家庭内の電線をインターネットなどの情報伝達経路に活用する電力線通信が解禁の
見通しですね。短波放送の混信など懸念もあるが、メーカーの改善努力を見守りた
い。家庭情報化のために素晴らしい技術が開発されましたね。
電波監理審議会(総務相の諮問機関)は、家庭内の電灯線に情報ネットワークの
役割を担わせる電力線通信の解禁容認の答申をまとめました。総務省は年内にも
必要な省令改正を行い、利用が可能になります。
検討は中断をはさみ、六年の長期にわたり、反対論も答申直前まで収まらなかったとか。
反対は、電力線通信から漏れ出る電波がアマチュア無線や短波放送、電波天文台
などに混信を及ぼす恐れがあるためだそうです。
屋外の電柱に引かれた電線の利用は、混信がひどすぎるため検討の過程で撤回され、
屋内の壁などに張られた電灯線だけが許されることになりました。残念なことです。
だが、利用を屋内に限定しても反対派の懸念をぬぐい去ることはできず、解禁後に
問題が出れば、技術基準を見直すことで、ようやく決着が図られた。
電波漏えいを抑え、かつ十分な性能を持つ機器を開発するためのハードルは高そう
だ。メーカーは全力を尽くして混信のない機器を商品化する必要がある。
電力線通信は、当初、電話線や光ファイバーと並び広域情報網になると期待されて
いた。それが屋内限定という制限を課せられたことで商品化の魅力は半減したと
いってよい。
その上、検討期間が長引く間に技術的にライバルにあたる家庭内無線LAN(構内
情報通信網)の普及が先行し、商品としては後発の不利を抱えることにもなった。
無線LANの機器は量産化で価格低下が進んでいるのに対し、これから商品化する
電力線通信は当初、割高とならざるを得ず、価格的に苦しい競争を強いられそうだ。
(未完)
だが、利用を屋内に限定しても反対派の懸念をぬぐい去ることはできず、解禁後に
問題が出れば、技術基準を見直すことで、ようやく決着が図られた。
電波漏えいを抑え、かつ十分な性能を持つ機器を開発するためのハードルは高そう
だ。メーカーは全力を尽くして混信のない機器を商品化する必要がある。
電力線通信は、当初、電話線や光ファイバーと並び広域情報網になると期待されて
いた。それが屋内限定という制限を課せられたことで商品化の魅力は半減したと
いってよい。
その上、検討期間が長引く間に技術的にライバルにあたる家庭内無線LAN
(構内情報通信網)の普及が先行し、商品としては後発の不利を抱えることにも
なった。
無線LANの機器は量産化で価格低下が進んでいるのに対し、これから商品化する
電力線通信は当初、割高とならざるを得ず、価格的に苦しい競争を強いられそうだ。
ただ、電力線通信は、デジタルテレビやパソコンなどの情報機器をコンセントに
つなぐだけで、情報回路に接続できる簡便さが魅力といえよう。
メーカーとしては、テレビなどの情報機器と電力線通信のアダプター(接続装置)
を一体化させるなど便利さに一層、磨きを掛ける努力が必要だ。
無線LANの基本技術は米国に抑えられているのに対し、電力線通信の本格的技術
開発はこれからだ。日本が得意とする家電技術がベースだけに、今後、日本が世界を
リードできる可能性も十分にある。関係者の努力に期待したい。
アマチュア無線家各位におかれてもクソDX、メンコ集めにいい年をこいて何時までも
執着することは止めて、国家100年の計にご協力戴きたく衷心よりお願いする次第です。
ご清聴ありがとさんでした。 73+FBDX (オワリ)
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