内科学��
〔試験〕
※全マークシート方式．
※過去問とは極力違う問題を作成することに尽力している…担当先生（談）
※ただ，過去問が有効でないということはなく，全く同じ問題や類似問題もある．
〔対策〕
※朝倉派としては，朝倉いいですね，対策としては最も使えますね．
（通読というよりは辞書的に…）
※ステップではもの足らず…残念！
〔お詫び〕
※最後に，一部，復元に失敗（3, 23, 43）したとこがありますがご了承ください．
By波糊命
1．ウィルソン病のときに上昇する検査値を2つ選べ．
a．血清銅
b．血清セルロプラスミン
c．肝銅含有量
d．尿中銅排泄量
e．コリンエステラーゼ
2．正しい記述を2つ選べ．
a．胃粘膜腫瘍の診断では胃外圧迫との鑑別が重要である．
b．胃アニサキス症は魚などの生食数日後に発症する．
c．胃アニサキス症に対する治療は抗原虫剤が第一選択である．
d．H. Pylori感染診断に用いられる呼吸試験では尿素が用いられる．
e．急性胃粘膜病変では，消化管出血がみられる頻度は低い．
3．胃癌での内視鏡手術の適応に関する問題(-_-;;)?
※範囲，深達度，分割切除，潰瘍瘢痕の有無に関して…だったと思います（激汗)
4．胆石の危険因子を2つ選べ．
a．男性
b．若年
c．肥満
d．鉄欠乏性貧血
e．心臓手術後
5．食道疾患について正しいものを2つ選べ．
a．食道アカラシアは青年期から中年での発症が多い．
b．Mallory-Weiss症候群は保存的治療で止血されることが多い．
c．特発性食道破裂は内視鏡治療のよい適応である．
d．Plummer-Vinson症候群は中年男性に好発する．
e．Zenker憩室は牽引型憩室である．
6．潰瘍性大腸炎における治療として最も適切なものを2つ選べ．
a．血漿交換療法
b．白血球除去療法
c．抗TNF-α抗体療法
d．成分栄養療法
e．副腎皮質ステロイドホルモン内服
7．次のうち正しいものを2つ選べ．
a．虚血性腸炎のレントゲン所見としてハウストラの消失が特徴的である．
b．アメーバ赤痢のレントゲン所見としてThumb printingが特徴的である．
c．アメーバ赤痢に対して，メトロニダゾールが治療薬として使われる．
d．腸結核の肉眼病理・内視鏡所見として輪状潰瘍が特徴的である．
e．虚血性腸炎を診断するには血管撮影により動脈枝の閉塞を確認することが重要である．
8．急性化膿性胆管炎について正しいものを2つ選べ．
a．グラム陽性球菌が多い．
b．Courvoisier徴候がみられる．
c．発熱，黄疸，腹痛がみられる．
d．門脈圧亢進がみられる．
e．嚢胞癌をきたす．
9．クローン病における治療で最適なものを2つ選べ．
a．血漿交換療法
b．白血球除去療法
c．抗TNF-α治療
d．成分栄養療法
e．NSAIDS投与
10．一般的な大腸癌検診の方法を1つ選びなさい．
a．オルトトルイジン法
b．免疫学的便潜血検査
c．全大腸内視鏡検査
d．グアヤック法
e．注腸造影検査
11．慢性膵炎の原因として多いものを2つ選べ．
a．アルコール
b．原因不明
c．ERCP
d．高脂血症
e．胆石
12．胃悪性疾患の診断・治療について正しいものを2つ選べ．
a．インジゴカルミン散布による色素内視鏡は，胃癌の範囲を診断する際に用いる．
b．胃生検組織診断癌分類（Group分類）において，Group1とは癌を意味する．
c．Helicobacter pylori陽性の分化型早期胃癌には，まずHelicobacter pylori除菌療法を行う．
d．Helicobacter pylori陽性MALTリンパ腫では，まずCHOP療法を行う．
e．c-kit陽性GIST（gastrointestinal stromal tumor）にはイマチニブが有用である．
13．主に経口感染する肝炎ウイルスを2つ選べ．
a．A型肝炎ウイルス
b．B型肝炎ウイルス
c．C型肝炎ウイルス
d．D型肝炎ウイルス
e．E型肝炎ウイルス
14．間接ビリルビンの上がる疾患について正しいものを2つ選べ．
a．劇症肝炎
b．肝細胞癌
c．溶血
d．脂肪肝
e．Gilbert syndrome
15．膵管内乳頭粘液性腫瘍について正しいものを1つ選べ．
a．膵癌に比べ予後が非常に悪い．
b．血清CA19-9が高値を示すことが多い．
c．主膵管型は基本的に膵全摘の適応となる．
d．分枝型は良性の場合が多い．
e．若年女性の膵尾部に好発する．
16．膵腫瘍について正しいものを2つ選べ．
a．膵腫瘍のうち内分泌腫瘍の90%を占める．
b．膵癌は腺房細胞癌の総称である．
c．インスリノーマは悪性例が多い．
d．ガストリノーマは膵以外に十二指腸が好発部位である．
e．ガストリノーマは約50%が悪性である．
17．急性膵炎について正しいものを2つ選べ．
a．本邦における患者数は増加傾向にある．
b．アルコールを原因とするものが最も多い．
c．腹痛の程度は病態の重症度を反映する．
d．血清アミラーゼ高値は予後不良を反映する．
e．早期死亡の原因としては出血性ショックが最も多い．
18．膵癌診断に有用でないものを1つ選べ．
a．血清CA19-9
b．腹部エコー検査
c．腹部CT検査
d．超音波内視鏡検査
e．血清AFP値
19．胃ポリープについて正しいのを2つ選べ．
a．最も頻度が高いのは，胃底腺ポリープである．
b．胃底腺ポリープは胃炎のない健常粘膜を背景に発生が多い．
c．過形成ポリープは癌化しやすい．
d．過形成ポリープはH. pylori除菌で消失する場合がある．
e．過形成ポリープの色調は，大部分が褪色調である．
20．早期胃がんの内視鏡治療に関して，その深達度はどこまでのものか．
a．固有筋層
b．漿膜
c．漿膜下層
d．粘膜層
e．粘膜下層
21．Helicobacter pyloriに関して誤っているのを2つ選べ．
a．グラム陰性桿菌である．
b．強いウレアーゼ活性を有する．
c．日本人の感染率は全年齢層において低い．
d．初感染は幼少期に起こると考えられている．
e．抗生物質の単独投与では除菌成功率は低い．
22．正しいものを2つ選べ．
a．アルコール性肝硬変から肝細胞癌が発生することはない．
b．慢性肝炎患者より肝硬変患者の方が，肝細胞癌が発生しやすい．
c．肝癌の発生率の男性の方が女性より高い．
d．アジアよりヨーロッパの方が肝癌の発生率が高い．
e．C型肝硬変患者の年間肝癌発生率は約1%である．
23．食道癌に関する問題(-_-;;)?
※扁平上皮癌が最も多い？etc…だったと思います（激汗）
24．膵癌の治療で正しいものを2つ選べ．
a．大動脈周囲のリンパ節転移が認められる場合，手術が第一選択である．
b．化学療法の第一選択薬はgemcitabineである．
c．5-FUとシスプラチンの併用が化学療法で最も効果が高い．
d．CA19-9は治療効果の指標に有用である．
e．StageIIIの治療の第一選択は化学放射線療法である．
25．C型肝炎について正しいものを2つ選べ．
a．キャリアーの数は年々増加している．
b．キャリアーの多くは放置すると慢性肝炎から肝硬変，肝癌に至る．
c．インターフェロンではウイルス駆除は不可能である．
d．逆転写酵素阻害剤であるラミブジンがウイルス増殖抑制に有効である．
e．抗ウイルス剤のリバビリンがインターフェロンと併用すると奏功する．
26．消化性潰瘍に関して正しいものを2つ選べ．
a．日本は欧米に比較して胃潰瘍の頻度が高い．
b．胃潰瘍の好発部位は前庭部大弯である．
c．高齢者になると胃体部に発生する潰瘍の頻度は減少する．
d．十二指腸潰瘍は球部の後壁に好発する．
e．十二指腸潰瘍は胃酸分泌が亢進しているものが多い．
27．ビタミンK依存性の凝固因子でないものを1つ選べ．
a．凝固因子��
b．凝固因子��
c．凝固因子��
d．凝固因子��
e．凝固因子��
28．食道静脈瘤について正しいものを2つ選べ．
a．狭窄症状を訴えることが多い．
b．血液増殖性疾患に伴っておこることが多い．
c．食道静脈瘤破裂時に，緊急内視鏡検査は禁忌である．
d．扁平上皮癌を伴うことが多い．
e．供血路は左胃静脈である．
29．APCのgermline mutation（生殖細胞変異）を認めるものを2つ選べ．
a．Gardner syndrome
b．Peutz – Jeghers syndrome
c．Cowden病
d．HNPCC
e．家族性大腸腺腫症
30．正しいのを2つ選べ．
a．肝血管腫はMRIのT2強調で高信号を示す．
b．肝血管腫はダイナミックCTで腫瘍周囲から徐々に濃染する．
c．脂肪肝は超音波検査で低エコーを示す．
d．巨大な肝細胞癌が腫瘍内出血や中心壊死をおこすことをKasabach-Meritt症候群という．
e．胆管細胞癌は境界明瞭な類円形腫瘍である．
31．主に肝細胞障害の指標となる臨床検査値を2つ選べ．
a．ALT
b．ALP
c．AST
d．Albumin
e．AFP
32．胆汁酸の吸収領域として，正しいものを1つ選べ．
a．十二指腸
b．空腸
c．回腸近位部
d．回腸遠位部
e．盲腸
33．原発性胆汁性肝硬変について正しいものを2つ選べ．
a．有病率は人口10万人当たり500人弱である．
b．男女比はおおよそ男性9：女性1の割合である．
c．抗ミトコンドリア抗体は約8〜9割で陽性となる．
d．潰瘍性大腸炎と合併することが多い．
e．ウルソデオキシコール酸が治療に用いられる．
34．クローン病について正しいのを2つ選べ．
a．血便が必ずみられる．
b．肛門部に腫瘍，瘻孔がみられる．
c．直腸より連続した病変がみられる．
d．大･小腸のみに炎症が分布している．
e．消化管壁全層に炎症がみられる．
35．逆流性食道炎について正しいものを2つ選べ．
a．食道裂孔ヘルニアが必ず存在する．
b．本邦では高齢女性の頻度が多い．
c．内視鏡的重傷度分類はロサンゼルス分類を使う．
d．扁平上皮癌の合併が多い．
e．診断にはpHモニタリングが必須である．
36．ビタミンB12の欠乏症状として，正しいものを1つ選べ．
a．夜盲症
b．ウェルニッケ脳症
c．巨赤芽球性貧血
d．脚気
e．骨軟化症
37．肝硬変患者の肝予備能判定にchild分類がよく使われるが，この分類に使われない項目を2つ選べ．
a．腹水の有無
b．血清ビリルビン値
c．血清アルブミン値
d．血清トランスアミナーゼ値
e．血小板数
38．食道癌，及び，内視鏡的治療に関する問題に関して正しいものを3つ選べ．
a．ヨード染色が病変の範囲の判定に有用である．
b．ヨード染色では，病変部がヨードに染色される．
c．食道癌は胃癌に比べリンパ節転移の頻度が低い．
d．食道は狭い管腔であり， 内視鏡的治療は接線方向からのアプローチとなる．
e．食道内視鏡後の狭窄に対して内視鏡的バルーン拡張術が試みられる．
39．胃ポリープについて正しいのを2つ選べ．
a．キャリアーは年々増加している．
b．キャリアーの多くは放置すると慢性肝炎から肝硬変，肝癌に至る．
c．インターフェロンではウイルス駆除は不可能である．
d．逆転写酵素阻害薬のラミブジンがウイルス増殖抑制に有効である．
e．抗ウイルス剤のリハビリがインターフェロンと併用すると奏功する．
40．クローン病を診断するために有用な項目を2つ選べ．
a．腸管膜側にある回腸縦走潰瘍
b．輪状潰瘍
c．敷石像
d．乾酪性肉芽腫
e．杯細胞の減少
41．出血性胃潰瘍に対して内視鏡的治療を行う際，一般的で用いられる試薬を2つ選べ．
a．Aron-α（CA）
b．純エタノール
c．グリセオール
d．高張ナトリウム−エピネフリン液
e．Ethanolamine oleate（EO）
42．胃癌に関して正しいものを2つ選べ．
a．胃癌の罹患率は東アジアに比べて，東南アジアで多い．
b．早期胃癌では，癌浸潤が粘膜下層に限局し，リンパ節転移を伴わないものをいう．
c．進行胃癌の中では，4型（びまん浸潤型，スキルス型）の頻度が一番高い．
d．胃癌を示唆する内視鏡所見として，ヒダの癒合や辺縁の虫喰い像などが挙げられる.
e．早期胃癌の5年生存率は90%以上と良好である．
43．肝細胞癌に関する問題(-_-;;)?
※肝動脈が栄養血管？CTAPは腹腔動脈にカテーテル？門脈腫瘍栓を形成しやすい？etc… だったと思います（激汗）
44．早期胃癌内視鏡的治療における一般的な合併症として正しいものを2つ選べ．
a．出血
b．穿孔
c．肝障害
d．急性膵炎
e．造影剤でのアナフィラキシーショック
45．急性膵炎の原因となりうる検査手技を2つ選べ．
a．Endoscopic retrograde cholangiopancreatography（ERCP）
b．Magnetic resonance cholangiopancreatography（MRCP）
c．Computed tompgraphy（CT）
d．Endoscopic ultrasonography（EUS）
e．Oddi括約筋内圧測定（マノメトリー）
46．炎症性腸疾患について誤ったものを2つ選べ．
a．日本におけるクローン病有病率は過去20年間ほぼ一定である．
b．日本における潰瘍性大腸炎有病率は過去20年間減少している．
c．クローン病は，若年層（15〜35才）に発症することが多い．
d．潰瘍性大腸炎の発症年齢は，クローン病と比較すると若年者以外での発症も多い．
e．炎症性腸疾患の発症には，遺伝因子と環境因子の両者が関与している．
47．現行で予防のためのワクチンが存在する肝炎ウイルスを2つ選べ．
a．A型肝炎ウイルス
b．B型肝炎ウイルス
c．C型肝炎ウイルス
d．D型肝炎ウイルス
e．E型肝炎ウイルス
48．非アルコール性脂肪性肝炎について誤っているものを2つ選べ．
a．検診で発見される脂肪肝の一部を占める．
b．肝栓から肝硬変，肝癌へと進行する．
c．1型糖尿病に合併することが多い．
d．メタボリックシンドロームに合併することが多い．
e．インスリンによる治療を開始する．
49．誤っているものを2つ選べ．
a．原発性胆汁性肝硬変の場合，肝癌早期発見のため定期的検査は必要ない．
b．AFPは肝癌早期発見に有用でない．
c．AFPは肝癌のない時にも上昇する．
d．肝癌の早期発見に有用な画像診断は超音波，CT，MRIである．
e．Haloは肝細胞癌の被膜に対応した超音波所見である．
50．慢性膵炎について正しいのを2つ選べ．
a．ほとんどの症例では後遺症を残さず治癒する．
b．病期が進行すると疼痛が激しくなる．
c．内分泌機能障害は通常，外分泌障害に先行する．
d．膵石灰化は確定診断につながる所見である．
e．アルコールが原因として最多である．
ヾ(o・＿・o)ノがおぉぉぉ
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