えー、さて、PLC解禁にあたっての最終段階で大阪大学の北川教授が指摘されました。 「規定のモデムが田園地帯と商業地帯の2つで行われており、大多数のアマチュアが住んでいる住宅地についての計算が抜けている。」という指摘があったのです。そのために座長であった東北大学の杉浦座長が、えー、その通りである、と認めまして、えー、住宅地での、規制を検討しようと言うことで実験を行いました。追加実験を行ったんです。 その辺のことは既にインターネット等でご存じの方もおられるかと思います。 いち、これはあの北川教授はあくまでも民間人として意見を述べに来た。別に参考人として呼ばれたのではない。北川教授は、えー、かねて、PLCについては「あれは間違いだ。」そういう信念があったから自分から進んでいって意見を述べた。実際のところ東北大学の杉浦座長が言うんですから間違いがなかったんです。で、それを実験致しました。 えー、その実験をした結果、3カ所で実験したんですね。その結果、木造家屋では確かに漏洩電波が強すぎる。それが確認された、ということで、杉浦座長が10dB下げるということで、提案致しました。この10dB下げるというと言うときにJARLは「もうちょっと下げてくれ、さらに10dB下げて20dB下げてくれ」と抵抗致しました。しかしながらやっぱり、多勢に無勢です。 杉浦座長の方は既に10dB下げて、これで呑めなかったら、審議会は解散だというような強い調子で言いましたから、10dBを呑んだんです。仕方のないことだったんです。と思います。
ところが、ところがです。この実験はきわめておおざっぱなものだったんです。この実験の信頼性きわめていい加減だったんです。報告書に、これは私が、あのー、機密文書を手に入れたんじゃないんですよ。公開文書でインターネット上から手に入れたんですよ。この実験によりいというところがありました。えー、木造、実験はですね、えー、木造家屋の中に5mの、5mの線を張って、5mの直線の線を張って、その両端にモデムをくっつけて、それでもって、えー、実験をおこなったんだ、家屋の実験というのはそんなもんではないでしょ。これはペテンもいいとこですよ。そんな、平行線ですね。両端にモデムを付けて、そこで出せば、平行線なんですから、お互いにデファレンシャルモードの電流は打ち消し合って出ませんよ。そういうきれいな、ほとんどノイズのでないような状況を設定しておいて、電波実験をやったんです。その実験、それでさえでも10dBを下げないとダメだと言われたんです。これ、嘘も隠しもないんですよ。ちゃんと書いてあるんです。このことを技術課は、技術所長は知っていたんですか? 見逃したんでしょうか? えー、コンクリートの建物の木造家屋、そういう部分で実験をしております。えー、この実験の結果10dB下げて、この5mの間には、何にも入っていないんです。通常の一般家庭であれば間に中間スイッチが入ったり電灯が入ったり、たった5mの線を張って、そっから漏れる電波を測って、それでさえも強かった。こういうような実験をそのまま鵜呑みにしています。非常にだらしないと、そのことを指摘して、これではダメだと、えー、きちんと、実際の家屋に沿った実験をしろと指摘し、再実験を迫らなかった、というように非常に私は悔しい遺憾に思います。えー、この時の実験で規制値が決まってしまったんです。PLCモデムの第1号でのパナソニックコミュニケーションの製品、その他の製品も既に販売されています。私を始めいろんな方が実験を行っております。その人達の実験効果は、実験結果はインターネット等にて公表されております。えー、3月4日の西日本ハムフェアでもJA6REX角縁氏のグループによる公開実験が行われています。 その結果はインターネットで公開されています。JARLはこれら民間でやっている実験レポートを把握しておりますか? また、それらに対してどのような感想を持っていますか? お聞きしたいと思います。えー、いかがですか? まだ、ここで答えをいただきたい
はい、それじゃ、あのー、執行部の方、よろしくお願いします。
えーっと、お答えします。えーっと実験の件についてあのー、今私の方の名前もでましたのでその件についてだけお答え致します。で、確かに、草野さんがおっしゃるとおり、この実験は3カ所、行いました。それにつきましては、JARLとしても、実験にですね、CSIPR委員会としてやっているわけでございますから、当然その下の、小委員会ではJARLは参加しているわけです。で、従って、え、この実験については芳野先生が参加して見て参りました。で、そういうことを受けて検討して参りました結果でございます。
はい、終わりですか?
実験方法は私が行ったとおりでよろしいですか?
そのモデルでやりましたか? 間違いありません。
そこまでは把握をしていないです。
把握をしていなかったということですね。
事務局の、5mというのは知っておりました。
はい、判りました。じゃあ次にまいります。芳野先生が一生懸命やっていたというのは私は十分承知しております。で、えー、老体にも関わらずね、一生懸命ですね、えー、一生懸命やっていた、ただ、惜しむらくはですね、芳野先生非常に優しいんですよ、えー、非常に物事に優しくてああいうところでの交渉はやっぱり不慣れじゃないかと、えー、私みたいにそのー、喧嘩腰になるような、【会場内笑い】でやった方がよかったんじゃないか、もっと元気のある人にやってもらった方が良かったんじゃないかな【会場内拍手】
え、あっ、それと、他のインターネット等の民間の、我々がやっている実験レポートを把握しておりますか? 情報収集しておりますか?
はい
あのですね、だされておるもので、まあ、わかるものは全部把握しているかわかりませんけどできるだけ把握するようにはつとめております。*1
その結果についてどうお考えになりますか?
まあ、あのですね、えー、いろいろ、測定の条件がございますのですね、えー、まあ、参考と言いますかですね、え、まあ、最終的には我々がですね確認をしていきたいと、思っております、できるだけですね、えー、いろいろ、実験できることがあれば、実験して公表してみたいと、
どうも、草野さん、すこしまとめて質問して頂けませんか?
私ね、2000人近い人の委任状をもらってきたんですよ。 【会場内大きな拍手】
やめろと言っているのじゃなくて、まとめてやってください、というですよ。
まとめてじゃ、話になんないでしょ、忘れちゃいますよ*2 そんなに急ぐ必要はないんですよ。議長。総会なんですから、審議なんです。
それは判りますけども、他の人の意見もありますんで・・・
他の意見は == で良いですか?5回ぐらい、良いですか? 【会場内大きな拍手、いいよ!】
こちらの方も良いと言っているのですから。
じゃあ、続けてください、はいどうぞ
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