枢機卿


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概要

フォリス帝国における軍事と政治、両方の最高責任者で、
実質的なフォリス帝国の支配者。初代時代に皇帝を補佐する者として置かれたが、
その後大宮家が代々引き継ぎ、権威を拡大してきた。

継承順

大宮政親が初代、その子大宮政重が二代目であり、以降、大宮政広大宮早姫
大宮政宗と引き継がれた。天帝の乱の発生以降は、竹内良太が務めた。

権威拡大

フォリス帝国では事実上、枢機卿も皇帝と同じく血脈による継承だったが、二代目以降、
大宮家が俊傑を続けて輩出したことで、代を重ねるごとに力は大きくなり、政広の時代、
皇帝が三代目→四代目に代替わりしたのを契機に、皇帝を上回る実権を掌握するに至る。
これは、新帝朝霧司(四代目)が就任当時、まだ幼く、
自力で業務を遂行できる年齢ではなかったのが決め手となった。
逆に言えば、戦時中に幼い少女を即位させたこの帝位継承は、
枢機卿という実務最高責任者ありきの決定であった。

変質

枢機卿の座にいたサキが天帝の乱を起こしたことで、地位が見直されることになる。
それ以前に、大宮政春のクーデタがあったことも、再考の一因となった。
(政春が乱をもって就任したのは枢機卿代行であり、正式な官職は得ていない)

サキの偽装死から宇宙決戦までの間は、政宗→リョウとドタバタ引き継がれるが、
収束後、枢機卿本人による暴走を重く見た文官の一派が制度の廃止を訴える。
しかし司はこの意見を退け、リョウを枢機卿として続投させた。
ただし、その権限は一部他の役職に移譲されたり、削除されたりした。

軍部再編も参照のこと。(本編後の話)