フォーミュラV


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【概要】

2040年代の日本のアニメ。F1をベースに、仮想の超次元モータースポーツを題材にして数年間シリーズが続く大ヒット作となった。
ショウのお気に入りで、会話の中で度々持ち出す。だが皮肉にもアメリカ東海岸戦線では、リョウが本アニメに例えて、
「主人公が一人で突っ走るだけじゃ勝てないし世界は変わらない」という真理を突きつける。

【重要点】

フォーミュラVのマシンは戦騎と似ている、というのがショウの私見。※技術的な部分については要検討。
そのうえで、先端技術が純粋にスピードを競うモータースポーツに生かされたアニメを理想とし、戦争に用いられる現実のアンチテーゼとしている。
主人公は熱血漢だが、時には幼稚とも言える言動でピンチを招いては仲間に助けられたり、といった王道アニメである。

【あらすじ】

交通事故で両親を早くに失った主人公天上彼方(てんじょうかなた)?は、車屋を営む叔父の世話になる。
周囲の環境から自然とモータースポーツに触れて育った主人公は、従兄妹の天上遥や多くのライバル等、
数奇な巡り合わせもあって、やがてその最高峰、フォーミュラVの魅力に心奪われ、ドライバー人生を歩んでいく……。
最初の2年間は主人公が下位カテゴリからフォーミュラVの正式なドライバーになるまでを、
次の2年間はフォーミュラVのチャンピオンになるまでを、
最後の2年は主人公が絶対王者として苦悩しながら、V3を収める様子を描く。

【現実】

実際のF1は本アニメ放送当時から既に衰退の色を見せており、後の第三次世界大戦の影響で完全に消滅している。
対照的に戦争をかいくぐって中断を挟みつつも存続したのは、五輪とサッカーのワールドカップの2つである。
しかし国家の絶対数が少なくなったこと、各地で帝国主義色が強くなったことで、
それらは国家の威信をかけた疑似戦争の色合いを強めていった。