記述の集積 / 妖精に関する記述


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N・グローフィンによる妖精の定義

292 名前: 言理の妖精語りて曰く、 投稿日: 2006/05/10(水) 11:36:44

「【妖精】の定義とは?」

293 名前: 言理の妖精語りて曰く、 投稿日: 2006/05/10(水) 12:37:03

定義を拒むもの。妖しき精。寓話と現実の狭間を行き来する半実在。
W.B.によれば、神話と童話は対立するものであるが、神話の表象が神々だとすれば、童話の表象は妖精。

「妖精をつかまえようとするものは、妖精につかまえられるだろう」
(N. Glorfine, 4017)

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神話における妖精の起源

142 名前: 言理の妖精語りて曰く、 投稿日: 2006/05/17(水) 15:22:48

【地球】はかつてばらばらに散らばった大地の欠片であった。それぞれの大地には
各々の住民が住んでいた。のちに「神」「悪魔」「精霊」「妖精」などと呼ばれることになる者達である。
ある時、とある大いなる者がその手を宇宙の彼方から他方の彼方にまで手を伸ばし
散らばっていた大地を集め、その髪で縫い合わせて一つの大きな盆状の大地となした。
【平たい大地の時代】の始まりである。一つとなった大地を見て、住人たちはより広い大地を
手に入れることを求めるようになった。自分たちが住んでいる大地の欠片がちっぽけなものに思えてきたからだ。

143 名前: 言理の妖精語りて曰く、 投稿日: 2006/05/17(水) 15:31:12

彼らは外の世界に飛び出し、より広い領地を求めて戦った。
その戦いぶりの凄惨さに大地は涙を流し、それが海となった。
勝利した者たちは己を「高き者(神々)」と称し、広く良質で美しい土地を得、
敗北した者たちは「悪魔」と蔑称され、狭く荒れ果てた醜い土地に追いやられた。
神々の住む場所は「天国」や「楽園」と呼ばれ、悪魔の住む土地は「地獄」と呼ばれた。
中立の立場に立った者達や、勝利を得ながらも「神々」であることを拒否した者達は
「精霊」や「妖精」と名乗った。

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妖精の種類

アヴロノ

133 名前: 言理の妖精語りて曰く、 投稿日: 2006/05/14(日) 17:24:35

【アヴロノ】
妖精。神話の時代に西の果ての【アヴロニア島】から大陸に侵攻した種族。
(アヴロノ(妖精)の大陸侵攻に関しては【エフラス】の項参照)
世界的にみると「妖精」と呼ばれる存在にはアヴロニア島起源ではないもの
もいるのだが、その多くがひっくるめてアヴロノと呼ばれる傾向がある。
アヴロノには翼が二つ(一対)のものと四つ(二対)のものとの2タイプがある。
前者は飛行時のスピードに、後者は飛行時の小回りに長ける。
羽の数と飛び方の違いから、前者を【鳥態】後者を【虫態】と言う。
どちらかといえば虫態が多数派である。

□知られているアヴロノ
妖精皇帝エフラス、蛇蝎王ハジュラフィン、繭衣のルウテト、孔雀色のブリシュール
など

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知られているアヴロノ


妖精皇帝エフラス

■ 新しき神として
神話時代、妖精皇帝エフラスは、妖精軍を率いて西の海の果てのアヴロニア島より大陸に攻め込み、大きくその版図を確保した。
紀元神群は、エフラスの神への昇天と引き換えに、妖精軍との和平の条約を結び、妖精軍は撤退した。こうして、エフラスは世界で始めての新しき神となった。
エフラスの持つ妖精軍の勢力は、紀元神群の間でも無視できない影響力を持っていたため、エフラスを疎んじた他の神は、大地の球化の際にエフラスの本拠地であるアヴロニア島を大地から切り離し、大地から遠く離れたところを巡る精月としてしまった。エフラスは精月に隔離され、アヴロニアの多くの妖精が大地に取り残された。
妖精たちが精月の一番高く上る日に活発になるのは、アヴロニアを恋焦がれてのことだという。

■ 悪魔として
レメスが神になる以前、彼に「海水以外の水を飲むことができない」という呪いをかけた悪魔。魔王ネビロンという父を持つ。

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307 名前: 言理の妖精語りて曰く、 投稿日: 2006/05/13(土) 14:33:14

Ephrath is emperor of ××××××

308 名前: 言理の妖精語りて曰く、 投稿日: 2006/05/13(土) 14:59:15

むかしむかし、アヴロノ(妖精)どもがアヴロニア島からやってきた。
エフラスに率いられ、西の果てからやってきた。

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118 名前: 言理の妖精語りて曰く、 投稿日: 2006/03/09(木) 20:10:30

ネビロンは雷に打たれて死んだ。

119 名前: 言理の妖精語りて曰く、 投稿日: 2006/03/09(木) 20:52:12

彼は雷をつかもうとしたのだ。

122 名前: 言理の妖精語りて曰く、 投稿日: 2006/03/09(木) 21:58:34

ネビロンは死の瞬間まで自分が掴んでいるものが紀元槍であると信じて疑わなかったと言う。

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蛇蝎王ハジュラフィン

270 名前: 言理の妖精語りて曰く、 投稿日: 2006/05/04(木) 22:47:06

伝承に従うならば【大森林】の妖精どもは、かつて紀元神群との戦いに敗れ零落した神々である。
【大森林】を統べる妖精王ハジュラフィンは紀元神群の魔手から一族を守るために秘術でこの森を作り上げたという。

by 一行記述スレッド 270

300 名前: 言理の妖精語りて曰く、 投稿日: 2006/05/11(木) 22:47:44

ハジュラフィンのまとう鎧は大蛇の革と大蠍の甲でできた見事なものである。

by 一行記述スレッド 300

132 名前: 言理の妖精語りて曰く、 投稿日: 2006/05/13(土) 00:09:04

妖精皇帝エフラスが天に切り離されたアヴロニアに置き去りにされた後、
指導者を失った妖精たちの間では、新たに種族の統治者の位を得ようと諸王が乱立した。
エフラスの配下で大陸を任される将軍の一人であったハジュラフィンは
号を【蛇蝎将】から【蛇蝎王】に変え、繭衣のルウテトは【銀の森】の木で王座を作らせた。
他にも有象無象の者たちが【妖精王】を名乗り、それぞれで勢力を形成して
紀元神群に立ち向かったり、逆に抵抗を止め、「共存」することを選んだ者もいる。

by 汎用記述スレッド 132

繭衣のルウテト

303 名前: 言理の妖精語りて曰く、 投稿日: 2006/05/12(金) 01:46:01

繭衣のルウテトは【銀の森】を散策することを好んだ。

by 一行記述スレッド 315-303

蝗の皇ロシンバズイ

315 名前: 言理の妖精語りて曰く、 投稿日: 2006/05/15(月) 12:15:47

蝗の皇(いなごのすべらぎ)ロシンバズイは妖精の諸王の一人。
彼の率いる軍勢は、妖精の中でも最も食欲旺盛なことで知られる。

316 名前: 言理の妖精語りて曰く、 投稿日: 2006/05/15(月) 22:51:15

蝗の皇ロシンバズイは暴食家である部下たちに食べさせるものをまかなうため、神跡が一【花園】を
手に入れることを望んでいる。そのため彼は【花園】の育て手たるセルラ・テリスと対立している。

by 一行記述スレッド 315-316

135 名前: 言理の妖精語りて曰く、 投稿日: 2006/05/15(月) 22:05:27

【貪蝗相】(読み:どんこうそう)
蝗の皇ロシンバズイの体から分泌されているとされる物質あるいは魔力の影響で
相変異(とりわけ群生相)にも似た心身の変異が起こったアヴロノのこと。
羽が普通の個体よりも大きくフォルムが鋭い印象があり、引き締まった体つきをしている。
痩せて体が細いように見えるが、筋肉の強度や膂力は一般的な個体を遥かに超えている。
その代わり、普通とは比べ物にならない程の栄養を摂取し続けなければならない。
このため、貪蝗相のアヴロノは異常なまでに食欲旺盛で一般のアヴロノの四倍の兵糧
を消費するという。貪蝗相化したアヴロノ自身の精神も変化しており、必要とあらば、
飢えを満たすために同族や人間を喰らうことさえ厭わない、とも。

by 汎用記述スレッド 135

孔雀色のブリシュール

305 名前: 言理の妖精語りて曰く、 投稿日: 2006/05/13(土) 12:34:32

【孔雀色のブリシュール】率いる妖精族の部隊は球神ドルネスタンルフに轢き殺された。

by 一行記述スレッド 315-305


フェーリム

282 名前: 言理の妖精語りて曰く、 投稿日: 2006/05/08(月) 17:52:42

フェーリム(天使)は神に付き従う妖精の一種。光と炎と雷と暴風で武装した戦士達である。

283 名前: 言理の妖精語りて曰く、 投稿日: 2006/05/08(月) 20:53:41

フェーリム(天使)の魂は火葬の煙から、その魂がまとう身体は遺灰から創造される。

284 名前: 言理の妖精語りて曰く、 投稿日: 2006/05/08(月) 21:06:25

いや、単に「フェーリム(天使)の魂は火葬の煙で、からだは遺灰でできている。」と言うべきか?

285 名前: 言理の妖精語りて曰く、 投稿日: 2006/05/08(月) 21:43:46

フェーリム(天使)は「創造された」のか?「生まれた」のか?「発生した」のか?
ただ一つ明らかなことはフェーリムが煙と灰でできていることだけ。

by 一行記述スレッド 282-285

294 名前: 言理の妖精語りて曰く、 投稿日: 2006/05/10(水) 14:38:37

フェーリム(天使)は神々と妖精の中間に位置する存在。ただし「神としては生きておらず、妖精としては死んでいる」とされる。

by 一行記述スレッド 294

諸伝承におけるフェーリムの起源

134 名前: 言理の妖精語りて曰く、 投稿日: 2006/05/15(月) 18:46:57

【各伝承におけるフェーリムの起源の例】
■ウェウーレベルンによると
フェーリム(天使)は、神話時代の戦いにおいて
同胞を裏切り紀元神群の側につくことを選んだアヴロノ(妖精)である。
伝説で言われる火葬の煙と遺灰は神々に対する服従の証を立てる儀式で使われる。
それは儀式のその場で同胞たるアヴロノの死体を焼いてつくられる。
■義国の建国神話によると
人類最初の夫婦ノウとエモルが子供達を残して先立った時、神々は夫婦の遺体を
火葬し、そこから出た煙と灰から子供達の守護者を創造した。それが天使とも呼ばれる
フェーリムである。フェーリムは子供たちを守るだけでなく教育を施す役目も持っていた。

by 汎用記述スレッド 134

知られているフェーリム

天使長フレナフェレ

129 名前: 言理の妖精語りて曰く、 投稿日: 2006/05/11(木) 16:18:12

【天使長フレナフェレ】
紀元神群の兵士である妖精・フェ―リム(天使)を統率する「天使長」。
褐色の肌に碧色の目を持ち、彫りの深い秀麗な顔立ちをしている。
頭髪と羽は目をみはるような黄金色。フェ―リムの長だけあって戦士としてのレベルも極めて高い。
輝くような外見と武勇とは対照的に口数は少なく、ただ黙々と神々に従う。

by 汎用記述スレッド 129

天使アーヴァスキュエル

27 名前:アーヴァスキュアレ 投稿日: 2006/07/03(月) 23:44:05

見た目は一振りの聖剣。
その正体は天使アーヴァスキュエル。
天使の歌声には特有の振動があり、それが刃に乗ることによって
竜の鱗もやすやすと貫く。

by 武具・道具・祭具 127


エル・ア・フィリス

言理の妖精。

 所詮、すべてはいつか消えゆく絵空事なのだ。人も、獣も、草も木も、なにもかもそれぞれの物語を生きている。互いの物語はときには交差し、ときには激しく干渉しあう。だが、決して同化することは有り得ない。

 たとえ、同じ時間軸を進んだとしても。

 たとえ、同じ事象面にあったとしても。

 それらは決して「同じ」にはなれないのだ。

 どんなに熱く身体を重ね、どんなに深く心を繋ごうとも、同衾する相手と同じ夢を見られぬように。

 しかし、それはあった。

 本来なら同化できぬ夢と夢、物語と物語……。固有の個を集合としての一つとするのではなく、あらたな固有の個として結びつけてしまう力。それを有する存在、言霊の狭間を渡る妖精。

 物語達は空間に解き放たれた書物のようなものだ。

 空間自体が書架であり、それらは解放されながらも列を成してそれぞれの時間軸・事象面ごとに並んでいるという。

 だが、それを知る術はない。

 あるとすれば、あの妖精に触れることだ。

 闇の中の光。

 語るための語り部(ストーリア)。

 言理の妖精。

 ───エル・ア・フィリス

by ゆらぎの神話ポータル

クランテルトハランス

人に取り憑き、自分に恋人がいるかのように錯覚させる妖精。

俗称脳内彼女?、脳内彼氏?。

クランテルトハランスに取り憑かれた人間は、自分の妄想する恋人について多弁となる。そのため大抵はすぐ周囲の人間に気付かれ妄想を指摘されるが、本人は決してこれを認めようとしない。また妄想の人格が強い整合性と個性を持つことも稀にあり、この場合は周囲もそれが妄想であることに気付きにくい。

この症状の治療法は主に二つが知られる。現実の恋人を得て妄想を払拭する方法(マキスティーン法)と、年の近い同性の親友と土手や夕日をバックにどつき合って友情を確認する方法(カルトス・クランディエル法)である。特に後者の方法は、クランテルトハランスだけでなく様々な霊的精神疾患の治療に対して有効である。

また強く願えばクランテルトハランスが妄想人格の姿となって顕在化し本当の恋人になるという俗説もある。

by ゆらぎの神話 ポータル

クランテルトエルス

 指定一級存在禁止精霊。分類:半人造。

 クランテルトハランスを宿した人間を薬物と催眠術によって仮脳死状態におき、不活性化したクランテルトハランスを外部より強制的に召喚し魔法瓶の中に封印、しかる後に瓶の中で呪的手術を施し、人間に性的快楽の妄想を与えるように精神拘束を加えたもの。超強力な媚薬/麻薬であり、これを投与された人間は男女問わず完全に忘我状態となり10マイクロ秒毎にエクスタシーに至る。その効果は約三秒間続き、その後は霊的に揮発し消滅する。中毒性は極めて高く、一匹の服用だけで服用者の精神に重大なダメージを与え、六匹前後で完全な人格荒廃に至る。

 現在、西方諸国の高位貴族・聖職者を中心に被害が確認されており、早急な対策が待たれる。

(公文書第F分類107532419より)

by The Tangram of the Myth 2006/5/01

ペレケテンヌルに仕える工学の妖精

85 名前: 言理の妖精語りて曰く、 投稿日: 2006/04/04(火) 17:10:20

「クレンデルヒによる試作機」の別名
(いずれも工学を司る妖精の名からとられている。)
零号:なし
一号:アーウィソーラ
二号:カウァエール
三号:ミシェムドガ
四号:アバト
五号:オルクパレル
六号:パルガレデ
七号:クレーグレン
※試作機の名の由来となったこれらの妖精たちが
科学を司る金属神ペレケテンヌルに仕える存在であることから
後代に、この神と零号機とを同一視する解釈が生まれる。

by 汎用記述スレッド 85