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人魂(ひとだま)
地方によって火の玉、幽霊火、魂(たませ)、飛魂(とびだま)、青魂(あおだま)、風魂(かぜだま)、飛物(とびもの)など多くの呼ばれ方を持っている。
空中を浮遊する火の玉。古くより、死者の肉体から離れた魂といわれてきた。
青白く発光し、丸い本体と長い尾を持つ。
江戸中期の図鑑『和漢三才図解』によれば地上1m程を飛行し、落ちると破れ光を失うとなっている。また、煮ただれた餅の様に見えて、落ちた所には黒い虫が群がるという表現もある。
人魂に面白半分で石を投げたら、逃げて行き結果死人がよみがえったという話もある。