小児科学
※○×問題は順番どおりではありません。
＊記述問題の解答欄は問題２・５・６が各B5１枚分、問題３・４がB5半分ずつです。
採点は減点法なので、間違ったことを書くと減点されてしまいます。
また、試験前にどんな問題が出るか聞きにいくと、結構ヒントを教えてもらえます。
問題1.次のうち正しい選択肢に○、誤っているものに×を記せ。
1)ITPでは鼻出血などの浅部出血が多いが、血友病では関節内出血などの深部出血が多い。
2)細胞性免疫が障害されるとウイルス・真菌・原虫に反復感染する。
3)Wilms腫瘍はα-フェトプロテインをマーカーとして検索できる。
4)麻疹では２峰性の発熱があり、その第１峰にあわせて発疹が出現する。
5)突発性発疹はヒトヘルペスウイルス6の感染による。
6)伝染性紅斑では体幹にレース状の皮疹が出現する。
7)百日咳では発熱と持続する強い咳がみられる。
8)Rh血液型不適合妊娠による新生児溶血性貧血は第２子以降に発症する。
9)光線療法を開始する基準で重要な因子は、血清ビリルビン値・出生後日齢・出生時体重である。
10)ムコ多糖症のHurler症候群やHunter症候群では、知能障害やガーゴイル様顔貌がみられる。
11)糖原病�儀燭任歪齋貪�を生じやすいので、頻回食やコーンスターチ食でブドウ糖を補給する必要がある。
12)若年性関節リウマチの全身型では、２週間以上続く弛張熱を認める。
13)胸骨左縁第２肋間の収縮期雑音と�恐擦慮把蠕�分裂を聴取すれば心房中隔欠損症が疑われる。
14)乳児期の心不全は多呼吸・体重増加不良・頻脈などを症状とする。
15)子供に必要な医療を与えないことを医療ネグレクトと言う。
16)虐待を疑ったときはすみやかに児童相談所に通告する。
17)幼児が灯油を飲み込んでしまったら、ただちに催吐させる。
18)�儀薪�尿病の急性期ではまず輸液で脱水と循環不全を改善する。
19)10歳の女児で初潮がみられたら、思春期早発症である。
20)IGF-1値は成長ホルモン分泌不全症のスクリーニングに有効である。
21)甲状腺ホルモンの不足は身体発育・知能発育の障害をもたらすため、早期に診断し、治療を開始することが必要である。
22)点頭てんかんでは、頭部を前屈し、上下肢を挙上するけいれんを反復する。
23)小児欠神てんかんは、発作時の脳波で全般性3Hz棘徐波複合を示す。
24)アスペルガー症候群では、古典的自閉症よりも言語的コミュニケーションが障害される。
25)AD/HDは反抗挑戦性障害(ODD)を合併することが多い。
26)ネフローゼ症候群では著名な浮腫と高血圧を認める。
27)微小変化型ネフローゼ症候群では,ステロイド治療によく反応するが、再発も多い。
28)溶血性尿毒症症候群(HUS)は、溶血性貧血・血小板減少・急性腎不全を３主徴とする症候群である。
29)母親の喫煙は子供の喘息発症の危険因子である。
30)小児のアレルギー疾患は年齢によって特徴的な分布をするが、アレルギー性鼻炎は年長児より新生児に多い。
問題2.極低出生体重児に関する以下の４疾患の病態生理について簡潔に（２行程度で）記せ。
a.呼吸促迫症候群
b.動脈管開存症
c.慢性肺疾患
d.脳室周囲白質軟化症
問題3.母乳栄養の利点と欠点について簡潔に記せ。
問題4.母性フェニルケトン尿症の原因・症状・予防について記せ。
問題5.甲状腺機能低下症の原因を５つ記せ。
問題6.先天性再生不良性貧血をきたす疾患を４つ挙げて、原因遺伝子と特徴的な臨床所見について簡潔に記せ。
試験問題
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