Group4/皮膚科学
問題1〜20 選択式 各3点 うち9問を復元
2歳の男児。5歳の姉が伝染性膿痂疹で治療中である。10日前から頬部に痂皮が付着したびらんを認めていたが放置していた。3日前から眼脂が著明となり、口の周囲にも痂皮が認められるようになった。昨夜から発熱と全身の紅潮・びらんを認めるため入院した。
児の男児の疾患名は何か。
1)治療薬は
1. 抗ヒスタミン薬
2. 副腎皮質ステロイド
3. 抗真菌薬
4. 抗生物質
5. 抗ウイルス剤
2)カンジダ症について誤っているのはどれか
1. Candida albicnasは酵母菌の一種である
2. カンジダ性指間びらん症は水仕事の多い主婦に好発する。
3. 乳児寄生菌性紅斑は白血病など免疫機能低下時に生ずる。
4. Candida albicansは爪囲炎を生ずると同時に爪甲にも病変を生ずる。
5. イミダゾール系抗真菌薬を使う。
3)40歳、農家の主婦。6ヶ月前に左手背に農作業中とげを刺した。1ヵ月後に受傷部位に小丘疹が生じ、増大するとともに潰瘍化した。その後、前腕にも2個動揺の結節を生じた。
本症について関連のあるのはどれか。
1. Sabouraud培地で培養
2. 異常角化・角真珠(horn pearl)
3. 切除・リンパ節廓清
4. 小川培地で培養
5. ヨードカリ内服・温熱療法
4)有棘細胞癌の前駆疾患となるのはどれか。
1. 後天性魚鱗癬
2. 色素性乾皮症
3. 日光角化症
4. 熱傷瘢痕
5. 尋常性乾癬
5)肥満細胞腫で陽性となるのはどれか。
1. 硝子圧法
2. Nikolsky現象
3. Auspitz現象
4. Darier徴候
5. Leser-Trelat徴候
6)次の皮膚腫瘍の中より、圧痛または自発痛を伴うものを3つ選べ。
1. 血管脂肪腫
2. 皮膚平滑筋腫
3. グロムス腫瘍
4. 血管内皮細胞腫
5. 皮膚軟骨腫
7)30歳男性。顔面鼻唇溝を中心に光沢のある結節が多数あり、臨床的に血管線維腫を考えた。この疾患で認められる症状はどれか。
1. カフェ・オ・レ斑
2. 葉形(木の葉状)白斑
3. 爪囲・爪下線維腫(Koenen腫瘍)
4. 脳内石灰沈着(頭部X線STスキャン増で脳室壁に石灰化像)
5. 褐色細胞腫
8)toxic epidermalnecrolysis(Lyell)型薬疹について正しいのはどれか。
1. 広範な皮膚・粘膜の剥離を来す
2. 表皮内水疱を形成する
3. 死亡することは無い
4. 副腎皮質ステロイド剤の全身投与は禁忌である
5. 第2度熱傷に準じた局所療法を行う
9)梅毒偽陽性なのはどれか
問題21 メラノーマに必要なA、B、C、Dを述べよ。
問題22
スライド試験(各疾患あたり3枚程度のスライド。全部違う奨励。教授が臨床症状、その疾患の特徴に関して説明し、ヒントを与えてくれた上で診断名を書かせる形式)
- 尋常性乾癬(教授の説明：境界明瞭な紅斑が多数の白色の鱗屑、帯幹部・肘・膝に出現、などの説明。スライドを見なくても解けるくらいヒントをくれた。)
- 固定薬疹(教授の説明：〜という薬を飲んだ。薬疹が出てきた。「〜薬疹」という特別な名前があるがそれを書いて欲しい)
- Bowen病(指間に出来た扁平上皮癌であるが表皮に限局していて人の名前がついている。もうスライドを見なくても答えられる)
- 乳房外Paget病(高齢の男性の陰部の紅斑の写真。はじめ感染症を疑い治療したが治癒しなかった。自己疾患も考えステロイドもやったがこれも変化が無かったなどの大きなヒント。スライド無しでも解けるヒントばかり)
- 悪性黒色腫(ノーヒントだと言いながら「踵に出来た病変」という、ものすごく大きなヒントをくれた。黎く無い症例の写真も1枚あった)
試験問題
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