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２００８年度 腫瘍内科学 本試験
問１、がんの特性について正しいものを選べ。
a.がん細胞は間質細胞の影響を受けない。
b.腫瘍血管内皮はがん細胞由来
c.がんの発生には細胞の不死化が必要である。
d.がん細胞は指数対数的に増殖する。
e.がん細胞においてはアポトーシスは正常である。
問２、がんの特性について誤っているものを選べ。
a.免疫機構に監視されている。
b.腫瘍関連抗原は外来性異物由来のタンパク質である。
c.がんが単クローン性に増殖する。
d.良性腫瘍は浸潤・転移しない。
e.がんの大きさと予後に関連はない。
問３、がんの危険因子で誤っているものを選べ。
a.ピロリ菌感染―胃癌
b.ヒトパピローマウイルス感染―乳癌
c.胆石―胆管癌
d.紫外線―皮膚癌
e.加齢―前立腺癌
問４、がん遺伝子の産物で誤っているものを選べ。
a.増殖因子受容体
b.血管増殖因子
c.シグナル分子
d.増殖因子
e.ゴルジ体
問５、腫瘍随伴症候群で正しいものを選べ・
a.低カルシウム血症―ビスフォスフォネート製剤
b.SIADH―水負荷
c.ランバートイートン症候群―小細胞肺癌
d.クッシング症候群―PROIGF-２
e.血小板増加―G-CSF
問６、オンコロジーエマージェンシーについて正しいものを選べ。
a.DNR―救急蘇生
b.好中球5000以下―G-CSF
c.アナフィラキシー―抗ヒスタミン剤
d.がんは初期救急医療は不要である。
e.Tumor Lysis Syndrome―低K血症
問７、スクリーニングに関して誤っているものを選べ。
a.胃がん―上部消化管内視鏡
b.肺がん―胸部単純X線撮影
c.乳がん―マンモグラフィー
d.大腸がん―腹部MRI
e.肝がん―腹部超音波
問８、誤っているものを選べ。
a.前立腺がんスクリーニングにはPSAが有用である。
b.フィラデルフィア染色体が９番と２２番の転座である。
c.腫瘍のみの変異に体細胞性変異が認められている。
d.アミノ酸置換が起こる１塩基置換をナンセンス変異という。
e.PETにより、CTで見つからなかったリンパ節転移が見つかる。
問９、誤っているものを選べ。
a.胃がんの罹患率は近年漸増している。
b.1981年から悪性新生物が死因の第1位になった。
c.ヘリコバクター・ピロリ菌は胃癌のリスクを上昇させる。
d.身体活動は結腸癌のリスクを減少させる。
e.RCTのほうが前向きこほーと研究より信頼度は高い。
問１０、原因遺伝子について誤っているものを選べ。
a.家族性乳がん―BRCA1
b.HNPCC―DNAミスマッチ修復遺伝子
c.FAP―P53
d.MEN１−MEN1
e.VHL病―VHL
問１１、分子標的治療薬について誤っているものを選べ。
a.標的分子は増殖因子受容体であることが多い。
b.標的分子は正常な細胞にもある。
c.天然化合物が多い。
d.特有の副作用が多い。
e.抗体薬と小分子化合物に分けられる。
問１２、誤っているものを選べ。
a.ゲフィチニブ―EGFR−間質性肺炎
b.イマチニブ―c-kit―浮腫
c.ベバシズマブ―VEGFR―消化管穿孔
d.セツキシマブ―EGFR―座そう様皮しん
e.トラスツズマブ―HER2―注入反応
問１３、NCI CIC−ETについて誤っているものはどれか
a.有害事象の評価の対象は化学療法に限られる
b.カテゴリー、有害事象項目、グレードの3層構造である
c.治療・処置の因果関係の有無は問わない。
d.用量規定毒性はGrade3以上の非血液毒性とGrade4以上の血液毒性が多い。
e.支持療法で変化しうる。
問１４、疼痛コントロールについて正しいものはどれか。
a.安静時の除痛より体動時の除痛のほうが容易である。
b.オピオイドローテーションは投与経路を変えることである。
c.WHO方式で強オピオイドの持続静注が規定されている。
d.がんの疼痛には最初から強オピオイドを投与する。
e.強オピオイドの副作用である便秘は耐性（慣れ）が得られにくい。
問１５、大腸癌で誤っているものを選べ。
a.術後化学療法はstage3で行う
b.一時療法に抵抗性の場合は薬剤変更を行う。
c.大腸がんには抗HER2抗体と抗EGFR抗体が効く。
d.肺転移・肝転移でも抗癌剤を使う？
e.抗がん剤の主要３つは５FU、塩酸イリノテカン、オキザリプラチンである。
問１６、誤ってるものを選べ
a.胆道がんに標準治療はエビデンスがない。
b.転移性膵癌ではゲムシタビン投与が推奨される
c.膵がんでは術後補助化学療法は推奨される。
d.切除不能の１ｓｔは化学療法である？
e.局所進行性膵癌においては、ＣＲＴが適応されているが、ＧＥＭ投与の方が、予後が良いというevidenceが得られている？
問１７、胃がんについて誤っているものを選べ。
a.Stage2,3で術後化学療法を用いる。
b.２次化学療法は〜
c.S-1＋CDDPが標準
d.切除不能・再発胃癌の治療では化学療法が第一選択である。
e.転移性胃癌でベバシツマブは有効である。
問１８、食道がんと頭頚部がんについて誤っているものを選べ。
a.食道癌のStage2,3では術前化学療法と外科手術を行う。
b.根治的化学放射線療法後の救援〜手術はオプションの１つである。
c.切除可能な下咽頭癌にも化学放射線療法を用いることがある。
d.頭頚部癌の化学療法では５−FUを用いるのが標準である。
e.食道癌は頭頚部癌、肺癌などの同時性、異時性発癌がある。
問１９、肉腫について正しいものを選べ。
a.肉腫は外胚葉由来の悪性腫瘍である。
b.肉腫の由来鑑別には血清腫瘍マーカーが有用である。
c.stege分類に病理学的悪性度が含まれる。
d.骨肉腫は化学療法感受性が低い。
e.kit遺伝子が野生型の消化管間質腫瘍はイマチニブに感受性が高い。
問２０、原発不明がんについて正しいものを選べ。
a.全悪性の0.3-0.5％であり、まれである。
b.治療を進めていく上で、原発巣は肝臓であることが分かることが多い。
c.原発不明がんの診断に低分子サイトケラチン（←試験では何か別のものだった気がする）である。
d.頭頸部はFDG-PETでわかる
e.画一的な治療を行う。
問２１ 肺癌・中皮腫
a.非小細胞肺癌のステージ別標準治療（LDでCRTが○だったような・・・）
b.小細胞肺癌の標準治療
c.
d.
e.
問２２ 肺癌・中皮腫
a.中皮腫の疫学（職業etc）
b.中皮腫の症状、標準治療
c.
d.
e.
問２３ 泌尿器・婦人科・胚細胞腫瘍
a.ＶＨＬ遺伝子が腎癌に関わる。
b.
c.
d.
e.
問２４ 泌尿器・婦人科・胚細胞腫瘍
a.セミノーマと非セミノーマの違い？
b.二次化学療法について
c.腫瘍マーカーについて
d.上皮内癌とBCG
e.
問２５ 集学的治療、臨床試験ほか
a.集学的治療に免疫療法は含まれない。
b.
c.
d.
e.
問２６ 集学的治療、臨床試験について、正しいものを選べ。
a.治験は主に承認前の新薬の有効性と化学性を確かめる臨床試験である。
b.臨床研究には、ヒトを対象にした医学研究と、動物を対象にした前臨床試験がある。
c.ＧＣＰは医薬品の臨床試験が安全に実施されるための基準である。
d.臨床第�形蟷邯海任蓮⇒�効性を検証することが目的であり、安全性は評価しない。
e.利益相反状態にある研究計画から得られた成果は科学的でない。
問２７ 乳癌に関して、誤っているものを選べ。
a.乳癌の確定診断には針生検が必要。
b.乳癌の死亡率は徐々に増加している。
c.乳癌の腫瘍の大きさや広がりによって術式は異なる。
d.乳癌は全身病だから、できるだけ術後抗癌剤治療が望ましい。
e.乳癌のホルモン反応には治療方針決定において大切な因子。
問２８ 乳癌に関して、正しいものを選べ。
a.抗癌剤感受性が早期に分かるので、できるだけ術前化学療法が望ましい。
b.術前化学療法により、乳房温存術が可能である。
c.リンパ節転移を有する乳癌は術前化学療法が必要である。
d.術前化学療法は手術などの局所療法が遅れる可能性がある。
e.術前化学療法は乳房腫瘍の〜を得られることが多いので望ましい。
問２９ 造血器腫瘍について誤っているもの。
a.何かAlloとAutoどっちが上？みたいな問題で、これが誤っていた気がする・・・
b.慢性GVHDは3ヶ月で生じる。
c.
d.
e.
問３０ 造血器腫瘍
a.造血骨髄の分布で最も多いのは〜骨である。×←最大は骨盤（34%）
b.分類で最もよく使われるのはFAB分類である
c.
d.
e.
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