カルダーノ


【概要】

フォリス帝国製の量産型戦騎。名前の由来は16世紀のイタリアの数学者ジェロラモ・カルダーノ(Gerolamo Cardano)より。
尖った性能のない、バランスの良い機体で、アーリーウィングスでも多くの者が使用した機体でもある。

【詳細】

開発元は近江財団系の研究所。
型式番号はOE-018と、同017であるヴァローナの次にロールアウトされた機体であることがわかる。
軽い機動性、そこそこの攻撃力、操縦のしやすさ、オールレンジ対応の武装と揃った、
2138年時点では特にバランス型として頭一つ抜き出た存在であった。
また数多く作られたため、パーツ不足に悩まされることも少なかった。
アーリーウィングスでも多くの者が愛機とした。ミキ曰く「素直な機体」である。
デフォルトでは黄色地に黒の線や文様が入っている。

武装

一般的な戦騎用の武器なら大概のものは装備できるのが特長で、逆に、これと言って決まった武器はない。
そのため、ライダーによって戦い方は全く異なる。

【専用機】

サキ機(Type-C、TCC)

独自のカスタマイズの結果、出力アップの半面、操作補助機能がいくつかオミットしてあり、
速いが扱い辛い機体になっている。
武装的には、本来バランス型である本機から遠距離装備を取り外して、近接特化型とした。
カラーリングは、黒を基調に白で模様が描かれているようにした。
これをサキは自らType-C(Close)と名付けた。
さらに鞭を装備して中距離に対応した後は、カルダーノ・TCC(Type Close Custom)と称した。
(登場する場合)サキのクローン達の搭乗機も、宇宙仕様のため細部は異なるが大まかには似ているので、
この通称で呼ばれる。ただし、鞭の代わりに鎖になっている。


ミキ機

特別な改造はない。カラーリングのみ、赤をベース色に、黒い部分は黄色に置き換えた。

後継機

天帝の乱に際し、元日本やスラヴ統一連盟、EAU等の技術を取り入れて、
宇宙戦用に進化させた機体が作られた。詳細はアルス・マグナを参照のこと。

備考

名前元のジェロラモ・カルダーノは三次方程式の解法、虚数概念の導入などで有名。
後継機の名前は彼の著書、「偉大なる術(アルス・マグナ)」から取られている。