1)関節について、適当でないものはどれか？次の中から1つ選べ。
1.軟骨は硝子軟骨からなる
2.正常関節における関節液は曳糸性を有する
3.徒手筋力テストの2(poor)は重力を除けば動かせる状態である
4.関節のX線評価では2方向撮影が原則である。
5.半月板の主な役割は、過度の運動を抑制して脱臼を防止することである。
2)脱臼について、適当でないものはどれか？次の中から1つ選べ。
1.ばね様固定が特徴的所見である
2.患肢は短縮・変形をきたす
3.外傷性脱臼のうち最も頻度が高いのは股関節脱臼である
4.脱臼は、できるだけ速やかに整復すべきである
5.脱臼骨折では、関節面の適合性が不良な場合手術を要する。
6.肩では前方脱臼がもっとも高頻度にみられる。
3)肉腫について正しい事項を1つあげよ。
1.組織学的には骨形成を常に伴う。
2.｢不治の病｣ではないことを患者さんに十分説明する
3.全ての症例で放射線が第一選択である
4.悪性骨腫瘍で最も多い
5.血清アルカリフォスファターゼ値が低下する。
4)14歳、中学生男子。サッカー練習中に、相手と接触し、膝屈曲、外反ストレスがかかった際に右膝痛が出現した。あきらかな腫脹は見られなかった。鍼灸院でマッサージ、温熱療法、鍼治療を受けたが、一向に改善せず、徐々に、局所の腫脹、夜間痛も出現してきた。まず行うべき検査はどれか。1つ選べ。
1.関節穿刺
2.超音波検査
3.関節造影
4.単純X線
5.MRI
5)関節リウマチで認めがたい所見は次のうちどれか。1つ選べ
1.中手指関節の両側性腫脹
2.赤沈の亢進
3.X線で罹患関節あるいはその周辺に及ぶ骨萎縮
4.黄色透明の関節液
5.関節の硬直、脱臼あるいは動揺関節
6)痛風について正しいものはどれか。1つ選べ。
1.圧倒的に男性に多い
2.貧血を示すものが多い
3.発作がなければ治療を必要としない
4.発作時にもCRP陽性にはならない
5.好発部位は手関節である
7)転移性脊髄腫瘍の頻度が高いものは次のうちどれか。1つ選べ。
1.頚椎
2.胸椎
3.腰椎
4.仙椎
8)転移性骨腫瘍のうち骨シンチで偽陰性(false negative)となることが多いものを1つ選べ
1.溶骨型
2.造骨型
3.混合型
9)転移性腫瘍の画像診断についての記述で誤っているものを1つ挙げよ。
1.骨シンチグラフィーでは注射したリン酸化合物が破骨細胞に吸着することで集積像が得られる
2.転移性脊椎腫瘍における骨シンチグラフィーの感度は教科書的には80％であるが、最近の病理学者からの報告では25％と驚くほど低い
3.MRIは腫瘍と神経組織の関係など、局所の詳細な病態把握に適するが、スクリーニングには向かない
4.溶骨型の転移性腫瘍のほとんどがT1強調像で低信号を、T2強調像で高信号を呈する
10)骨折の治療で正しい項を1つ挙げよ
1.骨折治療は、正確な整復、固定、早期リハビリを目的に手術を第一選択とすべきである
2.大腿骨頚部内側骨折では早期離床を目的として、プレートによる観血的整復固定術が原則である
3.大腿骨頚部外側骨折では血流豊富な部位であるため、保存療法を行うべきである
4.開放骨折で先ず行うべき治療は、2次感染を防止するために早期に解放部の創を閉鎖することである。
5.頚骨遠位部3分の1は偽関節の好発部位である
11.変形性膝関節症のX線所見として誤っているものはどれか。1つ選べ
1.骨頭の変形
2.関節の骨性強直
3.関節裂隙の狭小化
4.骨棘形成
5.軟骨下骨の骨硬化像
12.高齢者の大腿骨頸部内側骨折について誤っているものはどれか。1つ選べ。
1.骨折線は関節内にある
2.大腿骨頭への栄養血行路が傷害され、大腿骨頭壊死を生じることもある
3.転移が大きければ人工骨頭置換術を行う
4.受傷後できるだけ早期に手術を行い、早期離床につとめる必要がある
5.大腿骨頚部骨折の発生率は減少傾向にある
13.わが国における変性性股関節症の記載で誤っているのはどれか。1つ選べ
1.臼蓋形成不全に起因する二次変形性股関節症の頻度が高い
2.男性の頻度が高い
3.病初期(前関節症および初期関節症）では骨盤骨切り術が行われることが多い
4.末期変形性股関節症で疼痛が強い場合は人工股関節全置換術が行われる
5.変形性股関節症では中殿筋筋力の低下がみられることが多い
14.以下から頸部脊髄症を来たさない病態を1つ選べ
1.後縦靭帯骨化症
2.椎間板ヘルニア
3.骨棘
4.黄色靭帯石灰化症
5.前縦靭帯骨化症
15.腰部脊柱管狭窄症の症状として適当でないのはどれか。1つ選べ。
1.間欠性跛行
2.筋力低下
3.下肢痙性
4.下肢しびれ
5.知覚障害
16.膝の外傷について正しい組合わせはどれか。1つ選べ
1.側副靭帯損傷--側方動揺性
2.前十字靭帯損傷--後方引出し
3.半月板損傷--関節びらん
4.円板状半月--膝蓋跳動
17.変形性膝関節症のX線所見で一般的でないものはどれか。1つ選べ
1.関節裂隙狭小化
2.骨萎縮
3.内反変形
4.軟骨下骨硬化像
5.骨棘
18)~20)次の図の（ ）をうめなさい。
21)~24)必要な単語を記入せよ
骨はヒドロキシアパタイトを中心とする無機質と、（ ）型コラーゲンを中心とする有機質から成り、（ ）細胞、（ ）細胞、（ ）細胞の3種類の細胞が存在する。
25)~34)下記の単語に関連のある単語を下の1〜10の中から1つずつ選べ
・胸郭出口症候群（ ）
・徒手筋力テスト（Manual Muscle Testing）（ ）
・腋窩神経麻痺（ ）
・橈骨神経麻痺（ ）
・Segmental demyelination（節性脱髄）（ ）
・腓骨神経麻痺（ ）
・坐骨神経麻痺（ ）
・軸索再生（ ）
・肘部管症候群（ ）
・足根管症候群（ ）
《選択肢》
1、下垂手
2、関節運動ならびに筋評価
3、神経伝達速度（NCV）の低下
4、Tinel徴候
5、下垂足
6、腕神経叢、鎖骨下動脈、鎖骨下静脈
7、股関節脱臼
8、肩関節脱臼
9、尺骨神経麻痺
10、脛骨神経麻痺
35)以下の文章で正しいのはどれか。一つ選べ。
a. わが国には脊髄損傷者（以下脊損者）が既に500万人以上おり、さらに毎年約一万人（人口100万人あたり年間80人）が新たに生まれていると推定される
b. 脊損者の近年の傾向を見ると、原因別では交通事故が43.7%、年齢分布では20歳と59歳に二極化したピークがあり、怪我の部位では頚髄損傷がそのうち75%を占める
c. 医療の進歩により損傷した脊髄を修復できるようになり、現在では脊損患者も長期生存できるようになった。
36)腰部椎間板ヘルニアについて正しいものはどれか。1つ選べ。
a. 好発年齢は50歳である
b. 好発部位は第4/5腰椎間である
c. 腰椎前湾が増強を示す
d. 髄核脱出は正中ヘルニアの形を取るものが多い
e. 保存療法で軽快することは少ない
形成外科
1）唇裂口蓋裂の発生率は、およそ（ ）人に1人の割合である
2）肉芽組織は（ ）に富むために細菌に対する抵抗性を持つ
3）唇裂の形成手術の主要な目的は、皮膚の形成と（ ）の機能再建である
4）�慧戮硫仆�は（ ）が焼けているので、下床からの自然上皮下はおこらない
5）縫合部の抗張力が成熟瘢痕の60％〜70％になるのは縫合後( )週である
6）7）創傷治癒の初期の炎症期で重要な役割を果たす細胞の名前を二つ記せ
8）次の文章を読んで正しい処置を選べ
46歳、男性。3日前に自分の飼い犬に左手背を咬まれた。創部に市販の消毒薬を塗っていたが、今朝になって左手から前腕にかけて腫脹してきたので来院した。左手背に長径1cmの三箇所の裂創が認められ、創部は薄い痂皮に覆われていた。手背は著明に腫脹し、前腕の中央部まで発赤が認められた。左腋窩皮下に有痛性の2cm大の腫脹を認める。
1.創傷部をよく洗浄し、縫合する
2.抗生物質の点滴静注
3.副腎皮質含有軟膏を創部へ塗布する
4.手関節から肘までギプスで固定する
5.手背の減張切開
9）次の文章を読んで正しい処置を選べ
10年来糖尿病のためインシュリン注射を必要としている58歳、男性。5日前から左下肢の腫脹があり、38.5度の発熱を主訴として来院。左足底の第1中足骨頭の皮膚が角化し、中央部分が潰瘍になり周囲に発赤、腫脹が認められた。足背動脈は触知可能で、潰瘍部分の疼痛はなかった
1.足の単純レントゲン写真撮影
2.下肢血管造影
3.経口ブドウ糖負荷試験
4.潰瘍周囲組織の生検、病理診断
5.分泌液の細菌培養
試験問題
1年生
2年生
3年生
4年生
6年生
共用試験
リンク集
最新の20件
2022-09-06 2021-01-31 2021-01-06 2016-11-16 2016-11-14 2016-11-11 2016-11-09 2014-07-27 2014-01-30 2013-01-12 2012-05-15 2010-10-04 2010-07-18 2010-07-04 2009-09-21 2009-03-01 2009-01-23- counter: 2703
- today: 2
- yesterday: 0
- online: 3
