ラストブレード wiki
ラストブレードの物語の詳細設定です。世界、歴史の項も参考に。
世界の成り立ち †
- 数百万年前、エミュウがこの星系を作った。
- 生み出した人間に千年ごとの「試練」を課す。
- 試練の内容は以下。
- 試練は「1000年の間に力をつけエミュウを倒すこと」
- もしエミュウが負けたら、「星の管理権限」を全て人間に譲渡する
- エミュウは力に溺れず目的を達成する人間の「心の強さ」も試している
- エミュウに負けた場合、1000年経ってまとまりきらなかった場合は「イルヴァルド」で世界を破滅させる
- 「イルヴァルド」とは、1000年ごとに現れる破壊を司る魔神、またはそのときに起こる現象の総称
- 試練を開始した理由はより「完璧な人間」を生み出すため。人間の自律進化を
より高速で発生させる為の一つの方法と考えている。
- ラストブレードもこの時にエミュウによって作られる。
- 100万年程前、当時のラスブレの英雄ルシファーがエミュウに敗北。エミュウに従う。
- これ以後、エミュウは力を持つ人間をスカウトし手駒にすることを始めた。
- エミュウの住む大陸は世界の果てにあった。
- 1000年ごとに戦場になるので人間は住んでいない。
- 大陸の最奥にエミュウの住まう場所「神域」があり、神域は異なる次元に存在していた。
ラストブレードについて †
ラストブレードとは? †
- 「ラストブレード」とは、エミュウが人間に与えた、エミュウに対抗するための力。
- 1000年ごとの試練開始の10年前、その時代の指導者的な人間に与えられ、「試練」の終了と共にエミュウが回収していた。
- ラストブレードは決まった形を持っていない。使う人間によって姿を変える。
- ラストブレードは誰にでも使えるが優れた「資質」がないと真の力は発揮できない。
- この「資質」は人間であれば誰もが多少は持つものである。
ラスブレの力と副作用 †
- ラストブレードの力を大きく分けると2種類がある。
「調和」「解放」などの「正」の力と「混沌」「破壊」「消滅」などの「負」の力である。
- 「正」の力の発動としては下記の能力がある。これらの能力は使用者の心の成長とリンクする。
使用者が他人の心を「解放」することにより神殺し能力が「感染」したり、回復作用なども与えることが出来る。
- 「神殺し能力を仲間に分け与える」
- 「ガルシオンなどの超兵器のエネルギーとなる」
- 「使用者や周囲の者の回復作用を増大する」
- 「負」の力はその名の通り「破壊・消滅能力」のこと。
- 本来ならばラストブレードには「正」「負」の力がバランスよく備わっていたが
ヴァルハラによるラストブレードの分割により、ソルの持つラストブレードは「正」の力のみ
ヴァイドの持つラストブレード零式は「負」の力のみしか備わっていない。
- そのせいで、ヴァイドには成長及び老化が止まるという副作用が発生している。
これは零式の持つ「阻害」の力のせい。時間の流れごと「阻害」されているため
ダメージ自体も受けにくいが回復能力もほとんどなくなっている。
ラストブレードの英雄 †
- ラストブレードを使用する者は「英雄」と呼ばれる。
- 英雄は政治的な争いなどで決まる場合もある。歴代の英雄の中には力を発揮できずに敗れていった者もいた。
- エミュウはラスブレの使用者を「適合者」と呼ぶが、これは「資質を最も持つ者」という意味。
- 政治的な争いで決まった「英雄」はエミュウにとっては「適合者」ではない。
- 人々の中には、エミュウに対抗する戦士達のことを「神に対抗する最後の剣=ラストブレード」と呼ぶものもいる。
- 力を持たない一般人からみれば、ラストブレードは人間が神に挑む「象徴」であるともいえる。
ディオノメの時代と世界の分割 †
ディオノメの時代の文明 †
- 人間の文明は、イルヴァルドによって滅ぼされた文明の遺産を次の代の人間たちが
サルベージし、研究することによって、少しずつではあるが発展していた。
- ディオノメの時代の科学力は尋常じゃない発達を遂げた。ラストブレードから
ある程度自由にエネルギーを取り出すことにも成功した。
- そのエネルギーを動力源とするガルシオンもこの時代に開発された。
- エミュウを討伐しにいく戦士たちが世界中から有志で集まった。
- 彼らは己の命をもいとわず、ラストブレードから抽出したエネルギーを、文様として
刻みつけることで肉体に封じる手術を受け入れた。これにより、超人的な強さや
力を発揮することができたが、老化しなくなったりと色々と不都合もあった。
- 適合者ディオノメも同様の手術を受けた。
エミュウとの決戦と大破壊・世界の分裂 †
- エミュウとの決戦の開始。戦士たちはかつて無いほどに善戦し、ディオノメは仲間の
援護もあって、いち早くエミュウの神殿に侵入し ルシファーとの一騎打ちを繰り広げていた。
- その時、新たな機影が神の大陸に見えた。加勢かと思いきや、その機体は大陸の地平めがけ
黒い球体を落とした。その球体はラストブレードから抽出した破壊と消滅のエネルギーを
最大限に収束した爆弾だった。
- ディオノメたちは爆弾を落とすための「囮」にされていたのだった。
- 爆発の威力は凄まじく、大陸の「神域」以外の部分のほとんどを粉微塵に打ち砕き
それは物理的な破壊に留まらず、大陸を今ある次元からも消滅させた。
- だが、エミュウにとってはさしたる障害もなく、分かれたパズルをはめるかのように
大陸を元の形に戻した。だが次元までは元通りにはしなかった。
- 「エミュウの試練」は基本的に1000年に一度なのだが、こうも技術が発達すると、簡単に
大陸に侵入されてしまい自らの普段の静寂が汚されることになると思ったためだ。
- そのかわり、爆発によって生まれた次元の歪み・エネルギーの重力場はそのままに
残しておくことにした。
- 戦士たちは爆発に巻き込まれ全員死亡したが、体に宿っていたエネルギーに魂が同化し
生も死もない「零体」となる。
- ガルシオンは爆風で吹き飛ばされ、現在の埋没地点へ。
ディオノメの敗北 †
- ディオノメはエミュウの神殿に居たため爆発による傷は受けなかった。
だが、信じていた人々に裏切られた絶望に打ちひしがれながらエミュウとの対面を果たす。
そして、もう自分の戦いは何の意味も持たないことを悟った。
- ルシファーに七大悪魔へのスカウトを受けるが、それでも人間を憎みきれず、人間を
捨てることも出来ず拒絶する。
- エミュウにラストブレードを取り上げられ抵抗する力を奪われたディオノメは「殺せ」と
懇願するが相手にされなかった。ディオノメは諦めず、エミュウに飛び掛るが、ルシファーの
一撃を受け倒れる。
- 遠のく意識の中で、「永遠とも言える時間を苦悩と絶望・後悔と共に過ごすがよい」と
ルシファーに言われる。気が付くとディオノメはミッドガル山脈のふもとで倒れていた。
死ぬことも出来ないディオノメは、絶望で地下深くに引きこもった。
そしてそれから †
- この頃より、エミュウは「ラストブレードは人間には過ぎたオモチャかもしれない」と
人間に対する懐疑を抱きはじめる。
- 神の大陸の跡地は、狭く不毛の陸地とえぐられたかのようなクレーターが広がり、普通では人の
たどり着けない場所になる。「裏切りと取り返しのつかない破壊」の記憶の象徴として
通常の歴史からは抹消され、「ダイアウト」として記憶を受け継ぐのは少数の民だけになる。
- クレーターはFF7の大空洞のように天然の迷宮となり、クレーターの最深部、爆弾の爆心地には
今もエネルギーの重力場が渦巻いている。
ラストブレードの力が接近すれば闇世界への扉が開かれるという。
- 数千年の間、闇世界の人は「消滅する」という希望すら失ったままその日を生活している。
天上都市ヴァルハラとその崩壊 †
ラストブレードの分割 †
- ヴァルハラの時代(イルヴァルドの10年前)、ラストブレードを与えられた人間は
ラストブレードの力を最も発揮出来る方法を考えた。それが「ラストブレードの分割」である。
ラストブレードを分割することにより破壊の力を極限まで引き出し、エミュウに
対抗しようと考えたのである。
- 5年後、資質を最も持ち、英雄になり得る人物が特定された。当時16歳のヴァイドと、
その弟のソルである。ヴァイドはすでにヴァルハラ騎士団で才を発揮し、並ぶ者のないくらいの
剣の使い手だった。が、ラスブレを操るという意味での資質はソルのほうが優れていると
いう結果が出ていた。
- ラストブレードは神の造りし物質であるため、物理的な普通の魔力や科学力では分割を
実行できず、「人間の魂」ならば剣をコントロールできると判明。英雄になり得るソルや
ヴァイドと最も近しく、彼らの魂との調和が図れ、ヴァルハラの巫女で魔法の素養があったリアンが選ばれた。
- 「ヴァルハラの巫女」とは、ヴァルハラの駆動を司る存在。数十人がおり、交代で
ヴァルハラの中枢で魔力を行使することにより、ヴァルハラを宙に浮かせている。
- もちろんこの計画には反対があった。分割した後の副作用のことがわかっていたからだ。
しかし、2本目のラスブレの力を手に入れ、ヴァルハラの実権を握ろうとする者によって
計画は実行された。
- ヴァイドも計画に協力した。通常の剣技などでは優れているのに適合者としては劣る、という
コンプレックスもその一因である。
- 分けられたラストブレードのうち、負の力を持つ「零式」のほうはヴァイドに渡された。
正の力を秘めたほうは「アンファング」と名を変え、ソルの成長を待って
ヴァルハラの神殿内に収められることになった。
- ラストブレードが分割された時に、普段のラスブレの暴走を防ぐために力を抽出した。
正の力は白い宝玉に込められ、負の力は黒い宝玉に込められ、分けられて保存された。
- アンファングも零式も、1000年後の時点では真の力を失っている。
(ヴァイドの場合負の副作用だけが表に出ている感じ)
- カーチーリンはラスブレの力を悪用されないためのカモフラージュとして、その辺の精霊を捕まえてきて
無理くり白の宝玉に埋め込まれて人格を与えられた。だからラスブレの力に関しては何も知らない。
ヴァルハラの崩壊 †
- ソルがお城勤めを始めてから数ヵ月後、ソルはようやくラストブレードの適合者として
一人前になろうとしていた。
- ヴァルハラでテロが起こる。ヴァイドはソルに対するコンプレックスの末、ソル抜きで
エミュウに挑むという方法を選び、ヴァイド派の者達と天上兵器都市アスガルドを使ったのだった。
- 時を同じくしてイルヴァルドによる「試練」が開始される。
- ヴァルハラは大混乱の末崩壊。このときソルを庇いリアンが死亡。持ち出してきたアンファングをソルに託す。
- ソルのラストブレードの力が発動し、ソルとヴァイドは未来に飛ばされる。
- 地上に落ちたヴァルハラはダマスカス海の中心に落ち、そのときの衝撃で海は干上がり
砂漠となる。ヴァルハラはダマスカス砂漠の中心、シャンポリオン遺跡となった。
- 白の宝玉と黒の宝玉はそれぞれミルカラトの山奥と、レベッソの山奥に落ちる。
エヴァリア世界の現在の状況 †
- 現在のラスブレ世界はU.W.O.やアブソリア教の台頭によりきな臭い状態。
- 大きな国はアルコスタ王国、ヘルネイアス帝国、ヴァガルゲン王国の3つで、国並みの力を持つ自治都市としてヴァルグラードがある。
- ヴァルグラードを支配しているのはUWOとアブソリア教。
- ヴァルグラードは魔法都市エレメンティアとアングルガ、デルマインを実質的な支配下に治めている。
- マサーラにはUWOの暴政に対抗する組織「マサーラパルチザン」がある。
- デルマインの自警団はU.W.O.ともパルチザンとも反目している。
U.W.O.の成り立ちと理念 †
- 正式な社名は「Under World 0’uction」。正しく綴れば
「Auction」なのだが、初代の社長が「No.1を超えた0(ゼロ=究極)を目指す」という意味で名づけた。
- 元々はヴァルグラードの中小企業だったが、先代の社長の代くらいから急成長。
- 10年前にルードヴィッヒが社長の座に就いてからは黒い噂が絶えない。
- ティッシュから魔科学による機械まで、様々な分野でシェアを握る大企業。
- 表向きには帝政や王制に反対し、「不平等や貧富の差のない社会の実現」を謳い、理想に燃える若者を引き入れている。
- しかしルードヴィッヒの真の目的は自分自身による絶対的支配。
- 実行部隊を持ち、反対勢力には容赦しない。
- アブソリア教との繋がりもあり、裏では人体実験のようなこともやっている。
- リアンがクローンされたのは物語開始の17年前。
アブソリア教について †
- 10年程前からヴァルグラードで興った宗教。
- 教皇はノアニヌス。
- 現在はヴァルグラードで最も盛んな宗教で、ヘルネイやエレメンティアにも多くの信者がいる。
- 教義はシンプルで、「絶対神アブソリアを崇め奉る」「秘薬を使用し肉体を変化させることで俗世界を超越し神と同化し至福の国に行ける」というもの。
- しかし、裏でUWOと繋がっており、レゲルツィによる新薬の実験台などにされることも。
- カノンの村を滅ぼした事件(表向きの首謀者はUWOということになっている)にも関わっている。
- ノアニヌスは本格的な宗教家では無く、実際は宗教的にTOPに立つことで手に入る名誉や金、権力を欲しがる俗人。
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