通称はテル。または神王。エリク・テルのみ兄さん、と呼ぶ。2138年(12歳)時点で身長約152cm、第五部(20歳)時点で173cmとスイス人にしてはやや小柄。
永世中立国スイスの新興宗教で現人神として敬われたヴィルヘルム・テル(オリジナル)のクローンで、その生まれ変わりとして崇拝された少年。平和主義者であり、軍備は最小限に、というのがポリシーにある。
幼少時にEAUに攫われそうになるが、藤江恭介と矢川美憂によって救出されたという過去を持つ。
未来予知というオリジナルと同じ超能力を持ち、先代を引き継いで自身を信仰の象徴として国を一つに纏め上げていたが、政春の乱によるフォリス帝国の混乱に乗じて、EAU軍の侵攻にさらされ滅亡してしまう。
その時はたまたまスイスに居合わせたショウに命を救われた。
その後は、恭介を通じて国際地下組織に匿われ、山奥で少数の信者達とともに平和裏に暮らしていた。成田正人が一夜革命への参加を要請したときもこれを断っている。
しかし天帝の乱が起こるとかつての一国家の象徴として地球連合軍に参加表明し、信者達に世の理に対する再思と協力を訴えかけた。
地球圏統一同盟発足にも関わり、復興したスイスの代表として参加した。
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