位ではないものを選べ．
a．
b．視床
c．
d．
e．大脳基底核
28．認知症様症状を生じやすい薬剤はどれか．
a．選択的セロトニン取り込み阻害薬
b．抗コリン薬
c．
d．
e．コリンエステラーゼ阻害薬
29．多発性硬化症について正しいものの組み合わせはどれか．
1．中枢神経と末梢神経に病変が多発する．
2. 欧米のほうが日本より罹患率が高い．
3．日本ではオリゴクローナルバンド陽性例が少ない．
4．Th2性T細胞が優位である．
5．高熱によって症状が改善する．
a 1,2 b 1,5 c 2,3 d 3,4 e 4,5
30．NMOについて正しいものはどれか．
a．重症例が多い.
b．脊髄病変が３椎体以上に及ぶ.
c．男性に多い.
d．抗アクアポリン抗体がみられる.
e．病理組織学的には組織の壊死と灰白質病変がみられる.
31．ALSについて正しいものを選べ.
1．知覚障害をきたす
2．意識障害を伴うことが多い
3．呼吸障害を伴う
4．一部の家族性ALSではCu/Zn遺伝子異常を伴うことがある
5．上位ニューロンと下位ニューロンが選択的に障害される
32.Duchenne型進行性筋ジストロフィーについて誤っているものを選べ.
1)男児にみられる
2)血清CK値は高値である
3)下腿の偽性肥大は末期まで認めない
4)Gowers徴候（登はん性起立）が認められる
5)ジストロフィン遺伝子の異常が原因である
33.重症筋無力症について正しいものを選べ．
a．．
b．アセチルコリンの注射で症状が改善する．
c．睡眠薬の投与は禁忌である．
d．胸腺摘出術が有効である．
e．誘発筋活動電位で増高現象(waxing)がみられる．
34．70歳男性。朝、家人が意識消失していたのを発見。救急車で搬送。来院時半昏睡、両側高度縮瞳、四肢の硬直を認めた。呼吸数は20回/分、収縮期血圧195mmHg。病変部位はどこか
1.脊髄
2.橋
3.大脳半球
4.脳梁
5.下垂体
35．23歳の男性。10日前に38℃の発熱と水様性下痢とがあった。4日前に足底と手掌とにしびれ感が生じ、その後両手足の脱力が進行した。階段の昇降ができなくなったため来院した。意識は清明であり、四肢筋力の中等度の低下と深部腱反射の消失とを認める。不随意運動や表在感覚低下はない。 正しいものを次の� 銑イ涼罎�ら選べ.
� 仝〆困茲蠅盡撞朶浜�を優先させる
�◆／餘婪挧Δ料�加
�� 筋電図検査が診断に重要
�ぁゞ收幻，�診断に重要
�ァ）�梢神経伝導速度検査が診断に重要
36．２６歳の女性。強い妊娠悪阻を主訴として入院した。絶食させ、糖と電解質の輸液で悪阻は減少した。３週前から悪化時ふらつきと複視がみられ、会話は支離滅裂である。 BT３６．３％ HR ９０/m 整 BP１２０/７０ 意識軽度混濁、眼振、外眼筋麻痺、小脳性失調あり 頚部硬直なし 四肢麻痺、下腿浮腫もない 最も考えられるのはどれか？
１）妊娠徴候
２）単純ヘルペス
３）結核性髄膜炎
４）Wernicke脳症
５）睡眠薬中毒
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