3D グラフィック機能
d3d_start †
3Dモードで描画を開始することをGameMaker:Studioに伝えます
構文 †
d3d_start()
戻り値 †
- Real
説明 †
この関数を使用すると、3Dモードで描画することができるようになります。この関数呼び出し以後、3Dモードで描画されることになるので、2Dでの描画に戻したい場合にはd3d_end()を使用して3D描画モードをオフにする必要があります。
3Dモードでの変更点は以下のようになります。
- 第一に、すべてのdepthテスト(Zバッファ)のスイッチが有効になります(24ビットのZバッファを使用)。これは画面上のピクセル単位で最小のZ値(=depth値)で描画が行われることを意味します。もしインスタンスが同じdepth値の場合、Zファイティング(チラツキ)が発生します。これは2つのインスタンスが同じレベルに描画しようとするため引き起こされる問題です。これを回避するには重複したdepth値とならないようにする必要があります
- 第二に、通常の正射影は透視投影に置き換えられます。これは次のことを意味します。通常画面上のインスタンスはdepth値に依存しません。大きなdepth値を持っている透視投影のインスタンスは小さく表示されます。depth値が0である場合は、投影を変更しない限り、古いサイズと同じとなります。カメラの視点(ビューポイント)はルーム上の距離で配置します(この距離はルームの幅と同じであり、合理的なデフォルトの投影を提供します)。カメラの前にいるインスタンスのみ描画されるので、depthが0よりも小さいインスタンスは使用しません
- 第三に、垂直方向のY座標が逆になります。通常(0, 0)は左上ですが、3Dモードでは(0, 0)は左下となります。
d3d_start();
それ以降のすべての描画が3Dモードで行われることをGameMaker:Studioに伝えます。
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