外科学��
※選択式＆穴埋めで合計約40問です．過去問よりは「講義内容＋小テスト」ですね.
※例によって問題文や順番は本番そのままではありません.
（整形外科）
1．次の文中に正しい語句を入れなさい．
骨の主成分は（１）酸カルシウムと骨基質で、（２）型コラーゲンが主である．
骨に存在する細胞は（３）細胞、（４）細胞、（５）細胞で、骨吸収は（５）細胞により行われる.
2．バイク事故で電柱にぶつかった患者．大腿部から脂肪滴を含む大量の出血・疼痛・下腿の変形が見られる。
(1)下腿部に対する画像検査として適当なものをひとつ選べ。
a．単純X線撮影
b．MRI
c．
d．
e．血管造影
(2)診断として適当なものをひとつ選べ。
a．閉鎖骨折
b．
c．単純骨折
d．開放骨折
e．下腿挫滅
(3)上記に関するものとして適当なものを１つ選べ。
a．消毒してすぐに縫合し、圧迫する。
b．感染がこわいので12時間後に待機手術とする。
c．傷口の洗浄・ブラッシング・デブリドメントを行う。
d．疼痛の速やかな解除と早期癒合のため、傷口によらず内固定とする。
e．傷口を切開して骨が露出するようにして、感染がないかしばらく観察することが大切である。
3．関節リウマチに見られる所見について正しいものを選べ．
a．仙腸関節脱臼
b．ヘバーデン結節
c．
d．環軸関節亜脱臼
e．
4．関節リウマチで認めがたい所見は次のうちどれか。1つ選べ．
a．中手指関節の両側性腫脹
b．赤沈の亢進
c．X線で罹患関節あるいはその周辺に及ぶ骨萎縮
d．黄色透明の関節液
e．関節の硬直、脱臼あるいは動揺関節
5．関節リウマチと変形性関節症の鑑別点として誤っているものを選べ．
a．関節炎が多発性か単発性か
b．経過が長期か短期か
c．
d．
e．関節液の粘度
6．次のうち正しいものを１つ選べ．
a．
b．MRIではX線ではわからない骨折がわかる。
c．
d．
e．
7．外傷性脱臼時に見られる所見として正しいものを１つ選べ．
a．ばね様固定
b．異常可動性
c．関節拘縮
d．患肢の長さの延長
8．靭帯損傷で見られるものはどれか．
a．
b．動かしたときの異常音
c．異常可動性
d．
9．変形性膝関節症について正しいのはどれか．
a．外反変形が多い．
b．．
c．運動開始時の疼痛
d．骨棘は生じない．
e．．
10．骨肉腫について正しいのはどれか．
a．40歳代（いわゆる癌年齢）に生じやすい．
b．膝周囲の骨端から生じることが多い．
c．原発性悪性骨腫瘍でもっとも多い．
d．必ず骨形成性の所見を呈する．
e．すぐに手術することが望ましい．
11．Ewing肉腫について正しいものを1つ選べ．
a．類骨を形成する．
b．10歳前後に好発する．
c．放射線が第１選択である．
d．原発性悪性骨腫瘍でもっとも多い．
e．化学療法への感受性が低い．
12．骨盤について誤っているものを１つ選べ．
a．男女差がある．
b．股関節はball-and-socket typeで大きな力に耐えられる．
c．股関節は臼窩と大体骨頭からなる．
d．臼窩は腸骨・恥骨・大腿骨からなる．
13．変形性股関節症について誤っているものを１つ選べ．
a．本邦では臼蓋形成不全による二次性のものが多い．
b．男性で圧倒的に多い．
c．臼蓋形成不全では外側に大きく圧力がかかって発症する．
d．．
e．．
14．変形性股関節症の原因にならないものを１つ選べ．
a．先天性股関節脱臼
b．
c．足関節なんとか（←編注：これが答えでした）
d．
e．大腿骨頭すべり症
15．椎間板ヘルニアについて正しいものを１つ選べ．
a．50代に多い．
b．L5に多い．
c．間欠性跛行を呈する．
d．腰椎の前弯が増強する．
e．保存療法で軽快することは少ない．
16．椎間板ヘルニアの症状でS1に原因があるものを１つ選べ．
a．膝の伸展力の低下
b．膝外腱反射の減弱
c．足クローヌス出現
d．足関節背屈力の低下
e．足底知覚低下
17．
a．．
b．．
c．外傷性脊椎圧迫骨折は胸腰椎移行部に多い．
d．．
e．．
18．脊髄損傷について誤っているものを１つ選べ．
a．バックボードや頚椎カラーで二次損傷を防止する。
b．肛門の随意収縮や肛門周囲の知覚があれば不完全麻痺であり、歩行可能になることがある。
c．頸髄損傷では軽度伸展位とする。
d．
e．
19．腰部脊柱管狭窄症の治療として行わないものを１つ選べ．
a．開窓術
b．椎弓切除術
c．後方椎間板切除術
d．プロスタグランジン投与
e．非ステロイド性抗炎症薬
20．頸部脊髄症を来たさない病態を1つ選べ．
a．後縦靭帯骨化症
b．椎間板ヘルニア
c．前縦靭帯骨化症
d．
e．黄色靭帯石灰化症
21．頸髄症で見られないのものを１つ選べ．
a．ホフマン反射陽性
b．膝蓋腱反射陽性
c．足間代反射陽性
d．
e．バビンスキー反射陽性
22．関節血症を生じる疾患の組み合わせを１つ選べ。
(1)血友病性関節症(2)色素性絨毛結節性滑膜炎(3)前十字靭帯損傷(4)膝蓋骨骨折
a．なし
b．(1)のみ．
c．(2)(3)のみ．
d．すべて．
23．バイク事故の患者．呼吸は良好だが手指と下肢の麻痺に加え、上腕・前腕尺側・環指・小指・胸部から下肢全体の知覚障害を示す。
(1)障害高位はどれか。
a．C1〜C2
b．C6〜C7
c．T3〜T4
d．T12〜L1
e．L4〜L5
(2)正しい処置を２つ選べ。
a．頚部屈曲で臥床
b．局所麻酔下で徒手整復と固定
c．ステロイド療法
d．観血的整復術
e．立位歩行訓練
24．次のうち正しいものを１つ選べ．
a．CT撮影ができれば単純X線撮影は不要である．
b．MRIは軟部組織の診断に有用である．
c．関節造影は整形外科においてもっとも用いられる検査である．
d．単純X線撮影は１方向でよい．
e．骨腫瘍の患者にはルーチン的に骨シンチが行われる．
25．次のうち正しいものを１つ選べ．
a．妊婦や小児にはMRIが第１選択である．
b．．
c．関節造影は関節面の適合性評価に用いられる．
d．．
e．．
26．痛風について正しいものはどれか。1つ選べ．
a．圧倒的に男性に多い。
b．貧血を示すものが多い。
c．発作がなければ治療を必要としない。
d．発作時にもCRP陽性にはならない。
e．好発部位は手関節である。
27．腰椎変性すべり症について正しいものを１つ選べ．
a．中年以上の女性に好発する．
b．L5の変性すべりが最多である．
c．関節突起間部の分離が見られる．
d．後方すべりが多い．
28．腰部脊柱管狭窄症について正しいものを１つ選べ．
a．下肢症状には馬尾性・神経根性・脊髄性がある。
b．下肢の腱反射が亢進する。
c．下肢の伸展挙上試験が陽性になる。
d．症状は歩行負荷で増強することが多い。
e．
29．．
a．．
b．．
c．．
d．．
e．．
30．．
a．
b．
c．
d．
e．
（形成外科）
1．次のうち誤っているものを１つ選べ．
a．
b．
c．尺骨神経麻痺 鷲手
d．正中神経麻痺 下垂手
e．橈骨神経麻痺 手背橈側部の知覚
2．．
a．
b．
c．
d．
e．
3.正常な肉芽の所見として正しいものを１つ選べ．
a．白色
b．出血しにくい
c．浮腫状の表面
d．顆粒状の表面
e．悪臭がある
4．唇裂口蓋裂の頻度に最も近いものはどれか．
a．6人に1人
b．60人に1人
c．600人に1人
d．6000人に1人
e．60000人に1人
5．口蓋裂の手術法ではないものを１つ選べ．
a．Cronin法
b．Thompson法
c．Billoth�桔�
d．Tennison法
e．Millard法
6．（足の皮膚欠損・足背動脈触知・病側の足の方が温かいなどの所見を呈する患者の症例問題）診断のために最も重要な検査はどれか．
a．
b．血糖値
c．
d．抗核抗体
e．血中Hb値
7．（ラグビーで右顔面をぶつけた患者の症例問題）開口障害・偽咬合不全を呈し、上顎の可動性はない．撮影法として適切なものを1つ選べ。
a．顔面正面
b．顔面側面
c．Waters撮影
d．Fueger�桔�
e．
8．（7.の続き）上記の撮影で異常な箇所を右下に示す．診断はどれか．
a．頬骨骨折
b．眼窩底骨折
c．LeFort?�儀森�折
d．下顎骨折
e．鼻骨骨折
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