2005年のトールキングのテーマです。
「For we may think」、日本語で直訳すると、「われわれが考えるために」 という感じです。
ちょっとややこしいんですが、「深く、効果的に考えるためのオブジェクト指向」 というところにスポットを当てていきたいと思っています。 (世の中の流れの「Ease of development」あたりには多少、 逆行しているのかもしれないですが、、、)
「we may think」の部分で勘の働く方はお分かりの通り、今から60年前の 1945年にバネバー・ブッシュ氏が発表した論文 「As we may think」をもじって(?)います。 *1
オブジェクト指向やUML、そしてコンピュータとは何なのかを考えていて、 結論として、人が考えるためのモノ(概念、機械)であるということにたどり着きました。
フランスの物理学者、パスカルは「人間は考える葦である」 という有名な言葉を残しています*2。
人間はひとくきの葦にすぎない。 自然のなかで最も弱いものである。 だが、人間は考える葦である。 (略) われわれの尊厳のすべては、 考えることのなかにある。 われわれはそこから 立ち上がらなければならないのであって、 われわれの満たすことのできない 空間や時間からではない。 だから、よく考えることを努めよう。 ここに道徳の原理がある。
こちらから引用しました。
21世紀を生きる人間として、僕らは考えないといけない課題がたくさんあります (身近なところでも地球規模でも)。 コンピュータは(多分これらの課題について)考えてくれません。 でもコンピュータやオブジェクト指向、UML等を(もっと)活用すれば、 人間が効果的に考えることができるのではないかと僕は思っています。
と、こんなテーマを意識して今年はやっていこうと思います。 では、よろしくお願いします。
http://jibun.atmarkit.co.jp/lskill01/rensai/bookreview01/bookreviews01.html
大切なのは、情報を収集して表面的な答えを得るだけでなく、収集した 情報を整理し、反復しながら、それらの核心にひそむ答えについて考える 時間を持つことだと思います。
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