>>852 野口先生の解説。そのまま書くのはさすがに気が引けるので、
言い回しは変えるよ。
(1)まず、アンテナの実効高heを求める。he=(2/π)xアンテナの実長=(2/π)x5=10/π[m]。 (2)次、このアンテナに発生する電圧EaをEa=電界強度xアンテナの実効高により求める。 Ea=100x10^(-6)x10/π=(1/π)x10^(-3)[V]。 (3)次、アンテナに接続されている1次コイルL1に流れる電流Iaを、オームの法則により Ia=Ea/受信機入力回路のインピーダンス=(1/π)x10^(-3)/300=(1/300π)x10^(-3)[A]と求める。 (4)次、この電流によって2次コイルL2に発生する電圧E0は、式E0=ωMIaによって計算できる。 ただしω=2πf、fは電波の周波数。E0=2xπx14.22x10^6x75x10^(-6)x(1/300π)x10^(-3)=7.11x10^(-3)[V]。 (5)最後,コンデンサの両端に発生する電圧を計算するには、同調回路の実効抵抗を考慮して、 Qを求めて E=QE0により算出する。並列共振回路のQはQ=1/ωCR=ωL/Rで求めるが,L2のインダクタンス は書いてないから、コンデンサのほうで計算。E=QE0=1/(2xπx14.22x10^6x50x10^(-12)x3)x7.11x10^(-3) =5/(3π)=0.5307...[V] よって 3 の 530[mV] が正解。
(つづく)
(>>874 つづき)
わたしは(2)から(3)を計算するステップがおかしいと思っています。
1/2を忘れているように思って。それともこの問題の書き方だったら、
アンテナ回路のインピーダンス=アンテナの放射抵抗+受信機の入力インピーダンス
と考えるのだ、といわれたら、ちょっとうなってしまいます。むずかしすぎ。
また(4)を求める式は野口本に載っておらず、確認に苦労しました。
この問題は、たいてい公式を1つか多くて2つ使えばすむ他の問題と比べて
格段に複雑であり、かつ同調回路のQやコイルの相互インダクタンスなどを
実際に求めて利用するなど、ただ公式を覚えておくだけでなく、その応用が
きちんとできるかを問うています。受験生のときはまさに >>873 さん状態
で、1度しか出題されていないし、これはスルーだな、と流しました。
>>872 さんのようなお考えもあると思いますが、おそらく解法の
複雑さだけ言えば一陸技レベルといってもいいと思うので、1アマにはちょっと
難しすぎるといっていいと思います。記述式時代の問題も見ましたが、ここまで
複雑なものはありませんでした。丸暗記しかない、っていう類の問題はいっぱい
あるのですが。
>>875
そうでしたね。受信機側は半分になるんでしたよね。
でもTDU本もほぼ同じ
これまでの訪問者 2541 名様
本日 1 名様
昨日 0 名様
現在 12 名様
online:は5分平均値