大幅にページを飛ばしながら3時間程度で一通り読んだんですが、面白かったです。
訳者も書いているように、数学を教えたり学んだりする人だけでなく、 何か新しい創造の仕事に携わろうとする人たちにも何かしら影響を 与えてくれそうな本です。
著者は数学者で、この本を書いた時は教鞭を執っていたということなので、 主に数学・教育がテーマに挙げられています。
この本は 「どうしたら問題に対する解法を思いついたり、発見したりできるのだろうか」 という問いがきっかけになったようです。 そのため、単純な数学の問題をとくためのHow to本ではなく、もっと本質的・ 普遍的に「問題をとく」ということを対象にしているように思えます。 また著者が数学者のためか明確に定義された言葉で記述しています。 本の筋もよいためか、古い本の割に個人的には読みやすいと感じました。
で、結局いかにして問題をとくのかという問いですが、 簡単にまとめてしまうと、こんな感じです。
50年以上昔に訳された古びた感じの本が未だに発行され続けているのも、 売れ続ける何かがあるんだろうけど、おそらくこういう切り口で、 かつ解りやすい書籍があまり無いのか、もしくは無いからなんだろうなぁと 思います。
これから何度も読み直すと思われる本の1つに加わりました。
(2005/7/21)
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