記述の集積 / 草の民に関する記述


hatena:草の民

概要

南方の遊牧民。少数の部族が争い合う群雄割拠の時代が長く続く。ハルバンデフによって一度統一されたが、アルプテギン?の死後に再び分裂した。

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主な居住地域

hatena:キャカラーン共和国

歴史

草の民の起源

60 名前: 言理の妖精語りて曰く、 投稿日: 2006/07/06(木) 00:25:35

小規模な神群である【マロネー神群】の主神、アルタ=ラスミは松明を燃やした。照らされた明かりの下に、人間が集った。
その地は【風の吹く丘】と呼ばれ、聖地とされていた。
人間達は文明を築き、都市を作り、国を治めたが、驕った彼らは神に反逆した。
マロネー神群の神々の大半は死に、人間達は国を滅ぼされ、追放された。
【風の吹く丘】は主神アルタ=ラスミに呪われ、呪いの地となった。
放逐された人間達は遊牧民となった。彼らは何時の日か呪いの浄化された【風の吹く丘】に戻る時を待ち望みながら放浪しつづけている。
それが、現在の【草の民】なのである。

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キャカール大草原への移動と原住民との混血

61 名前: 言理の妖精語りて曰く、 投稿日: 2006/07/06(木) 12:07:16

【草の民】はキャカールの広大な草原を移動するうちに、あちこちで他民族の手によるものと思しき
遺跡を見つけた。ある部族はそこに定住することを選び、死んだ遺跡を生きた集落・都市へと修繕して住んだ。

62 名前: 言理の妖精語りて曰く、 投稿日: 2006/07/06(木) 12:27:33

キャカール(現在のキャカラーン共和国)に点在する遺跡を築いたとされるのが
【原キャカール人】である。彼らの子孫はキャカールの大草原に住み、
後からやってきた【草の民】と混血し、文化の多くも草の民に受け継がれた。

by 歴史 61-62


ハルバンデフによる諸部族統一

文化

モフティ

草の民の風習で、死者に与えられる名前。生前の名前は死者とともに埋葬され、死因を元に新たな名がつけられる。このことは草の民の独特の死生観の表れであると見られている。

また、別な伝承ではモフティとは【不明】の意であり、死因不明の死者に与えられる名だとも言う。これら死者は名前を失った亡霊として地上をさまよい、生者を見つけて名前を奪うとされる。

草の民は文字を持たなかったため、多くの文化が謎となっている。

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草の民の人名

11 名前: 言理の妖精語りて曰く、 投稿日: 2006/06/20(火) 19:46:24

【-ファザ-】
「所属する」という意味の言葉で草の民の家名と部族名の間にはこれが入る。
【-バン-】
「〜の息子」を意味する言葉で個人名と家名の間にはこれが入る。
(家名は先祖とされる人物の名や土地名を由来とすることが多い)
女性の場合は【バノ】(「〜の娘」の意)を使う。

用例
カーズガン・バン・シルアシュ・ファザ・オルマズ(オルマズ族のシルアシュ家のカーズガン)

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慣用句・諺

24 名前:言理の妖精語りて曰く、 投稿日: 2006/06/26(月) 14:51:23

【根無し草】
主にベータリ地方の定住生活を営む草の民のあいだで使われる語。
とくにハイダル地方の遊牧生活を続ける部族のことをいう。
これは揶揄の言葉であるので、遊牧する草の民の前で不用意に口に出すべきではない。

by 文化・風俗 24


草の民の部族

草の民出身の人物

カーズガン

hatena:カーズガン

ハルバンデフ

hatena:ハルバンデフ