セレネ


概要

Selene。元ネタはギリシア神話の月の女神。
初代アーリーウィングスで主に用いられた機体。
当時としては一世代先をいく性能を有しており、また指揮官用としての亜種も存在した。
また2138年時点でも十分に現役であり、多くの部隊に配備されている。
※四大女王の年齢引き下げの影響で、「現役でも当然」の新型かもしれない。

【詳細】

近江財団の研究所によって開発された。型式番号はOE-012。
オーソドックスなタイプの地上用戦騎である。
しかし開発当時としては画期的ないくつものシステムが内蔵されており、
そのスペックは全てにおいて他の戦機を圧倒した。
基本カラーは空色。戦機の中でも特に人型に近いシルエットをしている。
戦場に合わせて武装が取り替え可能で、汎用的な運用を可能とした。
指揮官機として通信性能を強化した機体も一部には存在した。
武装は一般機と変わらないが、通信能力と引き換えに機動性がやや犠牲となっている。

外見

頭頂高17.7M。丸みを帯びたフォルムをしている。

性能

四大女王をはじめとした初代アーリーウィングスが多大な戦果を挙げられたのに、
本機体の存在は無視できない。
火力、出力、安定性、メンテナンス性、全てが10年先をいくスペックであり、
ライダーの力量が同等ならば、当時の他機体の数倍の働きが期待できる程だった。
それに加えて四大女王の実力で運用したため、僅か1機で敵数十機を相手にする、
といった映画的なシーンさえ可能になった。
本機を継承した機体はフォリス帝国の内外に多く存在し、その後の主流を占めた。
例えばヴィスナーは本機体をベースに飛行能力を追加させたものである。

専用機

四大女王は途中から、各個人のパーソナルカラーに染めて使用した。
ルイ:赤、ユイ:白、:青、美憂:黒)
これによって四大女王の威信と個性はより際立ったものになった。


カスタム機

メジャーな機体故、各地の士官学校で教習用にも用いられた。
その際、複座式にするなどの改造が加えられることもあった。