台詞中で、軽々しく「サキ」と呼び捨てにしないこと。歴史の英雄なので。
基本は「彼女」または(時期的に正しくなくとも)「枢機卿」。
この関係で、サキ以外を指して彼女、という言い回しは控える。(彼女=サキ、という図を定着させる)
素で呼び捨てにしても良いのは、側近だったリョウとミキ、成田のみ。ショウは「あなた/あいつ」。
サキの寝室。早朝と呼ぶにも早い時間、ミキが起こしに来る。
サキは既に起床して着替え中。
ミキがサキの睡眠不足を心配するが、サキは取り合わない。
サキが結婚相手を探している、という話になり、実際に写真もピックアップされてミキが動揺する。
ミキが相手候補の男性の職場を一人ずつ訪れてチェックすることに。
→全土統一後の帝国の各地の様子について、要人(使い捨て)を含めてミキの視線で描写する。
レオナルドには茶化される。
レオナルド「私は既婚なのでね。首を突っ込む資格はないな。ジーンは独身だぞ」
最終報告&検討。ミキが落第させた者もいれば、報告時にサキが難癖付けた者もあり。
サキ「これで全部、ということは、そうか、候補は全滅か。残念だよ」
サキが、まぁしばらくは一人で足りそうだ、と今後に含みを持たせて終了。
司の意見をサキが否定する。司の側近が口を挟むが、司自身が制する。
サキの傍にはリョウもいる。ミキや成田はいない。
※ラインハルトが司の側に控える?
マイ「ショウくんは、『美味しい』しか言わないじゃない」
ショウ「失敬だな。俺は食事の全てが有難いものだと思っているだけで、味の善し悪しはわかるぞ」
マイ「ほんとー?」
平和的解決を「優先する」というのは、武力的解決を否定するものではありません。
レオナルド「最近、聖騎士、などと私をやたら持ち上げる輩がいてね。困ったものだよ」
サキ「わたしの治世に未来視はいらない」
リョウは当初、大宮家から選ばないなら、自分ではなく、レオナルドが枢機卿になるべきと考えていた。
しかしレオナルドに、サキと戦うのは、その直接の部下だったリョウの方が相応しいと言われ、
サキを討伐するだけのためのつもりで、枢機卿を拝命する。
就任前、レオナルドに、サキと自分が居なくなった後に枢機卿を継いで貰えるか確認している。
(レオナルドは、やるとは言わないが、可能性を否定もしない)
発言A「元の木阿弥だ。これまで築き上げようとしてきたものは何だったんだ!」
発言B「私達は全世界を統一したことで永遠の未来を手に入れた気になっていた。
それが過ちだったんだ。約束された未来なんてない。未来を掴むためには、足掻き続けるしかない」
発言C「だから戦うと言うのか! あんな広域殺戮兵器を使って」
発言D「彼女の望みは私達の殲滅じゃない。だったら第一射で都市部を焼き払ったはずだ」
発言E「と、いうことは……?」
発言F「戦騎という武力による世界統一。彼女はそれをオペレーション・ラストレジェンドと呼びました」
発言G「そもそもは政広卿の発案だったようですがな」
発言H「彼女は月に布陣しています。私達も軍を宇宙に上げねばなりますまい。戦騎による部隊を。
彼女の望みは、宇宙での決闘なのでしょうから」
※何人での会話で、誰がどの台詞を担当するのかは未定。
僕は天才ではなく、勇者でもなく、狂人でもなく、大衆ですらない。三流の――最高にチープな役回りですよ。
あとをお願いします。彼女に対抗できるのはあなたしかいない。
あの強さは、僕にはない。敵わないと思った。彼女なら何にでもなれると信じていた。
サキが一番、痛感していたんだ。オペレーション・ラストレジェンドは失敗だった。
リョウ「君には酷いことを言った」
ショウ「お前が正しかった」
リョウ「そんなことはない。僕は傲慢だった。サキが、僕が望んだ未来は、歪もうとしている」
リョウ「もう一度やり直したい。そのために、君の力が欲しい」
恩は石に刻め、恨みは水に流せってね。
ジーンはわたしを、娘だから愛してくれたの? 違うでしょう?
ジーンはわたしを、わたしが娘じゃないから、それ以上に大切な存在だから愛し、護り、育ててくれた、そうでしょう?
わたしには伝わっていたよ? わたしはジーンの娘じゃないって。わたしはジーンが好きだよ。
大好きだよ? 愛しているよ。ジーンもでしょう? わたしを愛してくれているでしょう?
わたしたち父娘じゃないよ。ずっとずっと昔からそうだったよ。これからも……そうじゃダメなの?
娘にならなきゃいけないの? 変えようとしているのは、ジーンの方だよ。
わたしはただ、今のまま、これまでのジーンと居たいよ。他の誰もいらないよ……。
ジーンはわたしの恋人だよ?
キョウスケ「何で俺が5番目なんだ」
イマリ「自分が大将では不満ですか?」
キョウスケ「いや如月。そんなことはない。絶対にないぞ」
スミレ「じゃあボク?」
キョウスケ「3番目で……」
高い戦闘能力といじられ属性を兼ね備える天帝軍の要。
ショウが討伐軍の主要メンバーを前に、一言求められて。リョウも脇に控えている。
ショウ「俺が言うまでもなく、皆、常にそのつもりで戦ってきたと思う。だけど、あえて言わせて欲しい」
ショウ「これを、俺達の最後の戦いにしよう」
ミキが個室にこもったサキを呼びに来る。
ミキが敵の中にショウがいることを報告する。
サキが僅かに笑う。
ミキ「どうしたの?」
サキ「いや何。高揚感が堪らないのだよ。ミキ……。これが、わたし達の最後の戦いだ」
ミキ「わかってるわ」
サキ「今度こそ、戦乱の歴史に終止符を打つ。最後の伝説は最終章を迎えたのだ」
サキがミキボディタッチ。
→死亡フラグイベントに続く。
※以降の詳細は未確定のため、Ver0.05/変更案参照。
天使様! ねぇ、ママ、天使様!
紋章は?
……ない?
あの人なのか。
あの人だとしたら、味方の被害が増えるだけです。こちらに回して下さい。
討伐軍、XXX(リョウ側近の部隊)全機に通達。眼前のアルス・マグナを攻撃対象から除外。
全機、速やかに現宙域から退避。他の敵を本宙域に近付けないように。
僕の護衛は必要ありません。あの機体は僕が相手をします。僕が、沈める。
リョウ「力が足りなかったんじゃない。力だけじゃダメだったんです」
リョウ「僕達は方法を間違った」
成田「これまでの自分までもを否定するか」
リョウ「未来を選ぶためなら、僕は過去の過ちを認められます」
成田「ライダーとしてのお前を高く買っていたのは、銀十字騎士団の連中だけじゃないんだぞ」
成田「お前は戦士であるべきだった!」
リョウ「僕には、サキこそ戦士であるべきだったように思えます」
成田渾身の一撃(中距離?)をリョウがまさかの(方法で)ガード。
成田が驚愕する。→リョウ、射撃で成田に戦闘不能なダメージを負わせる。
成田「くそっ。ここで堕ちるわけには」
成田、撤退。
リョウは慌てて追わず、一呼吸つく。リョウに味方から通信。リョウが回答。
「XXX(部隊名)は、アルス・マグナを追撃。あの機体にはもう、戦闘能力はありません。
月基地に逃げ込まれる前に撃破して下さい。残りは僕について来るように」
部下A(割と偉い人)「枢機卿閣下……?」
リョウ「本隊はこれより、進軍を開始します」
討伐軍本隊、前へ。
→両軍乱戦(リョウは前線で部隊指揮)
→リョウが少数の親衛隊とともに、自ら敵陣深くへ侵入。
→最終局面へ。(ここまで、ショウとリョウは別行動)
天帝側「力をもって力を制す。この理論は正しい。力ある限り」
天帝側「武力の均衡こそが争いを生む」
討伐軍側「私達は敵を百度破り、戦いに百度勝利した。
それでもゴールには辿り着けなかった。
倒しても倒しても、敵は減らなかった。
同じ過ちを繰り返そうというの?」
リョウ+護衛数名とサキが対峙。
サキがリョウの護衛達を次々瞬殺。リョウは助けることもできず。
護衛の一機がサキに特攻。呆気なく殺される。
リョウ「貴女は僕の憧れでした。でも……、それもここまでのこと。さよならです」
ミキが接近。
ミキ「ちょっと。妻帯者がドサクサに紛れて何恥ずかしい告白してるのよ」
ミキ「あなたにはサキと出会う以前からナギサさんがいたはずでしょ?」
リョウ「二対一でも、構いませんよ。僕がまとめて沈めて差し上げます」
ショウが参戦。
ショウ「おい、美味しい所の一人占めはなしだぜ」
リョウ「ショウ君!」
リョウ「サキ。認めしょう。オペレーション・ラストレジェンドは失敗したのです」
サキ「誤差の修正が必要だというだけだ。計画は潰えんよ」
サキ「オペレーション・ラストレジェンドは何度でも蘇る。わたしある限り!」
ショウ、リョウ「……」
ショウ「サキとは俺がやる。ミキを頼む」
ミキ「その言い方、傷付くわぁ」
ショウ「俺はサキとやる」
ミキ「全然変わってないじゃない!」
サキ「わたしからも頼む。リョウと戯れていてくれ。わたしは、ショウと踊りたい」
サキ「レオナルドがいたのは僥倖だったな。お前も「後の憂い」なく、最前線に立つことができた」
サキ「だが、リョウ。わたしはお前と心中するつもりはないぞ」
リョウ「――っ」
リョウ「わかりました。ミキちゃん、場所を変えよう。ここで始めたら混戦になってしまう」
ショウ「俺はそれでも構わねぇけどな」
サキ「2on2か。その結末を見たくもあるが、長き物語の終焉は、
主人公とラスボスの一騎打ちで決着という神話の伝統を守りたい」
ショウ「世界の主人公気分かよ」
サキ「そうだ。今この時代。わたしがこの世界の主役だ。そしてお前がラスボスだ」
サキ「ショウ、大きく育ったな。わたしは嬉しいぞ」
ショウ「そのために、俺に経験を積ませたのかよ」
サキ「地上でしか戦ったことのない者を宇宙で蹴散らしても、映えぬだろう?」
リョウ「(ミキに対して)行こう」
リョウ「まぁ、僕はすぐに君を倒して、ショウ君に加勢するけどね。卑怯だとは言わせないよ」
ミキ「やったろうじゃんの」
※ここでリョウからショウに剣が一本、提供される?
ショウVSサキ、リョウVSミキの構図に。
リョウ「ねぇ、僕らは離れて観戦しない? あっちの様子、気になるでしょ」
リョウ「ショウ君がサキを倒せば、この戦いは終わる。僕らが傷つけ合うことはないよ」
ミキ「サキはショウに勝つわ。そしたらあなたには消えて貰わなくちゃいけない」
ミキ「それとも降伏してくれる? あなたなら相応の地位で迎え入れられるわ」
※投降した場合のリョウの待遇については、別項あり。
リョウ「それは約束できない。もはやサキは反逆者だ。万が一サキがショウ君を破るようなことがあれば、
僕がサキを殺す」
リョウ「そもそも君の腕で、僕を止められるとでも?」
ミキ「あなた、本当に人格変わったよね」
リョウ「望まれれば人は変わる。僕も、ショウ君も、君達も」
ミキ「――やってやるわ。あなたが戦騎から降りていた間も、あなたしは一人の戦士として戦い続けていたの」
この日のために死ぬ気で練習してきたのよ」
本気のあなたが相手でも、負けない。あたしの成長、見せてあげるわ!」
※以下、全てミキを成田に置き換えても可。
いくらか持っていかないと成田の言い分がなくなりそう。
ミキがリョウになら高い地位が約束されるはず、とサキの部下に勧誘。
リョウが自分を評価してくれることに礼を言う。
リョウがサキを司と並べられないという。
リョウがサキを不敬と罵る。
ミキが血縁だけの皇帝が偉いのか、と主張する。
リョウ「それが君の本音か!」(一喝)
サキが出世したのも大宮の血が無縁ではない、とリョウが返す。
ミキ「サキは実力を示した」
リョウ「僕らの働きをサキの功績だというなら、僕らを含めたサキの功績は陛下の実績だ」
リョウが、100年後はどうするつもりか、と問う。
リョウ「陛下の前に世界統一した王がいなかったように、100年統治した王もいない」
リョウ「君の子供がサキの子供に従うのか。それは僕が陛下に仕えるのと何が違うのか」
ミキが、クローン技術があると言い出す。
※以下検討中。ナギサを絡める。
「和己は僕とは違うし、ナギサさんはスミレさんとは違う」
ミキ「あなた、手加減しているでしょう!」
リョウ、無言の肯定。
リョウ「僕達の過剰な期待が、サキを追い詰めた」
ミキ「それは誤解よ。リョウはサキを小さく見ている。サキはあたし達のことを苦になんてしてないわ」
サキが精神的に追い詰められて反乱に走った、という意見の封じ込め。
戦闘ではリョウが、会話ではミキが優位に立つ。
ショウ「他人の気持ちを鑑みることもできない……。あんたのはただの暴力だ!」
ショウ「あんたは強いさ。その強さが傲慢に変わって、
皆を傷つけていることになぜ気付かないんだ」
ショウ「あんたは強いだけじゃない。賢いヒトだったはずだ!」
ショウ「大体、『戦騎という武力』による世界統一なんじゃなかったのかよ!」
サキ「世界を支配する秩序の破壊と創造。それが、わたしの使命だ」
ショウ「何が秩序だ。あんたは単に、他人を意のままに従えたかっただけだろう!」
サキ「創るということは、排除するということだ」
ショウ「だったら何で、イグニスで藍玉宮を打ち抜かなかった」
ショウ「陛下と取り巻きに不満があるなら、まとめて殺せば良かったんじゃないか」
ショウ「助けてくれ、わたしの力だけじゃダメだって、どうして言えなかった!」
ショウ「不器用なんだよ! お前はっ!」
ショウ「皆、お前の周りにいたのに。力になりたいと思ってたのに。無碍にしやがって!」
ショウ「お前だけが、お前自身が、自分を認めなくて」
サキ「一平卒風情が、知ったふうな口をきくものだな」
サキ「わたしはお前達を愛している。本当だぞ」
ショウ「そんなのわかってるさ。あんたは……。お前はいつだって一所懸命だった」
お前こそ、自分に向けられた好意にどうして気付けないんだ」
ミキや成田だけじゃない。俺だってリョウだって、陛下もレオもジーンも。
ユーリヤやネロですら」
皆、お前が大好きだったんだぞ! 知らなかったのか!」
サキ「お前達がわたしの何を理解している?」
ショウ「わかんないさ。お前のことなんて。
天下の枢機卿で、世界を統一して、美人で、傲慢で、誇り高くて。
お前のことなんか誰にも理解できないかもしれない。
でも、よくわかんなくたって、ヒトを好きになることはあるだろう」
ショウ「俺の声が聴こえるか。サキィィィィィィィ!」
サキ「お前が最後の伝説の主人公だ。神殺しの英雄だ」
伝説は終わり、物語が始まる。
伝説の終わりは、無数の始まりと共に。
聖戦に尽きた全ての魂に静かなる眠りを。明日を生きる全ての人々に幸多き未来を。
その後じゃない。その先にある暮らし。