これは以下の記事のコピー&ペーストです。http://www.mainichi-msn.co.jp/keizai/it/coverstory/news/20061114org00m300051000c.html
パソコンやテレビを電気コンセントに差し込むだけで、高速インターネット接続ができる新サービス「電力線通信(PLC)」が日本でも始まる。10 月に総務省が省令改正して解禁したことを受けて、松下電器産業は13日、対応機器を国内で初めて12月に発売すると発表した。家庭では部屋ごとに引いていた通信ケーブルがいらなくなるほか、将来はエアコンや照明などの家電製品がネットにつながり、外出先から携帯電話で操作できるようになる見込みで、大きな可能性を秘めている。
電力線通信は、家庭内の電気配線にインターネット信号を流して、そのままインターネット回線として使う仕組み。光ファイバーに近い通信速度が出せる。欧米では既にサービスが始まっているが、日本ではアマチュア無線などとの混信が懸念されて解禁が遅れていた。しかし、総務省令の改正によって、ようやく屋内限定で解禁された。利用者が実際に使うには、まず通信会社と契約して屋外から屋内へ光ファイバーやADSL回線を引き込む必要がある。
松下が発売するのは屋内の電気配線を通信と共用できるようにする専用装置(PLCモデム)。屋外からの回線を親機モデムで受け、モデムの電源プラグをコンセントに差し込むと、屋内の電気配線がネット回線になる。
その上で、各部屋でパソコンやテレビなどのネット回線を子機モデムにつなぎ、モデムのプラグをコンセントにつなぐと、ネット接続が可能になる。つなぐ家電ごとに子機が必要で、松下の場合、親機一つで最大15個の子機が使用できる。
親機と子機各1台のセットで店頭想定価格は2万円前後、増設用の子機は同1万3000円前後。【斉藤望、森有正】
2006年11月14日
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