記述の集積 / 精霊賜教に関する記述


hatena:精霊賜教

開祖アラザーンとその教え

9 名前:言理の妖精語りて曰く、 投稿日: 2006/06/29(木) 17:17:45

新史暦57年、鈴国の豪商ハルシム家に長男アラザーンが生まれる。彼はは順当に跡を継ぎ、ハルシム家当主となった。
しかし74年、事業に失敗し一家は没落。彼もまた行方不明となる。
各地を放浪した彼は、あるとき精霊に出会ったと主張し、【精霊賜教】の開祖アラザーンを名乗る。
精霊信仰の一つである【精霊賜教】は、身分制、階層制が定められている点に特徴がある。
「徳」という概念を定め、その量が多いものほど精霊の加護が得られるとするのである。
神徳、聖徳、霊徳、清徳、徳、未徳という六階級に分けられ、特に未徳とされたものは奴隷に等しい扱いを受け、他の信者から私刑を受けることすらあるらしい。

アラザーンは92年に【死神】と呼ばれる者に殺害されたが、【精霊賜教】を国教としている国は多く建てられた。

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五大弟子

10 名前:言理の妖精語りて曰く、 投稿日: 2006/06/29(木) 18:11:37

精霊賜教がある国で国教に認定とされるほど世間に浸透したことに関しては、
モエイド、ムーラパ、サルングン、ナヴェイス、カプラヌスの
【五大弟子】の功績によるところが大きい。

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12 名前:言理の妖精語りて曰く、 投稿日: 2006/06/29(木) 21:01:59

           生没年
モエイド     60〜112
ムーラパ     50?〜96
サルングン    63〜120
ナヴェイス    59〜102
カプラヌス    60〜112

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モエイド

11 名前:言理の妖精語りて曰く、 投稿日: 2006/06/29(木) 20:40:59

【モエイド】
アラザーンの従兄弟にして最初期に入信した側近。入信前は古今東西の書物
を好む道楽息子だった。アラザーンの死後すぐに、アラザーンの言葉を最も近くで
なおかつ最も多く聞いた者として、精霊賜教経典編纂の必要性を説き、編纂作業の中心となった。

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ムーラパ

8 名前:言理の妖精語りて曰く、 投稿日: 2006/07/04(火) 22:23:53

【ムーラパ】(生没年50?〜96)
【精霊賜教】の開祖アラザーンの五大弟子の一人。
【ガセラ族】の元シャーマン。疫病で部族が全滅した後、ある都市に流れ着き、
まじないや占いで生計を立てていたが、放浪中のアラザーンに出会い入信する。
入信後はその呪術の技を使い、開祖を呪いから守った。
アラザーンの死後は経典編纂者モエイドにシャーマンの技を伝授し、
死の直前にその秘儀を伝え終えた。精霊賜教経典には彼が残そうとした
ガセラ族の世界観と霊性が受け継がれているという。

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サルングン

10 名前:言理の妖精語りて曰く、 投稿日: 2006/07/04(火) 23:18:18

【サルングン】(生没年63〜120)
五大弟子で最も長命だった彼は、教団の最下層の【未徳】信者を奴隷として
貸し出す「事業」をはじめ、教団に利益をもたらしたことで有名である。
この事で非難されることが多いサルングンだが、この「事業」の背後には、
【未徳】信者を、彼らを虐待する「高徳」階級の信者から
引き離す目的もあったという説もある。

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ナヴェイス

カプラヌス

アラザーンと側近の死後に起こった教義上の問題

13 名前:言理の妖精語りて曰く、 投稿日: 2006/07/04(火) 23:45:42

【精霊賜教】の信者を神徳、聖徳、霊徳、清徳、徳、未徳という六階級に分けていたのは
開祖アラザーンとその側近であった。アラザーンが死に、やがて階級分けに関わった
側近達も死ぬと「誰がどのように信者の徳を判断するべきなのか?」という問題が起こった。

by オカルト・宗教 13