眼科学
マークシート方式で全85問（正解はすべて１つ）と傾向激変．もはや出題された順番を気にしている余裕はありません（笑）アップ完了までもう少しお待ちください。予定では10日深夜に完了します。
各講義から幅広く出題されています.
1．5mの距離で0.1が見えなかったが、2mで見えた。視力はいくつか。
a．0.02
b．0.03
c．0.04
d．0.05
e．0.06
2．屈折力のうち水晶体が占めるのはどれくらいの割合か。
a.約10%
b.約30%
c.約60%（？）
d.約70%
e.約90%
3．右目の視力が0.2(1.2*-3.0D=cyl.+1.5DAx.180°)であった。正しいのはどれか。
a．強主経線は垂直方向である。
b．球面レンズは凹レンズを使用している。
c．球面レンズ-1.5D、円柱レンズ-1.5D、軸180°で同じ矯正効果が得られる。
d．混合性乱視である。
e．近視性乱視である。
4．次のうち視力検査に関係ないのはどれか。
a．オートリフレクトメーター
b．ランドルト環
c．D15パネル
d．最小視角（？）
e．検影法
5．次のうち正しいものはどれか。
a．近視の矯正は球面凸レンズで行う。
b．視力検査時に眼は視力0.5のライン上に置く。
c．
d．乱視は円柱レンズで矯正する。
e．成人の眼軸長は約20mmである。
6．屈折矯正手術でないのはどれか。
a．有水晶体レンズ
b．放射状角膜切開
c．角膜内リング
d．LASIK
e．角膜移植
7．エキシマレーザーの利点はどれか。
a．熱を発生させない。
b．近視が強いほど削る量が少ない。
c．円錐角膜でも可能である。
d．何回でもできる。
e．
8．LASIKについて正しいのはどれか。
a．両目同時に手術できる。
b．ボクシングなどのスポーツをする人に向いている。
c．
d．
e．手術後に時間がたっても外傷でフラップが移動しうる。
9．屈折異常の手術に適さないものとして誤っているのはどれか。
a．緑内障の手術歴（？）
b．糖尿病網膜症
c．円錐角膜
d．角膜の厚さ460μm
e．妊婦
10．LASIKの意義として正しいものはどれか。
a．
b．
c．
d．
e．裸眼視力の回復（？）
11．水晶体の構造に関係ないものはどれか。
a．皮質
b．核
c．Schlemm管
d．嚢
e．Zinn小帯
12．水晶体について誤っているものはどれか。
a.Marfan症候群では外上方への偏位が多い。
b.ホモシスチン尿症では下方偏位が多い。
c.80歳以上では95%以上が白内障になる。
d.先天性白内障では弱視をきたす。
e.外傷で白内障になることはない。
13．白内障混濁の部位として誤っているものはどれか。
a．核
b．皮質
c．前嚢下
d．嚢外
e．後嚢下
14．白内障の治療について誤っているものはどれか。
a．薬剤が著効する。
b．
c．超音波乳化吸引術（PEA）がほとんどである。
d．
e．水晶体脱臼があれば水晶体嚢内摘出術（ICCE）を行う。
15．白内障手術中の合併症として誤っているのはどれか。
a．後発白内障
b．核落下
c．虹彩脱出
d．硝子体脱出
e．後嚢破損
16．角膜の構造でないものはどれか。
a．角膜上皮
b．ボウマン膜
c．角膜内皮
d．ブルック膜
e．デスメ膜
17．涙液層のうちもっとも表層にあるのはどれか。
a．油層
b．水層
c．ムチン層
d．
e．
18．涙液層の主成分はなにか。
a．油（？）
b．水
c．ムチン（？）
d．
e．
19．角膜上皮幹細胞が消失する原因として誤っているものはどれか。
a．円錐角膜
b．無虹彩症
c．特発性
d．類天疱瘡
e．化学腐食（？）
20．20歳の患者に行う角膜移植としてもっとも適切なのはどれか。
a．全層角膜移植
b．深層表層角膜移植
c．DSAEK
d．表層角膜移植
e．周辺部表層角膜移植
21．角膜内皮の機能について・・・（？）
a．ポンプ機能とバリア機能がある（？）
b．
c．
d．
e．
22．流行性角結膜炎について最も適切と思われるものはどれか。
a.診察台はほかの患者と一緒でよい。
b.出勤や登校の許可を出す。
c.診察は他の患者から隔離して行い、診察後にアルコール消毒を行う。
d.
e.診察終了後に手を洗う必要は特にない。
23．翼状片の手術で用いるのはどれか。
a．絨毛膜
b．乾燥硬膜
c．羊膜
d．胃粘膜
e．口腔粘膜
24．次のうちクラミジア結膜炎で見られるのはなにか。
a．Prowazek小体
b．石垣状乳頭
c．Lewy小体
d．
e．
25．慢性涙嚢炎の治療として正しいのはどれか。
a．
b．
c．鼻涙管ブジー
d．涙嚢造影
e．涙嚢鼻腔吻合術
次の文中の空欄を埋めるのに最も適切な語はどれか。
網膜芽細胞腫の好発時期は(26)であり、そのうち(27)%は（28）遺伝で(29)性である。症状としては(30)が最も多く、病理組織所見では(31)が特徴である。
(26)a．1〜5 b．5〜10 c．10〜15
(27)a．10〜30(?) b． c． d．
(28)a．常染色体優性 b．常染色体劣性 c．X染色体劣性(?)
(29)a．片側 b．両側
(30)a． b．白色瞳孔 c．
(31)a． b． c．ロゼット形成 d． e．
眼に光を当てると(32)が起こる。一方の眼に光を入れた場合、その眼に起こる反応を(33)と言い、他眼に起こる反応を(34)と言う。このような検査を(35)と言い、(36)や広範な網膜障害で陽性になる。
(32)a.散瞳 b.縮瞳
(33)〜(35)
a．直接対光反射 b．間接対光反射 c． d．交互対光反射試験 e．対座法
(36)
a．ホルネル症候群 b．アディー症候群 c．視神経障害 d． e．Argyll Robertson瞳孔
37．ぶどう膜炎の自覚症状としてもっとも頻度の低いのはどれか。
a．羞明
b．複視
c．眼痛
d．流涙
e．飛蚊症
38．ぶどう膜炎の診断に必要なのはどれか。
(1)問診
(2)全身検査
(3)眼科的特殊検査
(4)経過観察
a．(1)(2)(3) b.(1)(2) c.(2)(3) d.すべて
39．ぶどう膜炎のうち原因として近年頻度が下がってきているのはどれか。
a．サルコイドーシス
b．原田病
c．ベーチェット病
d．
e．
40．Vogt-小柳-原田病について正しいものはどれか。
a．アジア人やアメリカインディアンに多く、白人には稀である。
b．
c．先行感染症状は見られない。
d．初期には夕焼け状眼底が見られる。
e．HLA-B51に関係がある。
41．ベーチェット病について正しいのはどれか。
a．もっとも多い症状は口腔粘膜のアフタ性潰瘍である。
b．４徴は、口腔粘膜の再発性アフタ性潰瘍・皮膚症状・角膜反応・外陰部潰瘍である。
c．HLA-DR4が関係する。
d．
e．
42．網膜色素変性について正しいものを選べ。
a.
b.X染色体劣性遺伝がもっとも多い。
c.網膜電図は中期以降は消失する。
d.進行性のものは夜盲で気づかれる。
e.発生率は1000人に1人である。
43．次のうちX染色体性劣性遺伝を示すものはどれか。
a．小口病
b．若年網膜分離症
c．黄斑変性ジストロフィー
d．
e．クリスタリン網膜症
44．コロイデレミアについて誤っているものはどれか。
a．
b．ごま塩状眼底が見られる。
c．原因遺伝子はCYP4V2遺伝子である。
d．X染色体劣性網膜色素変性症と鑑別が難しいことがある。
e．
45．水尾-中村現象について正しいのはどれか。
a．金箔様眼底も網膜電図も正常にならない。
b．金箔様眼底は正常になるが、網膜電図は正常にならない。
c．金箔様眼底は正常にならないが、網膜電図は正常になる。
d．金箔様眼底も網膜電図も正常になる。
46．Stargardt病について正しいのはどれか。
a．リポフスチンが沈着して眼底が黒くなる。
b．bull's eye maculopathyを呈する。
c．眼底に色素線条が見られる。
d．高オルニチン血症を呈する。
e．原因遺伝子はCHM遺伝子である。
47．次のうち常染色体性劣性遺伝を示すのはどれか。
(1)白点状眼底
(2)コロイデミア
(3)脳回状網脈絡膜萎縮
(4)
(5)小口病
a.(1)(2)(3) b.(1)(2)(5) c.(2)(3)(4) d.(1)(3)(5) e.(3)(4)(5)
以下の文中の空欄を埋めるのにもっとも適切な語はどれか。
黄斑円孔
本疾患は主に(48)が関係して起きるので、50〜60代をピークに、その前後の年齢層の人に発症する。中心暗点とその周囲の比較暗点、変視症が主訴である。特に、近視の人や女性に多い傾向がある。最近では、発症してから早期であれば、また円孔の大きさが小さければ(49)によって良好な視力予後が得られる。手術では術終了時に眼内に膨張性ガスを入れ、患者には少なくとも術後３日間程度は(50)の体位をとってもらう。
黄斑前膜
網膜前面に何らかの原因で線維性の膜が張って、黄斑がそれに影響を受ける疾患である。黄斑円孔と同様に硝子体が関係しているので、高齢者に多く、女性により多く認められる。黄斑円孔のように視野の中心が全く見えなくなることはないが、高率に(51)が見られる。治療は視力がかなり低下した後では、手術を行なっても十分な視力を得られないことがある。自覚症状が強ければ視力が良好でも(52)を行なう。術前の視力が低く、発症後時間が経過している場合、網膜細胞の変性が進んでしまっていることも多く、術後も視力が十分には回復しない症例もある。また最近は手術中に色素を用い(53)を剥離し、前膜の再発が減少したとの報告も多い。
網膜静脈閉塞
何らかの原因で網膜静脈が閉塞し、黄斑がそれに影響を受けることが多い疾患である。高血圧・動脈硬化に合併することが多い。網膜中心静脈閉塞と、その分枝が閉塞する網膜静脈分枝閉塞症に分けられ、分枝静脈閉塞は、糖尿病網膜症と並び眼底出血の二大原因である。網膜静脈閉塞の発症年齢のピークは(54)であるが、近年はより(55)年齢でも発症することが報告されている。より(55)年齢での発症は基礎疾患有無の精査が大切になり、視力予後が良好な例も多い。黄斑浮腫は遷延すると、不可逆性の視力障害を残す。網膜静脈分枝閉塞では自然治癒例もあるので経過観察も大切であるが、重度の視力障害をきたす前に(56)が最近推奨されつつある。一方、網膜中心静脈閉塞は難治性の疾患で視力予後も悪く、(57)を合併しやすい。(57)は、広域に及ぶ網膜の虚血性変化からきたすと考えられており、最近、抗VEGF抗体の投与が注目されている。
糖尿病網膜症
単純糖尿病網膜症に特徴的な所見は(58)である。
増殖型糖尿病網膜症では(59)
48．a．硝子体の硬化 b．硝子体の収縮 c．硝子体の拡張 d．硝子体の石灰化
49．a．硝子体前部切除 b．クライオサークリング c．後部硝子体剥離作製＋内境界膜剥離 d．網膜色素上皮移植
50．a．仰臥位 b．伏臥位 c．側臥位
51．a．変視症 b．中心暗点 c．輪状暗点 d．夜盲
52．a.膜剥離術 b.黄斑移動術 c.新生血管板 d.網膜レーザー光凝固
53．a．網膜線維層 b．内境界膜 c．外境界膜 d．網膜色素上皮層
54．a．10〜30歳 b．40〜50歳 c．60〜70歳 d．80歳以上
55．a．若い b．高い
56．a．硝子体前部切除 b．クライオサークリング c．硝子体切除 d．網膜色素上皮移植
57．a．網膜動脈分枝閉塞 b．網膜中心動脈閉塞 c．低眼圧緑内障 d．新生血管緑内障
58．a．毛細血管瘤 b．硝子体出血 c．軟性白斑 d．新生血管 e．網膜内細小血管異常
59．a．血糖コントロールが良好であれば網膜症は進行しない。
b．広範な網膜血管床が閉塞していれば網膜光凝固術の適応である。
c．軟性白斑が多発していれば硝子体手術の適応となる。
d．軟性白斑は血管の透過性亢進による血漿成分の漏出により生じる。
60．次のうち眼圧に影響を及ぼすのはどれか。
(1)体位
(2)ストレス
(3)全身麻酔
(4)飲酒
a.(1)(3)(4) b.(1)(2) c.(2)(3) d.(4)のみ e.(1)〜(4)すべて
61．緑内障に特有な視野変化はどれか。
(1)盲点拡大
(2)弓状暗点
(3)鼻側階段
(4)耳側半盲
a.(1)(3)(4) b.(1)(2) c.(2)(3) d.(4)のみ e.(1)〜(4)すべて
62．原発開放隅角緑内障で正しいのはどれか。すべて選べ。
(1)近視眼に多い。
(2)糖尿病患者で多い。
(3)家族歴は危険因子である。
(4)隅角は広い。
(5)しばしば自覚症状に乏しい。
a. b. c. d. e.(1)〜(5)すべて
63．原発閉塞隅角緑内障で正しいのはどれか。
(1)中高年の女性に多い。
(2)遠視眼に多い。
(3)飲水試験が有用である。
(4)保存療法が第一である。
(5)急性閉塞緑内障は僚眼もレーザー虹彩切開術の適応である。
a.(1)(2)(3) b.(1)(2)(5) c.(1)(4)(5) d.(2)(3)(4) e.(3)(4)(5)
64．房水産生低下により眼圧を降下させる薬剤はどれか。
(1)炭酸脱水酵素阻害薬
(2)βブロッカー
(3)ピロカルピン
(4)プロスタグランジン製剤
a.(1)(3)(4) b.(1)(2) c.(2)(3) d.(4)のみ e.(1)〜(4)すべて
次の文中の空欄を埋めるのに最も適切な語はどれか。（よく覚えてないので空欄周囲の要約です）
原発緑内障のうち急性(65)緑内障の治療としては(66)を行なうほか、薬剤としては(67)を用いる。手術としては濾過方式の(68)と合併症の少ない(69)がある。
65．a．発達 b．開放 c．閉塞
66．a． b． c．レーザー虹彩切開術 d．保存療法
67．a．βブロッカー b．抗コリン薬 c．ステロイド d．循環改善薬
68．a．線維柱帯切除術 b．線維柱帯切開術
69．a．線維柱帯切除術 b．線維柱帯切開術
70．次のうち正しいのはどれか。
a．視神経管骨折で視力低下をきたすことはない。
b．眼窩壁骨折の好発部位は眼窩外壁である。
c．紫外線による角膜障害は、暴露後すぐに症状が現れる。
d．眼球打撲では必ず眼圧が低下する。
e．
71．次のうち正しいのはどれか。
a．穿孔性眼外傷を疑った場合、まずMRI検査を行う。
b．眼窩骨折にはCTの冠状断が有効である。
c．吹き抜け骨折では眼球が突出する。
d．酸による角結膜障害はアルカリによるものより深く進展する。
e．
72．次のうち間違っている組み合わせはどれか。
a.赤外線・・・・・・電気性眼炎
b.レーザー・・・・・網膜障害
c.放射線・・・・・・白内障
d.
e.YAGレーザー・・・後発白内障
73．（右眼術後に生じた左眼の交感性眼炎っぽい症例）もっとも適切な治療法はどれか。
a．抗菌剤
b．右眼球摘出
c．左眼球摘出
d．左眼硝子体摘出
e．強膜サークリング
74．（バドミントンのシャトルが左眼に当たり、視力低下と眼痛を主訴とする症例） もっとも可能性が低いのはどれか。
a．前房出血
b．続発性緑内障
c．硝子体出血
d．脈絡膜破裂
e．視神経炎
75．網膜剥離で剥がれるのは次のうちどこか。
a．
b．
c．
d．
e．
76．次のうちもっとも強い癒着法はどれか。
a．冷凍凝固
b．熱凝固
c．光凝固
d．どれも大差はない
e．どれも必要ない
77．硝子体手術の長所はどれか。
a．手技が簡単で誰にでもできる。
b．
c．術後の屈折異常が少ない。
d．周辺部の剥離に有効である。
e．術後の体位は気にしなくてよい。
78．予防手術の適応でないのはどれか。
a．大きな網膜裂孔
b．上方裂孔
c．複数の格子状変性
d．弁状裂孔
e．症状のある網膜裂孔
79．次のうちICD−10のロービジョンの定義に当てはまるのはどれか。
a．光覚弁〜0.7
b．0.01〜0.3
c．0.03〜0.3
d．0.03〜0.5
e．0.05〜0.3
80．次のうち視覚障害者の６級に該当するのはどれか。
a．右眼は光覚弁、左眼視力(?)、視野計測不能
b．右眼は光覚弁、左眼視力(?)、視野(?)
c．右眼は光覚弁、左眼視力(?)、視野(?)
d．右眼は光覚弁、左眼視力(?)、視野２分の１以上欠損
e．右眼は光覚弁、左眼視力0.8、視野10°
81．次のうち日本の中途失明の三大原因として正しいのはどれか。
a．
b．
c．糖尿病網膜症・緑内障・網膜色素変性
d．
e．
次の文章中の空欄を埋めるのに適切な語を選べ。
斜視には先天性のものと調節性のものがある。先天性のほうが調節性よりも程度が(82)い。したがって治療法としては先天性は(83)、調節性は(84)となる。先天性斜視の手術には超早期手術もあるが、通常は(85)歳ごろに行う。
82．a.強 b.弱
83．a．手術 b．眼鏡
84．a．手術 b．眼鏡
85．a．2 b．3 c．4
・・・なんか１問多く作成してしまったようですが、気にせず・・・
86.次のうち世界の視覚障害の原因としてもっとも多いのはどれか。
a.白内障
b.加齢黄斑変性
c.角膜混濁
d.糖尿病網膜症
e.トラコーマ
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