ザッと読んだけで「ここが…だからxxだね」といかにも知った風を装えるようになる、とてもいやらしい企画ですwwwww
良い曲は何もしらなくても分かる、という言葉は置いておいて、9割がた虚飾で固められた講座なのでそこらへんは誤解無きようおながいします。
全ては「聴く人に解りやすい、整っていて印象的な演奏」のために…
何を置いてもまずはここをチェックです。通常は右手でメロディー、左手で伴奏なのですが強すぎる伴奏がメロディーを隠してしまうことがあります。そういうのは好ましくありません。普通左手はあくまで「名脇役」なのです。
訓練していない人は一小節・一フレーズを通して正確なテンポを刻むことが意外と難しいものです。
普段はキッチリテンポを守って、曲想上意図的にリズムを揺らす場合は分かりやすく効果的に、ハッキリと変えられているかどうかに注目しましょう。更に細かい音型が続くフレーズの場合、右手と左手でちゃんと拍の出だしが揃っているか(同時に音が出ているか)チェックしましょう。
フレーズ単位で曲を聞くのは重要です。フレーズの終わりを雑に弾いていないか(次のフレーズに心が移ってしまっている)、繰り返して出てくるフレーズには「繰り返して戻ってきた」と分かるように弾いているか、なおかつ前とは違った表情を付けて繰り返し弾けているか、など色々ポイントが上げられます。
時々右手と左手の間で会話を交わすようにフレーズが行ったり来たりする曲もあります。
今まで述べてきた項目とも関連していますが、ドラマチックで分かりやすく、それでいてくどくなく強弱の変化をつけているかチェックしましょう。フレーズの対比、曲の流れを反映している非常に作りこまれた演奏を聞くとハッとさせられるものがあります。