キャラクター / 相互関係 / 村上健


キャラクター/相互関係


村上健

ふらふらしているため、帝国内外に知人は多い。

ケン子龍

まごうことなき親友。士官学校卒のエリートであるケンに対し、子龍は現場の叩き上げ。
戦騎に乗れるようになったのも子龍の方が遅い。だが子龍はそこから急成長を見せ、ケンにも一目置かれるようになった。
ケンがフォリス帝国軍に下る決断をしたのもルイの説得が第一であるが、子龍の動向も無関係ではない。
政春の乱では、ケンはあっさりと帝国を見限った。これはケンに元から忠誠心がなかったこともあるとはいえ、子龍の死も絡んでいる。
この後ケンは紋章を変え、子龍のトレードマークだった昇竜を混ぜている。

ケンルイ

第一部での日本軍降伏の折、ケンの玉砕覚悟の特攻をねじ伏せたのがルイである。
ケンはその力量に今まで感じたことのない感銘を受け、言われるがまま投降を甘んじて受け入れ、アーリーウィングスに配属される。
その後ケンとショウの間ではルイの話題は共通の話のネタになる。
そしてショウと同じく、ルイの死によりケンは帝国を見限り、反帝国側に身を置くことになる。
もっとも、これにはレイナガヴリイルも関連しているが。

ケンラインハルト

互いに相性は良かった。ラインハルトからすればケンは比較的扱いやすい部下であり、ケンからしてもラインハルトは良き上官であった。
道を別れた後は幸か不幸か接触はなかった。

ケンハインリヒ

生真面目なケンと軟派なハインリヒはどちらかというと相性は悪いはずだが、互いにそれなりに大人だったため、目立った衝突はなかった。
それどころかハインリヒが紅に再会を果たすのに、ケンは一役買っている。
ケンからすれば、幸せになれる者は幸せになるべき、という思想があったためである。


ケンリュウ

ケンにとっては頭の上がらない恩師。しかしリュウが日本降伏の際に自主性に任せた時は特攻を選択する等、まんざら従順に従ったわけでもない。
日本の敗戦でバラバラになってからは敵味方に別れ、政春の乱でリュウがケンを追い詰めた時も降伏を拒んだ。
ケンはリュウを尊敬していたが、信奉していたわけではないことが窺い知れる。
結局、二人は二度と手を取り合うことなく、それぞれに死に向かうことになる。

ケンクリス

本編開始時点では既に知り合っている。互いに才能を認める間柄だったが、アーリーウィングス相手には共に苦戦することになった。
クリスは日本降伏の折、ケンに自分と一緒にEAUに亡命することを提案するが、ケンはこれを断っている。
その後は二人の人生が交り合うことはなかった。

ケンレイナ

ケンにとってキーパーソンとなるのがレイナである。ロストフ王国に潜入捜査した際に出会い、一目惚れする。
ケンは気付いていなかったがレイナはガヴリイルの工作員であり、この接触はレイナの側の罠であった。
その後ロストフ王国攻略戦でレイナは子供達を守って死亡してしまう。ケンは子供達から後にその話を聞き、戦争に対する考え方を大きく変えていく。
後悔の念に苛まれていたところに政春の乱が起き、ケンは帝国を見限る。その後、精神的に弱ったケンに接触してきたのがガヴリイルである。
ケンはレイナにプレゼントしようとしていたネックレスを後生大事にし、太平洋でサキに敗れて散るまで身に着けていた。

ケントモエ

几帳面なケンと整備係であるトモエは良好な関係にあった。特にトモエが子龍狙いだったことも影響している。
しかしケンは積極的に二人を近づけるまではせず、結果的にはそれが二人の死という悲劇に繋がってしまう。

ケン大宮政春

ケンにとってはフォリス帝国の腐敗の象徴。
一方で政春はケンをノーマークだったが、これが手痛い失点になる。


ケン大宮政臣

フォリス帝国から亡命してきた大宮政臣はケンの勇名を聞いてコンタクトを取る。そこにハインリヒも絡み、との再会に繋がっていく。
ケンは政臣を臆病者とは思っておらず、むしろ冷静な判断を下した政治家と評価していた。
政臣が政宗に暗殺されたのはケンにとっては誤算だった。

ケンガヴリイル

レイナの死後、落ち込んでいたケンを再起させたのがガヴリイルである。元凶もまたこいつであるのだが。
失意のケンを反帝国運動に巻き込み、その力を信じて強奪したXシリーズの1機を託したのはガヴリイルにとっても大きな英断であった。
その後別行動を取ったのは、一網打尽にされるのを恐れたためである。
しかし結果としては戦力を分断され、ケンのサキに対する敗北で統一戦役の形勢が大きく動くなど、負の側面が大きかったことも否定はできない。

ケンテンレス・タオ

各地で反帝国運動を繰り広げた末にケンが辿り着いたのがオーストラリアであり、その軍事最高責任者が国防相のテンレス・タオであった。
テンレス・タオはケンだけでなく大宮政臣、そしてハインリヒ等多くの亡命者を受け入れて戦力とするが、結果的にはフォリス帝国軍に打ち勝つことはできなかった。

ケン三村和樹

ケンの日本国軍時代の直属の部下が和樹である。ケンは和樹の資質は買っていたが、お調子者であることを不安視していた。
しかし現実には自分の危地を身を挺して助けられ、和樹は死んでしまう。
これによってケンは自分の甘さに対して厳しい感情を抱くようになっていく。

ケン

アーリーウィングスで一時的に一緒になっただけであり、強い繋がりはない。
ただしケンはハインリヒの紅に対する想いは憎からず思っており、応援的立場を取った。