聖夜の晩餐会


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【概要】

2140年12月24日。大宮早姫竹内良太の誕生日祝いを表向きの口実にして、高谷将一等、自らが「英雄」と認める人間達を極秘パーティに招待した。
しかしその真の目的は「旧大国の要人公開処刑計画」の提案であり、それに対する賛否の意見を収集することにあった。
大宮早姫の予測通りこれには多くの人間が反対し、廃案となる。これをもって大宮早姫は偽装死を決断した。

【詳細】

主催者は以下の2名である。
大宮早姫:フォリス帝国枢機卿。
鳥内実季:大宮早姫の側近中の側近。

招待されたメンバーと理由は以下の通りである。
高谷将一:最後まで大宮早姫率いるフォリス帝国と戦った「最後の抵抗者」
竹内良太:名実ともに大宮早姫を表の面でサポートしたナンバー2。「若き鬼才」
成田正人:汚れ仕事を淡々とこなす懐刀。大宮早姫にとっては「闇の英雄」
レオナルド・シャーシャ:誉れ高き銀十字騎士団の騎士団長。その武勲は大宮早姫にも劣らない「聖騎士」
ジーン・タニー:同副団長。佐々木隆二を討ち取るなど当人の武勇伝も世に轟いている「天下無双」
如月伊万里:同エース。こつこつと地道な経験と実績を積み上げてきた「次世代の若きエース」
カール・ラインハルトアーリーウィングスの元副団長。その後も一軍を率いるなど、功績は大きい「献身の武人」
水原菫:かつての四大女王にして竹内良太の義母。依然健在な「水の女王」
矢川美憂政春の乱以来、成田正人に次いで暗躍した、今も昔も「闇の女王」
朝霧司(四代目):フォリス帝国の名目上の当主。自力もつけており「皇帝陛下」
大宮政宗:大宮本家筋の跡取り。大宮早姫以上に大宮家内部に影響力を持つ「もう一人の枢機卿」

大宮政広は老齢と権威失墜のため、鳥内唯衣は弱視からくる戦線離脱ゆえに呼ばれていない。
またゼロもその存在自体がシークレットであったため参加していない。

上記参加者のうち賛成に回ったのは成田正人と如月伊万里、矢川美憂の3名だけであった。
大宮早姫はこの結果を受けて天帝の乱へと繋がる偽装死を決断するのだが、
全ては予想の範疇であり、一つの手順を踏んだに過ぎないとも言える。