注:ここでは著者による自己流のスラップ方法を書いています。正式なものを知りたい場合は教本を買いましょう。
スラップというのは弦を指板と一緒に叩いて音を出したり、引っ張ってビシンと叩きつけて音を出したりする奏法のことです。スラップというのはチョッパーと同義です。ちなみに私はギターの場合はスラップ、ベースの場合はチョッパーと言い分けています。
ここでまた豆知識。チョッパーは和製英語で外国では通じません。スラップ奏法は「Slapping」、または「Thumb Techniques」と呼ばれるそうです。尚、クラシックギターでのスラップは「バルトーク・ピッツィカート」*1、少し違いますが弾き飛ばすように弾くことをフラメンコギターでは「ピカード」と言います。
チョッパーベースの例:Mark King - Slap Solo
このようにびしびしと弾くのがスラップ奏法なわけです。
ここで注意するのがエレキベースなどでは弦が太かったりアンプを通しているので親指をぶつけるだけで音が出るのですが、アコースティックギターの生音だとなかなか音が出ないのです。
説明が難しいのでとりあえず弾いてみましょう。
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アコースティックギターではサムピングによるスラップはあまりにも音が出ません。なので指板ではなく普通にサウンドホールの上で叩きます。この場合指は通常のスラップのGJの形ではなく手を脱力して下に下げたまま開いた形になります。
課題はこちら。
言うのは簡単ですが最初のうちは6弦以外も叩いてしまったりといろいろあるかもしれません。そんな時こそ反復練習。ひたすらに弾きまくるのです。
弾いてみると大体こんな感じになります。
引っ張って弾く弾き方をプル、もしくはプリングと言います。(英語では弾くという意味でポッピング)
ギターは弦と弦の幅が狭いのでプリングは少々難しいですが出来ないことはありません。引っ掛けて離すというよりは、入れて引っ掛けながら出すというイメージの方が良いかもしれません。
課題はこちら。
表にアタックミュートを入れて、裏拍でメロディを弾きます。1,2拍目は人差し指で、3,4拍目は親指でのプリングになります。アタックミュートは×のついてる弦以外もしてしまってokです。全部の指の第二関節辺りを使って押し付けてチャッと音が出ればokです。
ミュートはメロディのテンポを微妙にずらしたり、合間に入れると効果的。
基本は左手の四本の指を被せて消音しますが、たまにフレットを押さえながらミュートすることもあります。フレットの上で触れるだけという表現の方が適切かもしれません。
課題は2つです。まずこちら。
3連譜のミュートです。譜上では1弦→4〜6弦→3弦となってますが、ミュートする弦はどれでも良いです。
2つめはこちら。親指と人差し指のコンビネーションみたいなそんな感じです。
イメージとしては摘んで捻るように。がま口財布を開ける感じで。できるまでひたすら弾くべし弾くべし。
書きかけ
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