外科学��
１．胃癌は腹膜播種をきたしやすい。Schnitzler転移、Virchow転移、Krukenberg転移などよく出される。
２．外科代謝。代謝性アシドーシス、アルカローシス、高K血症をきたす原因について。
３．MRSA感染症は接触感染によって伝播しやすい。
４．頻回の下痢で起こる症状は？ビタミンの欠乏症状は？
５．外科的感染症に対する標準予防策。創はほとんど消毒不要。手洗いで強くこするのも不要。
６．肝臓の解剖。左葉と右葉の範囲、構成。門脈、胆嚢、臍静脈の位置。
７．Child分類を理解。HBe抗原陽性の意味。肝硬変、肝癌の７〜８割はHCV。
８．肝臓にAir fluid level。
９．肝膿瘍の治療方針は。
１０．Child分類の具体的な数値もある程度はおぼえる必要があるが、理論を理解すれば、矛盾する選択肢を見つけられる。
１１．肝硬変の治療。食事、輸液、安静のしかた。
１２．胆嚢摘出中に損傷しやすいのは、総胆管と肝動脈。
１３．急性胆嚢炎の診断治療。胆嚢壁の肥厚。Murphy sign、PTGBD、無石胆嚢炎、胆嚢摘出術などを理解。
１４．胆石症は女性に多く、Acoustic shadowを伴う。弁膜症や胃切除後胆石は黒色石。膵炎が起きたら乳頭切開。
１５．急性閉塞性化膿性胆管炎(AOSC)は大腸菌などにより重篤な状態を呈する。緊急ドレナージの適応。
１６．閉塞性黄疸の治療法（PTGBD,PTBD,ENBD、EBBD）。内瘻化手術などを理解。
１７．胆嚢ポリープの大部分はコレステロールポリープで良性。大きくなるときは胆嚢癌を疑う。
１８．CTで膵体部が脾臓と連続して、そこに石灰化があることがわかれば正解。
１９．膵内分泌腫瘍は出しやすいところ。ガストリノーマ、インスリノーマ、VIPoma、グルカゴノーマの特徴をつかむ。
２０．WDHA症候群はVIPomaによる。略語の意味が特色そのもの。
２１．膵臓の解剖。SMAとSMVの位置。主膵管はWirsung管で、正常径は2mm。総胆管は膵後面を通る。胆嚢静脈は下大静脈へ。
２２．自己免疫性膵炎は主膵管の狭小化。胆道狭窄、多彩な膵外病変を特徴とし、ステロイドが著効する。
２３．膵癌の5年生存率はとても悪い。SMA周囲の神経切除はひどい下痢をおこす。抗癌剤に有効なものが出てきた。
２４．膵転移性嚢胞腫瘍MCNと膵管内乳頭腫瘍IPMNも出しやすいところ。MCNは卵巣様間質を伴い、ほとんどが女性。
２５．ガストリン、コレシストキニン、セクレチン、VIP、ソマトスタチンなどの作用。
２６．膵管胆道合流異常は女性に多く、若年からの腹痛が特徴。胆管癌になりやすいので、切除が原則。
２７．胃十二指腸の解剖。胃前庭部は幽門の直前。十二指腸の４つの部分、副乳頭の位置。
２８．消化性潰瘍穿孔は十二指腸に多く、保存的治療も行われる。
２９．Borrman4型は若年に多く、腹膜播種を特徴とする。治療は胃全摘が原則。
３０．消化性潰瘍穿孔の症状。バリウムは禁忌。穿孔が疑われるような場合に造影したいときはガストログラフィンを用いる。
３１．胃粘膜下腫瘍はGISTが多い。大きくなると悪性化しやすい。粘膜をかぶっているので生検は難しい。
３２．消化管カルチノイドはセロトニンなどを産生し、下痢、浮腫などをおこす。カルチノイド症候群は出にくい。粘膜下腫瘍。
３３．胃MALTリンパ腫はH.pylori除菌が有効。手術例は少なくなりつつある。
３４．直腸診は看護師立会いの下に行う。前立腺は内壁、内痔核はやわらかい。虫垂炎ではダグラス窩に圧痛を触れる。
３５．Menetrier症候群は胃に巨大雛壁が出現。蛋白漏出をともなう。
３６．下血をきたす疾患。大腸憩室炎は下血の頻度は少ない。
３７．痔ろう、肛門周囲膿瘍について。幼児では膿瘍切除で治癒することが多い。長期の痔瘻は肛門癌のリスク。
３８．急性虫垂炎の診断と治療。心窩部痛は特徴の１つ。老人は筋性防御が弱いことあり。小児でも穿孔は起こりやすい。
３９．結核性腸炎、虚血性腸炎、MRSA腸炎、放射線性腸炎の特徴。
４０．潰瘍性大腸炎の腸管外合併症として、硬化性胆管炎(PSC)があり、自己免疫性膵炎とは異なる病態と考えられている。
４１．短腸症候群。SMA血栓症は致死率が高い。1mでは短い。2mでも症状をきたす。
４２．大腸癌のDukes分類、TNM分類、Borrman分類との類似点。M、SM、MP、SS、SEなどの用語の理解。
４３．肛門周囲膿瘍は原則切開。下着が汚れるのは痔瘻。内痔核の好発部位。外痔核は突出と痛み。裂肛は出血。
４４．大腸癌では、鼠径リンパ節は郭清しない。直腸癌の予後は結腸癌より不良。腫瘍マーカーは早期診断には不向き。
４５．Crohn病と潰瘍性大腸炎の違いはよく出題される。
４６．急性腹症は緊急な処置を要する病態。単純性イレウスはそれだけで緊急手術になることはない。
４７．十二指腸潰瘍の痛みは食事で和らぐ。筋性防御は汎発性腹膜炎（消化管穿孔）を疑う。疝痛は間歇的なのが特徴。
４８．閉鎖孔ヘルニアは痩せ型の高齢者女性に多い。症状が強く手術が必要になることが多い。CTは有用。
４９．鼠径ヘルニア、腹壁瘢痕ヘルニア特徴。人工的なメッシュによる根治術がほとんど。
５０．脾臓の摘出対象とならないのは多血症。
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